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インフルエンザの予防接種をしてもかかる理由

2016年2月8日 公開

インフルエンザの流行シーズンになりました。中には予防接種をしたにも関わらず感染したという人も。そもそも予防接種とはどのようなものなのでしょう。

 調布市医師会の貫井清孝先生(ぬきいこどもクリニック院長)に取材しました。

 

「現在のインフルエンザの予防接種は罹患(インフルエンザにかかる)する事を予防するものではありません。正確には『打ってもかかる』ものなのです。ただ、予防接種をすれば感染しても症状が軽くなる場合もあるため、一般的なインフルエンザの症状が揃わず『インフルエンザではない』と勘違いする人も多いのです」

 

多少熱っぽくだるくても「予防接種を受けているのだからインフルエンザのはずはない」と思いこみ、満員電車に乗って会社に行ってしまったら結果として周りにウィルスを巻き散らすことに。感染を拡大することにもなりますので、流行期には十分な注意と配慮が必要です。

 

「今年は37.5℃の発熱が1日で解熱して、念のために調べたらインフルエンザ陽性だったという患者さんも少なくありません。予防接種の効果の限界を知り誰もが自分が感染源になる可能性があると自覚して、手洗い、マスクの着用をお願いします」(貫井先生)

 

手洗い、マスク着用は自分のためだけでなく、周りの人のためでもあるのです。受験シーズン真っただ中である2月。お互い「気遣いエチケット」で感染予防をしましょう。

 

※調布市内の学校ではインフルエンザによる学級閉鎖が出始めています。詳しい状況は調布市ホームページをご覧ください。

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