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コサイトウが行く!

第15回
「家族もまわりも納得」それでいい! 吉牟田希里子さん

2016年7月29日 公開

コサイトウです。

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今回は、仙川在住で小学1年生と3歳の男子のママ、吉牟田希里子さんにお話を伺いました。

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 現在、航空会社の客室乗務員として働きながら子育てをしている吉牟田さん。ときには4日間連続で家を不在にすることもあり、出勤は朝早くて帰宅は深夜になることもあるそう。いや~、想像通りハードなお仕事ですね。不在中はご主人や地域の友人、ベビーシッターさんに子どもたちの生活をサポートしてもらっていらっしゃるそうですが…。

 

どんな日々を過ごしているのか、さっそく聞いていきましょう。

 

「ママが家にいない」ということ

 

吉牟田さんの不在中は、パパ1人でお子さんたちのお世話をしています。
育休を経て職場復帰するときも、「子育てで大変なのは一時でしょ?」と快く送り出してくれたなんて、理解のあるご主人に出会えてラッキーですね!

 

「いやいやコサイトウさん、そんな簡単なことじゃないの。主人が納得してサポートしてくれるよう努力をしていますし、夫婦だけでは成り立たないのが現実。息子たちやこの街で出会った、地域の友人たちの理解やサポートなくして、今の私の生活はありえません」

 

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あっ、軽々しくラッキーなんて言ってごめんなさい…!ここに至るまではいろいろあったのですね。

 

会社員のご主人とも、お互いに納得して家事育児を共有するため、話し合いの場を多く持っているそう。

 

料理が苦手なご主人のために朝食のおかずを作り置いたり、ベビーシッターさんの力を借りるのは、ご主人の負担を少しでも軽くするため。協力的なご主人に甘えることなく、常に気遣いや思いやりを欠かしません。

 

息子くんたちにも、「ママがいつも一緒にいるわけではないから、自分で考えて行動するように」と言い聞かせているそうですよ。

 

また、周りにサポートしてもらうだけでなく、「自分が誰かの力になれそうな時は役に立ちたい」と吉牟田さん。
ご自身の休日とタイミングが合えば、同じく共働きでママの帰りが遅い近所の子を預かって、宿題を見てあげたり夕飯を食べながらママの帰りを待つことも。

 

「目の前にいる自分以外の人=パートナー」と捉えて、お互いに気持ちを伝えあい、困りごとはパートナーと一緒に解決していくことを大事にしています。

 

「理想の食卓」を失うのは本当に怖い?

 

働きながらの子育てで、一番の心配事が子どもたちの食事のこと。

 

吉牟田さんが不在中の夕飯は、長男くんは民間学童や友人が経営する飲食店で、次男くんは保育園で食べています。

 

食事について考える時、いつも思い出すのは自分が幼かった頃の記憶。ご自身のお母様が経営されている喫茶店で夕飯を食べるのが日課でした。

 

 

「今思えば、どんなに忙しくても、母親が作った夕飯を食べない日はほとんどなかったんですよね」

 

 

ところが、仕事復帰して物理的に子どものそばにいられない状況となり、「毎日子どもと一緒に、母親の手づくりご飯を食べる」という理想を変えざるを得ない状況に。

 

始めのうちは子どもの食事は自分で…と、不在中の夕飯を作り置いていたけれど気力体力が続かずヘトヘト。そんな時、親だけで完結しなくても、子どもの話を聞いてくれる誰かがそばにいて、栄養バランスを考えた食事を食べられる環境の方が、子どもにとってはいいのでは?と思い直すきっかけがありました。

 

 

「保育士さんから送られてくる夕食時の写真に、楽しそうに食事をする子どもたちの様子が映っていました。できないことは、プロの力を借りた方がみんな幸せなんじゃないかって」

 

 

現在長男くんがお世話になっている飲食店のオーナーは、子どもたちを小さい頃からよく知っている友人。その友人に長男くんの夕飯について悩んでいると打ち明けたことで、サポートしてもらえるようになりました。夕食を用意してくれるだけでなく、宿題を見てくれたり学校での出来事を聞いてくれているそう。

 

 

「迷うこともあったけれど、やっぱり子どもは地域で育つものだし、私も地域のたくさんの人に育ててもらった。その方が絶対に幸せだという確信がありますから」

 

 

吉牟田さん自身も、お客さんとの会話中は決して自分の話を聞いてくれなかったお母様に代わって、他のお客さんが聞いて受け止めてくれたのが嬉しかったのですって。

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それにしても、頼り上手だね、と言われませんか?

 

「最初は言えずにいたのですが、困っていると言わざるを得ない状況が私を変えたんですよね。バカ正直に、人は絶対に分かり合えると信じています。お互いの状況を共有して違いを知って、納得して進んでいく。もちろん、自分の力ではどうしようもない不条理もあるけれど、自分の働きかけや捉え方次第で状況が変わることも実感しています」

 

 

子どもと向き合う時間

 

「家にいるときは、きちんと向き合う時間を確保しています」

 

幼い頃、仕事が忙しい中でもピンポイントでしっかり向き合ってくれた母。自分が母となった今、家にいるときは子どもたちと向き合う時間を「一緒にごはん」や「読み聞かせ」という形で作っています。

 

IMG_8282▶年齢に合った本を定期的に送ってくれるサービスを利用しているそう

 

 

小学校入学前に長男くんと2人きりでシンガポールへ旅行に行ったのも、「あなたを大事に思っているよ」というメッセージを伝えたかったから。

 

 

シンガポール旅-オラウータンと▶シンガポールの動物園での一枚

 

「帰国後にくれた手紙に、旅の事が書かれていて、『あぁ、私との旅行がしっかりと心に残ったんだな』とうれしくなりました」

 

 

シンガポール旅-手紙 ▶「ママへ いつもひとりでおしごといくよね でもこのまえいっしょにいったよね」

 

 

まだ小さくてお留守番の次男くんとも、数年後には2人だけの「サシ旅行」に行くつもりなんだって。

 

今の心配事は、小学校という新しいステージで頑張っている長男くんが、自分の気持ちを押し込めて我慢していないかということ。

 

「上の子だってまだ6歳。泣きたい時に泣いて、わがままを言ってほしい年齢なのに、我慢しすぎていないかな…?そんな心配もあって、ひざに抱っこして読み聞かせしながら、さりげなく彼の心の状態を探っているんです」

 

心配は尽きないけれど、子どもたちとの時間が限られているからこそ、濃密に過ごしているのですね。

 

取材を終えて

 

吉牟田さんならではの親子の形があって、みんながハッピーでいられる状況をみんなで作り上げていました。
子育てって、自分の育ちを総復習する期間でもあるんですよね。かつて親からしてもらったことを、自分の子どもを通して見せてもらって、再現してみたり、やらないようにしたり。つい忙しさで流されてしまっていたけれど、私も日々しっかり娘や夫と向き合っていきたいな。

 

執筆者 コサイトウ

コサイトウ

「コサイト」の中に住む、サイのコサイトウです。3歳の娘とパパの3人で暮らしています。 緑が豊かで、人もあったかい調布が大好き!もうちょっと娘が大きくなったら「自分時間」も大事にしていきたいなぁ。

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