もうすぐ6月。これから梅雨、そして梅雨が明ければ夏。雨が降っても、晴れても、外遊びが大変になってくる季節ですね。強い日差しも、そして少々の雨なら気にせず遊べる公園なんて…あるんです！その名も「調布市子ども交通教室」、通称「交通公園」。いったいどんなところなのでしょう？編集部員ナベも未体験の公園に、4歳の娘と行ってきました！

安全に自転車の練習＆レンタルあり！

今回ご紹介するのは、武蔵境通りの「御塔坂」交差点近く、中央高速の高架下にある「調布市子ども交通教室」（以下、交通公園）。定期的に子ども向けの交通安全教室も開かれていますが、日頃は開園時間内なら誰でも自由に利用できる公園です。

 ▲れんが風壁の向こう側にあるグレーの建物が事務所です

公園では、幼稚園帰りと思われる子が、私たちの横を自転車ですーいすい！それを見るなり「私も乗るー！」と言いだした娘（笑）。まずは事務所に向かいます。

「自転車を借りてもいいですか？」

「もちろん、どうぞ！」

 ▲2歳くらいの子どもから借りられる自転車がいっぱい！ヘルメットも借りられます。

「自転車にまたがって、ちゃんと両足がつく自転車を選んでくださいね」とお話しいただいたとおり、何台か乗り両足がつくかをチェック。その結果、水色の補助輪付きの自転車に決定！

  ▲まるで本物の道路みたい！なんと踏切もあります。

自転車の練習場所って、困ることが多いですよね。公園だと、他の子どもたちにぶつかりそうで心配ですが、ここは子どもが自転車に乗るための専用の場所ですから、安心して練習できそうです。

カーブするルートもあって、ハンドルさばきに四苦八苦する娘。左側通行の大切さを教えてもらえるのも、この場所ならでは。娘はまだ自転車の運転がおぼつかないので、私が娘の後ろに付きっきりでしたが、運転に慣れてくれば、公園に所どころ設置してあるベンチに座って娘の練習を見守ることもできるのではないかと期待（笑）。

コースに慣れてくると、私が声をかけなくても、娘は踏切、カーブ、ゆるやかな坂道…と好きな行き順で何周も自転車を走らせました。のびのび自転車を漕げて、とても楽しそう！

実は、遊んでいる最中に小雨が降ってきたのですが、そこはさすが高架下。濡れることなく、思いっきり自転車の練習ができました。

ひとしきり練習をしたところで自転車を返却し、事務所に返却の報告を。自分の自転車を交通公園に持ち込んで練習してもよいとのことですが、その場合も事務所に一声かけてから練習してほしいとのことでした。

さて、まだまだ遊び足りない娘。でも、空は一面曇り空で今にもまた降りだしそう…。このまま遊びに付き合っていては夕飯の買い物ができないかもしれません。「もっと遊びたいー！」と言う娘に何とか納得してもらって、交通公園からほど近い「深大にぎわいの里　調布卸売センター」へ自転車で移動しました。

調布卸売センターの中にあるお店をいくつか回って、調布市産の野菜、味付きの肉や魚の切り身を無事に購入することができ、一安心しました。

雨や日差しが気にならない公園は他にも！

これでもう夕飯の心配はいらないし、雨が降り出す前にもうひと遊びしてもいいかも…と思った矢先、調布卸売センターから野川を挟んで向かいにある公園を娘が発見。

交通公園と同じく、こちらも中央高速の高架下にある「南深大寺児童公園」。日陰なので、空気が少しひんやりしています。私は高架下というとちょっぴり閉塞感があるのかな、なんて思っていましたが、実際に来てみると近くに野川が流れていて緑も多く、意外と開放感があって過ごしやすいことがわかりました。

この公園にはよちよち歩きの子から小学生まで楽しめそうなアスレチックがいくつかあって、娘も意気揚々！ピクニックシートを敷いて、お弁当を食べている親子もいましたよ。また小雨が降り出したので、しばらくはこの公園で遊んでもらうことにしました。

砂場では「雨が降っても砂場で遊べる」を初体験。公園で出会ったお友だちと、ひたすら「チョコレートパンケーキ（？）」を作り続ける娘…。

娘は公園で仲良くなったお友だちと、思いきり駆け回り、私はそのお友だちのママ（もちろん初対面ですよ）と、調布の子育て情報交換やおしゃべりをしてリフレッシュ！

雨だと子どもがどうしても家に閉じこもりがちになって、親も子どもストレスがたまり気味。そんな時こそ「雨が気にならない室外遊び場」を利用すれば、親も子も楽しく過ごせることを今回の取材を通じて実感しました。

帰り道、まだ雨は降っていましたが、既に夕飯の買い物も済ませてあるので、レインコートを被ってまっすぐ自宅に戻るだけです。

地元の食材を使って、簡単楽ちん夕ご飯

先程、調布卸売センターで購入してきた夕飯の材料がこちら。調布市で採れたキュウリ、スナップエンドウ、ラディッシュでサラダを作って、小松菜は味噌汁に、肉と魚は焼くだけ。炊飯器が白米を炊いてくれて、夕飯の準備はおしまい！

楽ちん夕飯を頬張りながら、「今度は補助輪を外してみる？」と娘に聞くと「まだ怖い～」。梅雨が明けて、本格的な夏が到来しても、高架下にある交通公園は常に日陰。夏も娘と通って、秋には補助輪なしで自転車に乗れるようになるといいなあ、なんて思いました。

【所要時間】

交通公園は、調布駅北口からバスに10分程度乗って、「御塔坂下（おとうざかした）」バス停で降り、そこから大人の足で徒歩2分。

交通公園は朝9時（11月から1月の間は9時30分）から開いているので、午前中の早い時間に出かけました。お昼前に、調布卸売センターへ移動し買い物。その後、お昼過ぎまで南深大寺児童公園で遊びました。調布卸売センターではランチができるお店もあるので、月齢にもよりますが、一日遊ぶこともできると思います。

※交通公園は月曜日定休日、また、開園日でも12時～13時の間は利用できません。ペダルなし自転車などブレーキが前後についていないものは持ち込めないので、注意してください。小学生も利用できます！

コサイト 編集部員 ナベ

調布生まれ調布育ち、幼小中高校全て調布市内の学校を出た調布っ子で、4歳女児のハハ。娘を寝かしつけるとき、未だに一緒に寝落ちするのが悩みです…どうすれば寝落ちしないんでしょうか！？