【この施設は2022年春に閉鎖されました】

調布市調布ケ丘にある「かんがるーの家（おうち）」は、認定NPO法人ファミリーハウスが運営する、重い病気の子どもとその家族のための滞在施設です。たとえば小児がんや慢性心疾患などの小児慢性特定心疾患を持つ子どもたちは、先端医療が受けられる病院に長期入院する場合、自宅が遠方にあれば家族の負担は大きくなります。「かんがるーの家」は、そんなご家族が心と身体を休めることができるよう配慮された「国内初」の施設として、1993年3月6日に設立されました。ファミリーハウスは現在では都内に10施設ほどに増えています。また、運営法人では子どもが病気になって直面するさまざまな困難についての相談も受けています。

調布ケ丘にある「かんがるーの家」は、明るく広々とした清潔なリビングダイニング・キッチンや、プライバシーが守られた個室があり、その日から生活できる設備が整っています。リビングルームでは利用者同士の交流もあり、自然発生的に生まれた「ノート」には、利用者が綴る心の内、かんがるーの家への感謝の気持ちなどが記され、利用者に読みつがれています。