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待てない母 娘の言葉にドキッ

2023年2月1日 公開

冬は苦手だけれど、霜柱を踏むのは好きな編集部員のhitachiです。

鬼太郎ひろばの霜柱がおすすめなので、朝のお散歩がてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 

 

ところで…わが家の娘はとてもマイペースな小学一年生です。幸いなことに毎日楽しそうに学校に通っていますが、朝は大変。

とにかくぼーっとしている時間が長いのですが、そうではない日も、なぜか朝から友達に手紙を書いてみたり、工作を始めてみたり…。毎朝起きてから家のドアを出るまで、私が「早くしろ~早くしろ~」と念仏のように唱える始末です。

お昼を過ぎ、下校の時刻。小学校から自宅までは子供の足でも10分はかからない程度です。さあ、もうすぐ帰ってくるぞ、と待っているのですが…10分過ぎ、20分過ぎ、30分経っても帰ってきません。聞けば、やれ花の種を摘んでいただの、グリコをしながら帰ってきただの、道草ばかりの毎日。習い事などの予定がある日など、私は玄関の前で仁王立ちです。

▲朝食の前にお手紙。今日渡したいなら昨日のうちに書いて~!

 

そんなある日「今日学校で、友達と何本歯が抜けたかって話になったんだ」と娘。どうやら自分以外のほとんどの子は歯が抜けているとのことですが…。娘はまだ一本も抜けていません。「もしかしてうちの子だけ?」急に娘の歯のことが気になって焦ってきました。

 

元来せっかちで、何事も気になると居ても立ってもいられなくなる性格の私は、このときも一人で右往左往。スマホで「乳歯 抜けない」と頻繁に検索してみたり、図書館に行って関連する書籍を借りてみたり、足が遠のいていた歯科医に通ってみたり…。毎日娘の歯をチェックしては、そのことばかりを考えるようになり、不安は募っていきました。

 

私があまりにもしつこく歯のことばかり聞いていたせいか、ある時娘が言いました。

「お母さん大丈夫だよ、いつか抜けるよ」

その一言にハッと気付かされました。娘は焦っていないし、そもそも成長のスピードは人それぞれ。「焦らず時機が来るのを待ってみよう」と、ようやく私も自分の気持ちを落ち着けることができました。

 

娘の歯がグラグラし始めたのは、七五三を終え、7歳の誕生日を迎えたころ。やったー!やっとそのときがきた!しかしグラグラし始めた歯はなかなか抜けません。風が冷たくなり、季節が秋から冬へと変わっても、グラグラの揺れ幅が大きくなるだけ。後ろからは新しい歯がぐんぐん伸びてきて…。

私は自分が子どものころ、少しでもグラグラしたら、無理やり抜いてしまうタイプでした(笑)。でも娘はもう歯が90度くらいに折れ曲がるようになっても抜こうとはしません。自然にポロリと抜け落ちるのを「待つ」とのこと。うーん、よく待てるなあ…。ものすごく気になるけど、ここは娘に任せるしかありません。

▲七五三は深大寺にて。小京都のようで着物がよく映えました。

 

グラグラし始めてから実に2カ月。大晦日の日に、ついに娘の歯が抜けました!ああ、待ち焦がれたその瞬間。のんびり抜けるのを待っていた娘も、とても嬉しそう!抜けた歯は娘の希望で「乳歯ケース」に入れて大事にとっておくことになりました。

 

せっかちな私にとって「焦らずに待つ」のはなかなか難しいこと。でも、今回の顛末で「待つことで得られる喜びはひとしお」だということも実感。もう少し「待てる」ようになれたらいいな。

これからは「まぁいっか~」を合言葉に、いつもより気長にかまえていきたいな~と思っています。

▲初日の出は旅先の海で。2023年もがんばりましょ~!
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