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10回目! 調布国際音楽祭、今年のテーマは「未来へつなぐ」

2022年2月18日 公開

2013年から毎年初夏に開催されている、クラシック音楽を中心としたお祭り「調布国際音楽祭」。クラシック音楽が好きな方はもちろん、あまり馴染みのない方や子どもたちも、「音楽っていいな」「クラシックって面白い!」と感じられる、音楽のお祭りです。

 

年々注目度の高まる調布国際音楽祭。10回目の節目となる「調布国際音楽祭2022」について、2月10日にオンライン記者会見が行われました。

「今回の音楽祭は、とても濃い内容ですよ。まさに10回目にふさわしい内容を準備できたと確信しています」(エグゼクティブ・プロデューサー・鈴木優人さん)

 

「スタッフも毎回、レガシーを積み重ねながら、誇りを胸に、音楽祭を行っています。新しい取り組みも織り交ぜながらの音楽祭。わくわくするものが詰まっていますので、どうぞお楽しみに!」(アソシエイトプロデューサー・森下唯さん)

 

「今年は10回目で盛り沢山。難しい状況が続いていますが、全てをはねのけ、準備万端で音楽祭ができるようにと思っています。今回は若くてフレッシュな方たちがたくさん集まってくれているし、私自身も深大寺でコンサートができることになっているので楽しみにしています。フェスティバルオーケストラでも、若い人たちと一緒にチャレンジしたいという思いです。10回目ということで、バッハの祝祭的な雰囲気も届けたいですね」(監修・鈴木雅明さん)

 

テーマは「未来へつなぐ音楽祭」

10周年を迎える今年のテーマは、「“BACH”TO THE FUTURE~未来へつなぐ音楽祭~」。
バッハは英語で発音すると「バック」。バッハと英語読みのBachをかけています。

 

「若い人たちと一緒に、未来に繋いでいく。10回目はあくまで通過点です。未来にこの音楽祭がずっと羽ばたいていくことを願い、このテーマにしました」(鈴木優人さん)

 

クラシック音楽は敷居が高いと思われがちですが、調布国際音楽祭ではとにかく誰もが気軽に楽しめるよう、さまざまな内容の公演を行っています。今回発表された公演内容について、一挙ご紹介します!

 

調布ならではのコンサート、多数!

▲角野隼斗さんがオープニング・コンサートに登場! (c)@ogata_photo
 

音楽祭第10回記念 オープニング・コンサート
「かてぃんplaysラプソディ・イン・ブルー」

みんなで音楽祭の開催を祝うオープニングコンサート。今年はエグゼクティブ・プロデューサー・鈴木優人さんの指揮のもと、You Tubeでの活躍はもちろん、ショパンコンクールでも活躍した気鋭ピアニスト 角野隼斗(かてぃん)さんと、アソシエイトプロデューサー・森下唯さんが共演します!
「森下唯さんもネット動画で知られた存在で、また、角野さんにとっては先輩でもあります。これまでふたりの共演はなかったので『新しい刺激が生まれる』オープニングになると思います」(鈴木優人さん)

※森下唯さんにはコサイトのコラム「いっしょに育て隊」にもご登場いただいています。

 

小林愛実ピアノ・リサイタル

第18回ショパン国際ピアノコンクール 4位入賞の小林愛実さん。小林さんが音楽を学んだ地・調布市での凱旋公演です!

 

鈴木雅明×岡本誠司
〜深大寺本堂に響くバッハ〜

例年の大好評の深大寺でのコンサート。チェンバロとヴァイオリンが織りなす美しい音色が、通常は一般公開されていない本堂に響き渡ります。

 

ワークショップ「新しい音楽をつくる」

せんがわ劇場で、新たな試みとなるワークショップを開催!
第一線で活躍する奏者が、受講者が書いたスケッチを元に演奏します。
作品が生まれる瞬間に立ち会えるチャンスです。

 

フェスティバル・ガラ「名手たちの室内楽」
〜ブラームス:ホルン・トリオと管楽器のための名曲たち〜

「ブラームスの『ホルン・トリオ』はとくに宗教的な内容で、実演を聞く機会が少ない楽曲。名手による解釈をぜひ聞いてもらいたいです」(森下唯さん)
せんがわ劇場でのワークショップで生まれた曲も、この日このステージで世界初演されます!

 

お昼のクラシック
〜ツィゴイネルワイゼンからボヘミアン・ラプソディまで〜

耳にしたことのある名曲の数々を、村治佳織さん(ギター)、廣津留すみれさん(ヴァイオリン)、上野耕平さん(サックス)、福川伸陽さん(ホルン)、森下唯さん(ピアノ)、鈴木優人さん(ピアノ&司会)の豪華メンバーが演奏!

 

オーケストラの迫力を全身で味わおう!

▲今ここでしか聴けない、フェスティバル・オーケストラ

 

フェスティバル・オーケストラ 
ドイツ・ロマン派の輝き~河村尚子を迎えて~

音楽祭の目玉! オーディションを経て参加した音楽家たちによる今回限りのオーケストラです。「プロセスにも興味を持ってもらいたい」という思いから、リハーサルも公開。

 

N響×鈴木優人

ソリストにはヴァイオリニストの郷古廉さん。鈴木優人さんは指揮とともに、バッハの「パッサカリアとフーガ」の編曲も。
「N響が調布に!実に数十年ぶりということなので、お楽しみに」(鈴木優人さん)

 

バッハ・コレギウム・ジャパン 
バッハ超名曲選!

今回の公演のために、なんと組み立て式のパイプオルガンをグリーンホールに設置!500本もパイプがあり、組み立てだけで半日かかるというパイプオルガンを、生で聴ける貴重な機会です。

 

もちろんあります!0歳から入場可のキッズコンサート

▲音楽祭のキッズコンサートと言えば…「たたいてあそぼう」!

たたいてあそぼう 第10回スペシャル
毎年恒例、桐朋学園大学打楽器科のみなさんによる体験型コンサート。演奏を聴くだけでなく、一緒に音を奏でたり、音楽の楽しさを全身で感じられます。

 

調布国際音楽祭 こどもスペシャル!
テレビ番組でもおなじみの栗コーダーカルテットも登場♪
泣いても大丈夫! 音楽をめいっぱい楽しみたい大人も大歓迎!のコンサートです。

 

子どもと一緒に、クラシックを

 

例年必ず、子どもと一緒に楽しめるコンサートを実施している調布国際音楽祭。
子どもを対象とした公演にかける思いを、エグゼクティブ・プロデューサーの鈴木優人さんに改めてお聞きしました。

「私自身は、音楽において年齢を区切ること自体、実は賛成ではありません。年齢に関係なく、本来は聴きたいものが聴けたらいいなと。とはいえ、実際はクラシックのコンサートに子連れで行くと困ることが多いですよね。

私もこの音楽祭を始めた10年前は子どもはいなかったけれど、今は子どもがいます。子連れでコンサートに行くのは大変だったという経験もあります。

だから調布国際音楽祭では、子連れでも楽しめる、親子で楽しめるコンサートを続けていきたいと思っています。お子さんを育てている人にとっても、そのひとときが癒やしになってくれたら嬉しいです」

▲「構えず、気軽にお越しいただきたい」と鈴木優人さん (c)Marco Borggreve.jpg

 

遠くの会場へ出かけなくても、市内で上質の音楽に出会える「調布国際音楽祭」。

開催期間は2022年6月18日(土)~26日(日)。チケット発売は4月8日(金)からアートプラス会員先行発売、15日(金)から一般発売です。

 

親子で音楽の喜びや感動を共有する、かけがえのない時間をぜひどうぞ。
詳しい公演内容については、調布国際音楽祭2022公式ウェブサイト(外部リンク)をぜひご覧ください!

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