多摩ファミリーアカデミー

子どもにかかるお金のこと、考えてみませんか?

ファイナンシャルプランナー(FP)によるコンサルティングサービスを提供する「多摩ファミリーアカデミー」が、6歳以下の子を持つママに向けてマネーセミナーを開催しています。

 

8月のテーマは、教育と働き方。

習い事や受験にかけるお金をどう考えたらいいのか、子育てしながらスマートに働くためのライフプラン術など、自身も子育て中という代表の井上貴広さんが講師となり、最新の教育事情や地域のトレンドを含めて解説。教育費や住宅費、将来への備えなど「お金」の悩みや不安を抱いている方にピッタリの内容で、1回ずつの単発講座だから気軽に受講できます。

 

ただいま8月下旬のセミナー(子連れ参加OK)の申し込みを受付中! 気になる方は イベントページ で日程をご確認のうえ、お早めにお申し込みください。

ちょっと待って! 車内への子どもの置き去り

この夏も、車内に置き去りにされた乳児が熱中症で亡くなるという悲しい事故が起きてしまいました。この事故を受け、調布市医師会の貫井清孝先生(ぬきいこどもクリニック院長)から、注意喚起のメッセージが届きました。

 

熱中症とは、さまざまな原因によって体温調節ができなくなり、体すべての細胞が「やけど」状態になってしまうこと。重症化すると、多臓器不全に陥ってしまうこともあります。

人間の体には「熱を作る力(細胞の呼吸、筋肉活動等)」と「熱を逃がす力(呼気への排熱、発汗など)」がありますが、高温の環境で無風では、熱を逃がすことができません。とくに乳幼児は体温調節機能が未発達のため、高温の中ではすぐに体温が上昇し、死に至ることもあるのです。

「JAF(日本自動車連盟)が、真夏の車内温度について、実験を行っています。外気温35℃の炎天下に、室温25℃の車両を駐車。エンジンを停止すると、窓を閉め切った車内の温度は、5分で5℃上昇。あっという間に熱中症の危険度を判断する『暑さ指数(WBGT)』の危険域に達していました。30分後に45℃、3時間後には55℃を超える暑さに。窓を3cm程度開けていても30分後は40℃、3時間後は45℃に達する車内温度。これはもう、子どもが生きられる温度ではありません」(貫井先生)

 

フロントガラスを覆うサンシェードも温度上昇を防ぐ効果はなく、この状況では、水分をとって汗をかいて、扇風機を回して汗を蒸発させても、熱中症を免れることはできません。

 

「厳しい言い方をしますが、いかなる方法をとっても夏の車内に子どもを放置することは、子どもの命を奪うことと同じことだと考えてください。お願いです。車内への子どもの置き去りは絶対にしないでください」(貫井先生)

 

 

「よく寝ているから」「ちょっとの間だけだから」という思いが頭をよぎることもあるかもしれません。しかしながら、季節を問わず、車内への子どもの置き去りによる悲しい事態が発生しているのも事実。「子どもを残して車を離れる危険性」を忘れずに行動したいですね。

都知事もPR!調布駅前で受動喫煙防止キャンペーン

調布市では2019年7月1日から「受動喫煙防止条例」が施行されました。この条例は受動喫煙による健康被害から市民を守ることなどを目的とし、京王線各駅周辺の路上などを喫煙禁止区域にするほか、市立の公園や広場での喫煙の禁止などが盛り込まれています。

 

8月5日(月)の17時ごろからは、調布駅前広場で東京都の小池百合子知事と、調布市の長友貴樹市長による「受動喫煙防止対策共同キャンペーン」が行われました。

 

長友市長は、調布市の条例について説明に続き「調布市では受動喫煙ゼロの店の登録制度を開始し、7月末までに74件ものお店に登録していただいております。『受動喫煙ゼロの店ガイドブック』も作成し、ウェブサイトでもPRしています。9月からのラグビーワールドカップや、さらにはオリンピック・パラリンピックも控えており、国内外からたくさんの人が調布を訪れます。そんなみなさんの健康もお守りしていきたい」と思いを語り、市民への理解を強く訴えました。

東京都も受動喫煙防止条例を段階的に施行しており、2020年の全面施行に向けて着々と進んでいるとのこと。「調布市はラグビーワールドカップを目前に、大きく変わろうとしています。東京都といたしましても、都民の健康ファーストという考え方で受動喫煙防止対策を着々と進めています。健康は自分自身で保つことも大事ですが、受動喫煙のように街全体で取り組むこともまた大事なことです。これは市民のみなさんの協力なしには進められませんので、ぜひご協力をくれぐれもお願いします」と集まった人たちに語りかけました。

 

調布市受動喫煙ゼロの店に登録しているお店の詳細情報はこちら(外部リンク)をご覧ください。

 

【新着】2019年7月公開「まち情報」

一気に夏!暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしですか。

 

さて、今月もコサイトの「まち情報」に新しい情報が加わりました。どのページも、編集部スタッフ(それぞれ子育て真っ最中)が手分けして、1件ずつ丁寧に取材、記事を作成しています。

 

親子で美味しいものを食べたり、ときには自分だけの時間を楽しんだり。認可外保育園や児童発達支援施設の情報も!

 

山本牛乳店

こだわりのソフトクリームが気になる〜。

 

たまりばネイル

アートなデザインが人気です。たまには自分へのギフトに。

 

ぎんのいずみ子ども園

シュタイナー教育を基に保育を行っている認可外幼児教育施設。

 

空と大地と

素敵なインテリア&身体にいいお食事や飲み物を提供。

 

TRATTORIA TIMO

広々&明るい店内。子連れでも利用しやすいイタリアンレストラン。

 

TAKUMI調布店

運動療育などを中心とした、児童発達支援・放課後等デイサービス。

 

また、調布市内を子連れでおでかけする皆さんのために作った「赤ちゃんおでかけ安心まっぷ」に掲載された2件のファミリーレストランにもご注目を!

 

ビッグボーイ調布店

 

ジョナサン調布駅前店

「たたいてあそぼう」! 子どもと楽しむ音楽祭

6月23日(日)から6月30日(日)まで開催された「調布国際音楽祭2019」。

期間中は調布駅前やグリーンホール、文化会館たづくり、深大寺や市内のカフェなど、調布のまちのいたるところで「ここでしか聴けない」上質の音楽があふれました。

 

赤ちゃんや子どもにも一緒に音楽を楽しんでもらいたいと、キッズコンサートも充実。今年はクラシックの名曲で観客を笑顔にするデュオ“スギテツ”による、ワークショップ&コンサートに、打楽器の魅力が満載の「たたいてあそぼう2019」、テレビでもおなじみのねんドル・岡田ひとみさんのねんど制作×コンサート(ピアノ演奏はいっしょに育て隊にも登場!の森下唯さん)の、3プログラム・計5公演が実施されました。

 

その中で、6月30日(日)に調布市グリーンホール小ホールで行われた「たたいてあそぼう2019」に、4歳長男と2歳次男と一緒に参加してきました!

 

 

2013年から毎年開催されている「たたいてあそぼう2019」は、桐朋学園大学打楽器科有志メンバーで結成された“アンサンブルYTE”による参加型のコンサートです。

 

学生有志なので、メンバーの交代もありつつ続いてきたアンサンブルYTE。かつてのメンバーの中には、現在世界で活躍する演奏家も。メンバーの得意分野や個性を生かしながら、編曲から演出まで趣向を凝らしたコンサートを作っています。

 

▲開場10分ほどで、客席前方のマットスペースはいっぱいに

 

子どもたちが「早く始まらないかな」とそわそわするなか、ついに出演者のみなさんが登場!

やったね、始まったね…と子どもたちの方を見てみると、既に次男は演奏に合わせて、早くも手拍子を開始(笑)

長男はキラキラ回り始める頭上のミラーボールや、曲に合わせて赤や緑に変わる照明に大興奮していました。

 

▲よく知っているお話が始まった、と思いきや…!?
 
 
ステージ横のスクリーンに写し出される、「ブレーメンの音楽隊」のお話になぞらえて、出てくる動物にちなんだ楽曲が演奏されていきます。
物語のおかげで、聴いたことのある曲はもちろん、知らない曲でも「へー、こんな曲があるんだね!」と興味津々の長男。
 
 
ただ、お話が進むにつれ……蜂? カエル!?
予想できない展開に、「次はなにが出てくるのかな?」と子どもたちは思わず前のめり気味に。
特にアフリカゾウ(!)が仲間に加わったときに登場した、ジャンベというアフリカの打楽器。力強いリズムにつられて、長男は思わず自分の膝を叩き出していました。
 
 
打楽器と一口に言っても、小さなものから大きなものまで種類はさまざま。全身を使って太鼓を叩いたり、大きなマリンバの周りをぐるぐる回りながら演奏したり…音の奏で方もそれぞれで、目が離せません。
打楽器のリズムや音の振動が身体で感じられるのも、生演奏ならではでした。
 
 
▲音楽祭を支えるボランティア・チームCIMFのみなさんの姿も
 
 
ラストは茶筒でできた太鼓や、手のひらサイズのマラカス、洗濯板のギロなど、手作り楽器が子どもたち一人一人の手に配られ、みんなで大合奏!
 
 
コンサートの説明に「いっしょにたたいて、いっしょにわらって」とある通り、「子どもたちと音楽の楽しさを共有したい」という桐朋学園大学打楽器科のみなさんの思いが伝わってくるような、あっという間の45分間でした。
 
 
「もう終わっちゃうの?」「帰ったらこの楽器作ってみたい」と興奮冷めやらぬ子どもたちと、「来年はどんなコンサートか楽しみだね」と話しながら会場を後にしました。
 
 

調布市文化・コミュニティ振興財団では、音楽祭のほかにも、親子で楽しめるコンサートやイベントを多数開催中。保育サービス付きの公演・講座を多数開催しています。

7月28日(日)には、コンサートデビューにもおすすめ♪の「子どものための音楽とおはなし はじめてのコンサート」が開催されます。

 

子どもと一緒だからこそ楽しめるイベントもたくさん! ぜひ、チェックしてみてくださいね。

ストレートパーマをかけなくてもうねり改善♪

湿気の多い時期。髪の毛のうねりや縮れ、毛先の広がりなどが気になっている方は多いのでは?ヘアメーク パッセージ調布北口店では、縮毛矯正やストレートパーマをかけるのはちょっと…という方に、髪を修復しながら広がりを抑えられる「髪質改善トリートメント」をおすすめ中。

「ストレートパーマではないので、適度なハリ・コシを残しながらうねりを抑えます。『ハイダメージ毛だけど、広がりは抑えたい』という方にもおすすめです」とオーナーの土屋朋文さん。

 

ヘアメーク パッセージ調布北口店は大人の女性向けながら、キッズスペースも備わっているサロン。ママの隣に座れるキッズチェアや、動画やゲームができるタブレットの用意などもあり、子連れや子どものカットにも嬉しい美容院です。

育児や家事、仕事に忙しく日々の髪のケアまで手が回らないというママ達も「髪質改善トリートメント」、ぜひお試しを!

 

どうする? 子どもの教育費やママの働き方

これからかかる「お金」や今後の働き方について、漠然とした不安を抱えている方も多いのでは? 子育てママ向けにマネー講座を開いている多摩ファミリーアカデミー代表の井上貴広さんによると、産休・育休中に「お金」や「働き方」について勉強しておこうと考えるママが増えているそうです。

 

どんなことを学んでいるのか。セミナーの様子は?

 

編集部員によるインタビューとレポートをぜひご覧ください!教育費, 子育て, 働き方, 家計, マネー講座, セミナー

気になるキャラ「ぱんだるま」誕生秘話@渋谷不動産エージェント

みなさんは不動産屋さんにどのようなイメージを持っていますか?

漠然と「気軽に相談なんて無理そう」とか「なんとなく近寄りがたい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

調布駅東口目の前のビル4階にある渋谷不動産エージェントでは、不動産屋さんのそんなイメージを払拭し、もっと身近に感じてもらいたいと考え、社長の渋谷利宏さんが、会社のオリジナルキャラクターの作成を発案。スタッフのみなさんが「調布ならではの愛されるキャラクターを作りたい」という思いをこめて3年前に生まれたのが、この「ぱんだるま」です!

コサイトでもすでにおなじみとなりつつある「ぱんだるま」は、市内にある深大寺のだるま市でも知られている「だるま」と、誰からも愛されている動物「パンダ」をモチーフに作られているのだそう。同社が運営するSNSではスタッフがぱんだるまを連れて、ランチやお出かけに行った様子なども紹介されています。ぱんだるまを連れて…?と思った方はSNSをチェック!調布のおいしいお店や子連れで行けるスポット情報なども盛りだくさんなので、フォローしてみては?

 

2019年8月24日(土)には、「マイホームを買うときに必要なお金」についての相談会をカフェaonaで開催します。渋谷不動産エージェントの女性スタッフが丁寧に相談に乗ってくれますよ。参加費は無料、子連れ参加大歓迎です。さらに、参加者全員には、あの「ぱんだるま」キーホルダーをプレゼント♪ぜひお気軽にご参加ください。詳しくはこちら(外部リンク)から。

渋谷不動産エージェントは女性スタッフの割合が多く、キッズスペースを完備していて子育て世代ウェルカムというあたたかい会社です。家探しの相談に集中できるようにと、担当ではないスタッフが子どもの遊び相手をしてくれることもありますので、ぜひご利用ください。

 

 

渋谷不動産エージェント

●会社ウェブサイト:https://www.sra-chofu.co.jp/

●Instagram:https://www.instagram.com/chofu_shibuya/?hl=ja

●Twitter:https://twitter.com/chofu_shibuya

いつもの体調不良…ではない!? 知っておきたい合併症

熱や嘔吐・下痢、咳や身体のだるさといった子どもの体調不良。
「疲れちゃったかな」「いつものことだよね」と様子をみていたら…あれ、なんだか普段と違う?

 

「『合併症』という言葉を知っておくといいですね」と語るのは、調布市医師会の貫井清孝先生(ぬきいこどもクリニック院長)。

「合併症」とは、「ある病気が原因となって起こる別の病気」の意味で使う、医学用語です。「糖尿病に腎症を合併する」や「インフルエンザに肺炎を合併する」のように使われます。

たとえば神経細胞に感染する病気である水ぼうそう。頻度は低いですが、脳炎を起こす可能性があります。おたふくかぜは、睾丸炎や卵巣炎を起こすことも。

 
よくある病気でも、まれにとはいえ重症化の可能性も…。あらかじめ合併症についても「知っておくこと」が大切ですね。そこで、どのような症状が出るのか、またどのような点に気をつけたらよいのか、貫井先生にお聞きしました。
 
 
●ウィルス性胃腸炎
冬だけでなく、1年中流行している病気になったウィルス性胃腸炎。その中でも、ロタウィルスによる胃腸炎はノロウィルスによる胃腸炎よりも嘔吐、下痢の期間が長く、血液中の電解質の異常や脳症を起こすことがあります。ぐったりして動きが悪い、けいれんが出現するようなことがあれば大きな病院を受診してください
 
●虫垂炎
虫垂炎は腹痛、嘔吐、発熱を示す病気です。診断が遅くなると腹膜炎まで起こしてしまいます。熱が下がらない、腹痛がひどくて歩けない時はすぐ受診してください。
 
●手足口病、ヘルパンギーナ
夏場に流行する手足口病やヘルパンギーナは、複数の種類のウィルスによって起きる感染症です。日本ではまだありませんが、海外での流行ウィルスでは心筋炎を起こすものが報告されています
 
●インフルエンザ
インフルエンザはいろいろな臓器に感染したり、影響を与えたりしますが、脳炎・脳症を疑わせる一番のポイントはけいれんの出現と異常行動です。脳炎・脳症は発症から1-2日頃に出現するので、発症直後をよく見ておいてください。発症後2日くらい経って、気管支の表面の細胞がダメージを受けているところに、細菌(インフルエンザウィルスではないが更に感染すると肺炎を起こします。インフルエンザの発熱は長くても3-4日なので、それ以上熱が続いて、咳が止まらないときは、肺炎が疑われます。
 
●熱中症
これからの季節、心配になる熱中症。熱中症は体温調節が出来なくなって、体中の細胞がダメージを受けている状態です。ただ、体温が高くない場合は熱中症ではなく、脱水や低血糖かも知れません。いずれの状態でも、スポーツドリンク(電解質とブドウ糖を含む)を与えることは適切な処置となりますので、最初に行ってください。
 
●この症状がみられたら、早く病院へ!
緊急性の高い症状は、「けいれんが5分以上続いている」「けいれんを繰り返している」「1時間以上嘔吐が続いている」「血の塊のような便が出る」「暑い所で遊んだ後顔が真っ赤でぐったりしている」等です。このようなときは大きな病院の救急を受診してください。

 
「子どものことを一番よくわかっているのは、そばにいる保護者です。受診すべきか迷う場面もあるかと思いますが、親から見て、何か気になると感じたときは受診してください」(貫井先生)

 

迷ったら、「大げさ」と思わずにまず病院へ。

調布市医師会のウェブサイトでは、近くの医療機関の検索や、休日・夜間診療の案内も掲載しています。

調布のまちで、楽しく豊かな音楽体験を(後編)

2019年の調布国際音楽祭は6月23日(日)から30日(日)まで行われます。音楽祭においてアソシエイト・プロデューサーを務めるピアニスト。動画サイトではピアニート公爵として、一躍有名になった方でもあります。インタビュー前編でご紹介したとおり、思い切り調布育ちの森下さん。調布国際音楽祭にかける思いとは?

 

「クラシック」だって千差万別!

 

コサイト 調布国際音楽祭はクラシック音楽のコンサートが中心ですが…クラシックはハードルが高いという印象もあります。

 

森下 僕は「クラシック」というジャンルのくくりは無くなってもいいのではないかと思っています。音楽にはそれぞれ様々な気分とか文化といった背景があって生まれているもので、クラシック音楽もそれは同じことだと思うのです。クラシック音楽も、それを心からの表現として作った人間が確かに後ろにいるわけですし、かつ長い歴史の中で選ばれて残ってきたものが多い……つまり、クオリティも折り紙つきの作品だらけというわけです

 

コサイト 納得です!実際、調布国際音楽祭のプログラムを拝見すると、バラエティに富んでいて、とくに子ども向けの企画は楽しそうです。きっと、親子で行ってみたいなあと思えますね。

 

森下 自分の子どもにはいいものを聴いて育ってほしいものですよね。

 

コサイト その思いは多くの親が持っていますね、きっと。

 

森下 芸術というのは本来、不穏当だったり危うかったりといった面を持っています。クラシックだって決して安心・安全なものではないんですが、それでも時代を経て評価が定まると、社会的にその表現が認められるというか、許された感じが出てくる。許される範囲での優れた作品、というものの選別も進んでいます。だからこそ、クラシック音楽祭は子連れで出かけるには最高の催しだと思うんですよ。

 

コサイト とはいえ一般的には、クラシックコンサートに子連れは難しいことがほとんどです…。

 

森下 クラシック音楽はどうしても、細かい表現や音の響きを聴いてこそ、というところがありますから……。でも、今回の音楽祭ではキッズ公演はすべて0歳から入場できますし、オープニング・コンサートも3歳から入場できます。そのほかのプログラムもすべて小学生以上は入場OKですので、ぜひこの機会に本物の音を体験してほしいと思います。

 

コサイト 本物の音を地元調布で、ですね。

 

森下 子育て中は遠くへ出かけるのは大変ですよね。だからこそ、身近で上質な音楽に触れる機会を作りたいんです。しかもリーズナブル!オープニングコンサートなんてワンコインの500円ですから。

 

 

コサイト 気前がいいですね〜。そして子どもが少しぐらいぐずっても大丈夫!?

 

森下 なんたってお祭りですから、多少のことは…ねえ(笑)。

 

コサイト めったにできない体験になりそう!

 

森下 調布国際音楽祭では「次世代への継承」というテーマを掲げています。よいもの、大事なものをしっかりと伝えていきたいと。そして、クラシックは「安全な芸術」ではなく、楽しかったりヒリヒリきたり、ちゃんと魂の震える世界なのだということもあわせて伝えたいですね

 

 

楽しい音楽を馴染みのホールで

 

コサイト 会場となるグリーンホールは、地元の子どもたちにとっては馴染みのホールでもあり、そこもまた魅力です。

 

森下 そうそう、小学校や中学校になると、合唱コンクールなどでも使われていますね。僕も幼稚園の発表会はグリーンホールの小ホールでした。

 

コサイト お〜、さすが地元!

 

森下 グリーンホールも文化会館たづくりにあるくすのきホールも、音響はいいですよ。実は僕、自分のCDアルバムはくすのきホールで録音しているんです

 

コサイト CD録音ができるぐらい、いいホールということですね。

 

森下 音の反響を変えられるなど、いろんなことができます。そんなホールですから、音楽祭でもきっと音楽に集中して聴いていただけるはず。それから、10月には僕のリサイタルもくすのきホールでやることが決まっています。

 

コサイト CDもリサイタルも楽しみです!

 

コサイト 調布国際音楽祭は、毎年のことながらどのプログラムもかなりクオリティの高い内容です。なのに、先程話題に出たオープニングコンサート以外も、価格がとてもリーズナブルです。

 

森下 実際、この内容でこの価格はお得だと思っています。たとえば6月28、29日の「午後のオペラ《後宮からの誘拐》」は、オペラなのに4桁ですからね。ことによると歌劇場公演のSS席なんかの10分の1くらいなのでは!? しかも古楽器、つまりモーツァルトなどが活躍していた頃に、実際に使われていた様式の楽器を使って演奏されるんです

 

コサイト モーツァルトが生きていた時代の音の響きが再現される、ということでしょうか。

 

森下 指揮の鈴木優人君も言っていたことなのですが、「モーツァルトがやりたかったことはこういうことなのか!」という発見があるはずです。

 

コサイト うわ〜。作曲された時代にタイムスリップしたような気分になりそう!?

 

森下 ぐっと参加しやすいところでは、無料公演もいろいろとご用意していますので、ぜひ立ち寄ってほしいです。たとえば、6月29日(土)、30日(日)はたづくりエントランスホールやむらさきホールで行われるほか、昼間はたづくりやグリーンホール近くの屋外で、地元調布の音楽家たちによるコンサートもあります。

 

コサイト 調布のまちに音楽があふれますね!

 

誰もが気軽に、参加しやすい音楽祭

 

コサイト 森下さんは、これまでの音楽祭運営を通して、どのような手応えを感じていらっしゃるのでしょう。

 

森下 いろいろありますけれど、やはり最後の公演が終わった後の熱量がとてもいいなあと思っています。観客のみなさんの表情、終わったあとの余韻が本当に素晴らしくて。

コサイト 観客も運営側も、その場にいるからこそ、体験できることですね。ボランティアさんもたくさんいらっしゃると聞きました。

 

森下 ボランティアさんたちの支えなくして、音楽祭は成立しないほど、サポートしてもらっています。嬉しいことに、皆さんとても楽しんでくださっていて、毎年参加されているリピーターの方も多いんですよ。「いいものをやっている」という自負があるように感じています。ありがたいことです。

 

コサイト スタッフの皆さんも楽しんでいらっしゃる。

 

森下 僕はどちらかというと音楽には個人で浸りたいタイプなのですが、音楽祭は「祭り」です。スタッフも観客の方たちも、とにかくたくさんの人に楽しんでいただけたらと思います。だから、僕みたいなタイプの人でも、気楽に参加できて楽しめるような雰囲気を、率先して作っていきたいと思っているんです。

(撮影 楠聖子 取材・文 竹中裕子)