「不要不急の外出」の自粛が求められている今。
「健診の予定だったんだけど…」「予防接種はどうしたらいいのかな」と不安に思ったり、迷われたりしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
どのようにすべきか、調布市医師会の貫井清孝先生(ぬきいこどもクリニック院長)にメールでご回答をいただきました。
乳幼児健診は特別対応を行っています
「調布市ではまず、乳幼児健康診査(健診)について、
・公費で受けられる期間の延長
・集団健診を個別健診に移行
を行っています(2020年4月現在)。詳しい情報は、個別に来るお知らせや、調布市のウェブサイトを確認してください」
予防接種を控える必要はありません
「予防接種については、これまでもすべて個別で行っておりますので、受け方自体に変更はありません。予防接種を実施している多くの医療機関では『予防接種や健診』と『熱、咳の感染症疑い』を分けて診療しています。受診前に曜日や時間帯を電話で確認して、接種予定の期間内に受診するようにしてください」
「厚生労働省は『新型コロナウイルス感染症対策の基本指針』をふまえた上で予防接種を引き続き実施することを求めています。日本小児科学会予防接種・感染症委員会のQ&Aには『極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避ける必要があります。今後も数カ月単位での流行が想定され、その間に乳幼児健診や予防接種を回避するデメリットは大きいと考えられます。』と書かれています。
健診や予防接種は不要不急の外出ではありません。医療機関までの行き帰りに注意して受診くださいね」
子どもたちの健やかな育ちを守るために、親子ともに気をつけて、適切なタイミングで受診したいですね。