幼稚園で鮭の解体ショー！「命をいただく」を実感

1月のよく晴れた寒い日、調布多摩川幼稚園ではコロナ禍の影響でしばらくぶりとなった、鮭の解体ショーが行われました。

スコットランド産の大きな鮭を持ってきてくれたのは、園長先生のお知り合いという魚屋さん。朝の会で「鮭のからだってどんな風になっているかな」「おなかにイクラがあるんだよね」「早く食べたいなあ」と話していた年長組の子どもたちは、幼稚園のホールでまるまる一本の鮭と対面して、思わず「キャー！」と歓声を上げていました。

魚屋さんは説明を挟みながら、すいすいと包丁をすべらせ、あっという間に鮭をさばいていきます。魚の形だった鮭が、見慣れた切り身の形に。みんなが食べやすいよう、さらに小さく一口サイズになっていきます。頭や骨も無駄なく丁寧にさばかれ、ほとんど捨てる部分のない鮭の身。尾びれギリギリのところはとても硬いようで、魚屋さんもちょっと大変そうです。それを見て、「がんばれー！」と応援する子どもたちの姿も。

質問コーナーでは次々と質問が飛び出しました。けれど次のお楽しみが待っているということで鮭解体ショーはひとまず終了です。

その頃、園庭では園長先生が大きな鍋でたっぷりのだし汁を作って待っていました。傍らには、お手伝いに来てくれたおうちの方が切ってくれた野菜がたくさん。じゃがいも、ニンジン、大根、白菜、ネギ、しめじ。いい具合に火が通ったところで、年長組の子どもたちが主役の鮭を投入しました。
そう、この日のメニューは「石狩風の味噌汁」です！

味噌汁は全園児にふるまわれました。具沢山の味噌汁を、みんなで一緒に食べて、おなかも気持ちもぽっかぽか。