サイなのに、夏が苦手なコサイトウです。寒いときは重ね着すればなんとかなるけれど、暑いときは裸で歩くわけにはいかないでしょ?耐えるしかないのがつらいわ…。
さて今回は、そんな暑さも笑顔で吹き飛ばしてくれそうなニットクリエイター、中村真以子さんのお宅にお邪魔しました。
ニットクリエイターとしての活動
1歳7カ月になるお嬢さんとご主人の3人暮らし。「ニッチ&キャッチーなニット」をモットーに、motteというブランドでニット雑貨の製作販売をしています。
アンバランスなものに魅力を感じていて、現在は「セクシーベビー」というジャンルに挑戦中。ビキニタイプのベビー水着を製作中だそうですよ。
出産前は会社員として忙しい日々を送っていた中村さん。産休に入りぽっかり時間ができたので、趣味としてほそぼそと続けていた編み物を再開したそう。育休中も編み続けるうちに、「自宅でできる編み物を仕事にしてみたい」という気持ちが芽生えてきました。
「娘が成長していく姿を近くで毎日見ていたくなったんです。主人に相談したら『上達してきたし、職業にしてみてもいいんじゃない』と賛成してくれたので、退職を決断しました」
そう話しながら『お茶どうぞ』とさりげなく出してくれたコースターがかわいい!
「自分用の水着も作ってみたんです、うふふ」
見せてくださーい!
わぉ、セクシー♡
「外で着たこと、1度もないですけどね(笑)」
編み物のきっかけは競技ダンス!?
編み物を始めたきっかけは?
「実は、大学時代は競技ダンスに夢中になりまして」
社交ダンスの技を競う、激しいスポーツですよね!?
「そうです。めちゃくちゃ打ち込んでいたんですが、足を故障してしまいました。お医者様に、このまま悪化すると歩けなくなるかもと言われてすごく落ち込みましたが、ふと『動く上半身でできること、探そう!』と思い直したのです。泣いていても治るわけではないですし」
確かに泣いて治るわけではないけれど、あっという間に気持ちを浮上させるパワーがすごいわ。
しかも、今では足も治り、編み物の合間に筋トレまで…!
「編み物ばかりだと下半身が弱っちゃうので。筋トレでリフレッシュすると集中して編めますよ、あはは〜」
底抜けに明るい人だなあ。
「本当は私、すごくネガティブな人間なんです」
えーー!?
「自分がネガティブだと分かっているから、あえてポジティブに考えるようにコントロールしています。落ち込むこともあるけれど、大好きなチョコレート食べて気持ちを切り替えています!」
なんでもポジティブに捉える姿勢が、中村さんの明るい人柄を作り上げているのね。
よその人と比べない
日中、お子さんとはどんな風に過ごしているのでしょう。
「子どもを見ながら製作活動をしているので、児童館などには行かず2人で過ごすことが多いです」
英語も堪能な中村さんは、それを生かして自宅で英語教室を開いているので、おうちには定期的に小学生の生徒さんがやって来ます。お嬢さんの遊び相手にもなってくれるし、生徒さんの保護者とも交流があるそう。
発達がめざましい乳幼児期は特に、何かと他の子どもと比べてしまいがちよね。私も実は人見知りで児童館には行かない方なので、「みんなと同じように、同い年の子ども同士で遊ばせなきゃいけないかな」と悩むこともあるのだけれど。
「比べるとキリがないし、悪いことばかり目についてテンションが下がるのはいやなのです。この子は今の生活で楽しそうだし、それで特に問題はないかな」
自分の軸がしっかりしていて、とっても頼もしい。お話を聞いているこちらも元気になるわ!
「いつもポジティブでありたいと思っています。見栄っ張りだから、人から良く思われたいんです~。うふふ」
▲なんと、立ったネコちゃんの後ろ姿柄のコースター。斬新!
取材を終えて
子育ての悩みは、私自身が勝手に生み出していたのかも。もちろん、すべてがそうではないけれど、他の誰かと比べた時に悩みの種がポロリと出てくることが多いよね。
他の子とは違うかもしれないけれど、この子はそれで毎日元気に過ごせている。それでいいじゃないか――この考え方は、とっても参考になりました。
よし、毎年夏はやってくるのだし、イヤだと言っていてもしょうがない!私もポジティブ思考で、苦手な夏をとことん楽しんでみるぞ-。まずは子どもとプールかなぁ。
わたしの水着、セクシーとは程遠い…。
それでは、次回もお楽しみに!
コサイトウ
3歳の娘とパパと調布に暮らしています。緑も多いし、人もあったかい調布が大好き!今は子育てどっぷりだけど、もう少し娘が大きくなったら「自分時間」も大切にしたいな。