調布に住んでいるなら、もはや知らない人はいないであろう深大寺。初詣やお宮参り、七五三詣出などで訪れたり、境内やその周辺のお店でお蕎麦を食べたり、お団子やおやきなどを食べ歩いたりと、いつ訪れても楽しい定番スポットです。今回は、エネルギーの有り余った子ども2人(7歳男子と2歳女子)が発散できて、しかも深大寺周辺も楽しめるおでかけコースを、編集部クロネコ親子が楽しんできました。
思いっきり体を動かして遊べる自由広場
「どこかに出かけたいんだけど、どこ行こう…」と思いつかない休日って、ありませんか?そんな時、わが家が行くのはたいてい自由広場。深大寺近くの神代植物公園の敷地内、無料開放区域にあります。
広すぎず狭すぎず、ちょうどいい規模感の広場。お正月でもないのに凧揚げサークルでもあるのか!?と思うくらい凧揚げをしている人がいて、クロネコ家も影響されて凧揚げブーム中。
「あの遊び道具なんだろうね?楽しそう!」とか「そうか、大縄跳びもいいね」なーんて具合に、他の家族の遊び方を参考にしたりする場所でもあったりします。
広場のまわりはぐるりとまわれるようになっているので、小1の息子はいつもここでひたすら自転車でぐるぐる走っています。自転車の練習をしている親子もよく見かけます。
遊具や小さなお山登りも楽しい
広場の周りに生える木の間に隠れてあまり目立たないのですが、実はこの広場の奥には、ミニアスレチックやブランコなどの遊具もあるのです!2歳の娘も兄さんに一緒に滑ってもらいながら楽しんでいます(兄さんは「しょうがないなぁ」なんて言いながら、まんざらでもない様子)。
▲手前が6歳-12歳向け、奥が3歳-6歳向けのミニアスレチック
また、広場の脇には小さなお山もあり、ここに登ってすべったりしても楽しい。親子でのんびり座って、おにぎりを頬張る子どもの姿もよく見かけます。
写真の右手がお山。この奥には屋内プールや体育室などを備えた調布市総合体育館があります。跳び箱や鉄棒といった子ども向けの体操教室やヨガや太極拳といった大人向けのスポーツ教室などが開催されているようです。
小腹がすいたら深大寺へ♪
思いっきり体を動かしたあとは、深大寺へ。自由広場からは、神代植物公園の脇を通る細い道を抜けていくとすぐ。雑木林の間を抜けていく感じが、「どこに向かっているんだろう?」と、なんだかわくわくする小道です。
四季折々、様々な植物の表情が見られる神代植物公園は、幼稚園や保育園の遠足スポットとしても有名。この時期は梅まつりが開催中でした。
今回はいつも行っているお蕎麦屋さんではなく目的地は…
水木しげる先生を偲んで…
いつも1階の妖怪ショップが大混雑していて、実は奥までちゃんと入ったことがなかった鬼太郎茶屋へ。2階がどうやら面白いという噂。
妖怪達によるちょっとした演出で不気味な雰囲気が漂う階段。2歳児の娘が怯える中、上っていくと、そこは妖怪ギャラリーでした。棚の扉を開けると妖怪が潜んでいたりと、ますます妖しげな雰囲気。不安そうな妹のことなど構わず、兄さんは置いてあった妖怪図鑑に夢中。
「癒しのデッキ」で鬼太郎にもなりきってみました。木製のデッキがまるで額縁のように深大寺の自然を切り取っているように見えて、深大寺の新たな表情にはっとさせられる場所でした。こんなに素敵な空間があったとは〜!ここでひとつお茶でも…と行きたいところですが、残念ながら飲食禁止。息子はというと、鬼太郎の真似をしてついのんびりゴロゴロ〜。
さて、いよいよ娘が半泣き状態になってきたので、気分を変えて1階の妖怪喫茶へ。
子どもが楽しい演出、鳥取の美味しい素材
1階で売っている「目玉のおやじ団子」の見た目がちょっぴり苦手でしたが、実は水木先生の故郷である鳥取ならではの素材を使っているのですね。知らなかったな〜。その他のメニューも、素材にはこだわりが感じられました。
喫茶スペースでは椅子がぬりかべの顔になっていたり、鬼太郎やねずみ男のぬいぐるみが座っていたりと、子どもの心をつかむ演出も。
息子は、一反もめんの寒天に大山の白バラ牛乳で作られたソフトクリームが乗った「茶屋サンデー」を注文。
娘は「目玉のおやじまん」。母は「ぬりかべのみそおでん」を注文するも、娘にほとんど食べられる…くぅ。うっかり鳥取の地酒も頼まなくてよかったわ。
鬼太郎茶屋にいると、普段の生活の中にも妖怪って本当にいるのかも、って思えてくるから不思議。そんな楽しくも妖しい想像をかきたててくれる水木先生、第二の故郷だという調布の街を、きっとこれからも妖怪達と一緒に見守ってくださるのかな。
▲この写真の中に隠れている妖怪、見つけられますか?
来る度に「やっぱりいいね〜」と、つい言ってしまうのが深大寺。目的もなくぶらぶら散策していても、昔から残る水車の動きに夢中になったり、池の中の鯉や鴨に「お〜い」と呼びかけたり、知らない植物や虫に出会ったりと、子どもと一緒に1日中楽しめてしまう場所です。
もうすぐ春!もうすぐだるま市!
深大寺と言えば、もうすぐ「だるま市」!毎年3月3日と4日がだるま市の日と決まっているようで、クロネコ家ではいつの間にか毎年出かける恒例の行事になっています。
5年も前の写真で恐縮ですが、境内は毎年こんな感じ。大量のだるまの中から、色や形・大きさ・表情などを見比べて、お気に入りの子を見つけるのが楽しいんです。
所要時間
神代植物公園の自由広場までは、つつじケ丘駅から京王バス深大寺行き「調布市総合体育館前」下車すぐ。ここから深大寺までは歩いて5分ほど(クロネコ家は自宅から自転車でした)。1日中たっぷり楽しめるコースです。
コサイト編集部員 クロネコ
生まれも育ちも調布の夫と共に調布に暮らし始め、調布の魅力にとりつかれて約8年。2008年生まれの男子と2015年生まれの女子の母。寝る前に読む絵本の時間が大好きだけれど、おかげでなかなか子ども達が寝ないのが最近の悩み…。