いよいよ連休ですね!どこも混んでいるだろうから近場でのんびり過ごしたい家族もいらっしゃるかと…(はい、我が家もです)。
わざわざ遠出しなくとも、近場にもたっぷり遊べる楽しいスポットはある!ということで、開園したばかりの「狛江プレーパーク」に家族で行ってきました。
まずは、お昼ごはんを調達
パーク内で飲食もできるとの情報を得たので、国領駅から南方面へ、狛江プレーパークに向かう途中にある、パン屋「PINO」さんに立ち寄りました。
店内には焼き立てのパンがいっぱい。笑顔マークが入っているパンなどもあり、見た目もかわいく、子どもは大喜び、大人は癒されます。惣菜パンやアンパンなど甘めのパンをそれぞれ数種類購入。狛江方面へ自転車で向かいました。
いざ狛江へ!
調布市との市境からほど近い、多摩川沿いにある狛江市の西河原公園。その一部が、週末を含めて週4日ほど「狛江プレーパーク(以下、プレーパーク)」としてオープンしているとのこと。西河原公園の中を歩いていくと…
ありました!まずは大きな看板を発見。
実は、既にプレーパークに行ったことのあるコサイト編集部員の2人から「すっごく泥んこになるよ」と脅されて(?)いて、それならどのくらい汚れるかもレポートしてしまおうと思いまして…
じゃーん!汚れっぷりがわかるよう、4歳の娘には真っ白なTシャツを着せてみました。
▲念のため靴も数種類用意。ママの私もどのくらい泥んこになるのでしょうか?
プレーパークに入ってみると、周辺の西河原公園を含めて、想像以上に広々とした場所でした。
▲木漏れ日が降り注ぎ、木々の間を風が通り抜ける心地よい空間です。
まだ歩くのもおぼつかないちびっ子から、小学校高学年と思われる子ども、そしてお花見ついでに立ち寄った大人や、お孫さん連れのおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い世代が思い思いのんびり過ごしています。
プレーパーク内には、子どもたちがいろんな遊びが自由にできるような工夫があります。
たとえば、こんな工作スペース。いろいろな工具が置いてあり、自由にものづくりが楽しめます。4歳の娘も、パパがそばについて、小さいのこぎりを使って木材をカットしてみました(のこぎりデビュー!)。そして、小学生の子たちが上手にナイフを使っている様子を、羨望のまなざしで見つめる娘。
こういった場で小学生のお兄さんお姉さんと、また自分より小さな子と一緒に遊べるのは、一人っ子の親としてはありがたいです。ちなみに、工具をまだ使えないちびっ子ちゃん向けには、お絵描きコーナーもありました。
そうこうしているうちに、お腹が空いてきた私たち。
プレーパークの大きな看板近くのベンチでお昼ごはん。PINOで買ってきたパンをぱくり。もちろん、プレーパーク内にピクニックシートを広げて食べることもできますよ。
みんなで一緒に作って遊ぶ
腹ごしらえの後、プレーパークに戻ると、「一緒にやりませんかー!」と男性の声が。
プレーワーカーさんが、一緒に木に縄をくくりつける助っ人を募っていました。その場にいたパパママ子どもたちが集まって、プレーワーカーさんのリードに合わせて一斉に縄をエンヤコラ引きます。
出来上がったのは、幼稚園児から小学生までが遊べる遊具。子どもが鈴なりに乗って揺れている様子が、なんだか電線に止まっている雀のよう!「既製の遊具で遊ぶ」のではなく、「みんなで遊具を作って、その遊具で遊ぶ」経験は貴重ですよね。手作りの遊具は、他にもたくさんありました。
そして、プレーパークになくてはならない存在なのが、この常駐しているプレーワーカーさんたち。子どもたちを上手に遊びに誘い、夢中にさせてくれるんです。その一方で、工具など取り扱いに注意が必要なものが置いてある場所にも、常に気を配ってくれていました。そのおかげで、子どもたちがのびのびと遊ぶことができるのですね。
「すみませーん」と、プレーワーカーさんを呼ぶパパらしき男性の声がしました。「コマの回し方って、どうやるんでしたっけ?」。
プレーワーカーさんが慣れた手つきで、コマの回し方をレクチャー。「子どもの頃にさんざん遊んだのに忘れてしまって」とパパさん。
ママだって、そういうことはたくさんあります。こういうときにも、プレーワーカーさんの存在は心強いですね。
プレーパークの一角には、こんな素敵な東屋がありました。座って一休みしたり、荷物を置いたりするにも良さそうです。
赤ちゃんがハイハイできそうなこの場所には、ちょうど多摩川の土手から南風が吹きぬけてきて、とても清々しかったです。
プレーワーカーさんの遊びを引き出す力
さて、小学校3年生のお姉ちゃんとすっかり意気投合した4歳の娘。お姉ちゃんの提案で、女性のプレーワーカーさんを誘い、小学校1年生のお兄ちゃんも含めて4人で草花を摘みに行きました。
プレーワーカーさんからの「これで何をしようか?」の問いかけに、小学生のお姉ちゃんから「足湯にしてみたい!」とステキな提案が。
プレーワーカーさんがお湯を用意してくれて、春の草花入りの足湯が完成。子どもが出す遊びのアイデアを形にするお手伝いをプレーワーカーさんがしてくれるのですね。「他の子にもこの足湯に浸かってもらいたいね」。
みんなで一緒にメニュー表を考えて作り、足湯屋さんごっこを開始。「足湯、いかがですか?美容にいいかもしれませんよー」と、パーク内で呼び込みをしました。
大人も裸足になって、いい気持ち。パパママ子どもたち、そしておばあちゃんまで、たくさんの人の足を癒してくれた足湯でした。足湯屋さん、大活躍!
片付けも自分たちで
夢中で遊んでいたら、あっという間に閉園時間。
プレーワーカーさんたちの呼びかけで、子どもも大人もみんなでプレーパークのお片付け。オモチャをしまい、掘った穴を埋めます。自分で遊んだものを自分の責任できちんと最後まで片づける、これも大切な体験ですね。
▲ほんの10分前には遊具もオモチャもたくさんあったのが、このとおり。
きれいに片付いた頃、ちょうど閉園時間の17時になりました。
意外にもそこまで泥んこにならなかった私たち母娘。娘は結局裸足になったので、長靴もサンダルも使用しないままでした。尻餅をついたときに、下半身が汚れたくらいでしょうか。
母としては、この写真のように泥にまみれた娘を撮りたかったのですが。まあ、子どもというのは思い通りに行動しないものです。
とはいえ、プレーパークでは、子どもの「やってみたい」「こんなことをしたらおもしろそう」という気持ちを引き出し、親の想像をはるかに超える遊びを子どもたちが作り出していく姿を目の当たりにすることができました。
さて、最後に汚れた足を洗います。
▲おうちの排水溝に泥が詰まらないよう、汚れた衣服をその場で洗える洗濯板も。着替えの貸し出しもあるそうです。
「お兄さんお姉さん、ありがとうございました。また遊びに来ます!」とプレーワーカーさんたちにご挨拶。泥んこ遊びだけではない、自由な発想で遊ぶこともたくさん体験でき、とても楽しい一日を過ごすことができました!
【所要時間】
国領駅から多摩川沿い「狛江プレーパーク」まで、南方面へ自転車で15分程度。国領駅からプレーパークに行く途中に、パン屋「PINO」に立ち寄りました。取材当日は、お昼前から閉園の17時まで遊びました。年齢にもよるかもしれませんが、きっと飽きずに一日中遊べます。
コサイト編集部員 ナベ
調布生まれ調布育ち、幼小中高校全て調布市内の学校を出た調布っ子で、4歳女児のハハ。パパと娘が仲良く育てるカブトムシの幼虫の存在に右往左往している今日この頃です(実は虫が大の苦手…)。