国領駅の東側、線路跡地に調布市障害者地域生活・就労支援センター「ちょうふだぞう」と就労移行支援事業所「すまいる分室」が移転、2月1日（水）から事業を開始します。

 

1月22日、オープンに先駆けた内覧会が行われ、近隣住民などに向けてお披露目がありました。

 

国領駅東側に立つ建物は線路跡地にそった細長い形状。国領駅から徒歩3分ほどのところにあります。

▲調布市立図書館国領分館・第五保育園に隣接しています。

 

主な利用者は調布市に住む障害のある方やその家族。建物に入ると、広々としたオープンスペース。パソコンコーナーや、ゆったりとくつろぎながらお話ができる椅子とテーブルが置かれています。そしてプライバシーに配慮された個室の相談室が3部屋ほど。事務所の脇の廊下を奥へ進んだところには、多目的に利用できるスペース「活動室」もあります。

 

この細長い建物のいちばん東側に位置したところにあるのが電車の見えるベーカリー＆カフェ「ほっとれ〜る」。こちらは施設の利用者でなくても、誰でも利用できるお店です。

 

▲カフェ入り口は「ちょうふだぞう」入り口の反対側にあります。ベビーカーは外に置けるスペースあり。

 

「ほっとれ〜る」は障害のある方たちが接客やパンの販売などを通して一般企業への就職を目指して様々な練習ができるお店です。利用者さんたちによって丁寧につくられたパンはもちろん、おいしいドリップコーヒーやキッズジュース、本格的なカプチーノなどが提供される予定。楽しみですね。

▲明るく落ち着いた雰囲気の店内（内覧会の様子です）。

 

さて、気になるのは「電車の見え方」。カフェはトンネル出入り口の真上にあるので、地下から出てくる電車、そしてトンネルに入る電車を至近距離で見ることができます。これは大人も子どもも夢中に。電車好きにはたまらないスポットですが、そうでなくてもつい飽かず眺めてしまいます。

▲電車が近い！窓にはりついて電車を見る子どもたち。

 

カフェの営業時間は10時30分から18時まで。土曜日は10時30分から17時までで、いずれもパンの販売は11時から。日曜日は定休です（祝日はパンの販売はお休み）。コーヒーやキッズジュースなどは100円とリーズナブルです。また、市内にある福祉作業所で作られた作品も展示販売されています。

▲陶器やフェルト雑貨、ビーズの作品などどれも魅力的。

 

▲焼き立てのパンはこちらに並ぶ予定です。

 

2月1日（水）から3日（金）まではオープニングフェアの第1弾として「お買上げのお客様先着30名様にクッキープレゼント」も。地域にはいろいろな人たちが暮らしています。魅力的なカフェの利用を通して、お互いの理解がいっそう深まるといいですね。（取材・コサイト編集部　竹中裕子）

 

 

ベーカリー＆カフェほっとれ〜る

所在地　調布市国領町3-19-1　

電話番号　042-426-9481

※「誰でもトイレ」が設置されているので、おむつ替えOK。