コサイト編集長のタケナカです。
先日、調布PARCO7階テラスが1日限りの「遊び場」になるというので、行ってきました。
「PLAY ON the Terrace」の企画運営を担当したのは「ねぶくろシネマ」や「いっぴんいち」などを主催している、合同会社パッチワークスのみなさん。公園での遊びは制限が多かったり、街でもなんとなく「居心地が悪そう」だと感じたメンバーが、ならば楽しく遊べる場づくりを、と企画したのだそう。
「遊び」は成長には欠かせない大切なものと言われていますよね。でも、おばちゃんである私の目から見ると、今の子どもたちはどうしても「習い事」や「塾」などで忙しく、ゆっくり遊ぶ暇もなければ、遊べる場所も少ないように思えてなりませんでした。ですから、子どもの「遊び」や「遊び場」を本気で考えているこのイベントが嬉しくて!
天気がよく、屋上テラスは少し暑かったけれど、子どもたちはのびのびと遊んでいます。入って右手には「水族館」?。魚の形を切り抜いて、思い思いに色を塗ります。
「大人も塗り絵を楽しんでいましたが、子どもと大人では、発想が違うんですよ(笑)」(パッチワークス・古田裕さん)
カラフルな、ときにアバンギャルドな柄が素敵な魚たちが、ひらひらと泳いでいます。ああ、私が塗ったらきっとエラ描いてヒレ描いて、典型的な鱗の形を描いて塗るんだろうなあ。自由な子どもの自由な感性がうらやましい。
木っ端に絵を描いて街を作るワークショップも大人気。思い思いに絵を描いたり、木っ端をゴシゴシこすりあわせて「火を起こすんだ!」なんて遊びに発展していたりして楽しい。そして、みんなが木っ端で作った「まち」。誰かが作った「調布(おそらく駅)」を中心に調布のまちが広がっています。
風船で作る小屋は女の子に人気、ベイブレードコーナーでは男の子たちが大盛り上がりで遊んでいました。
「子どもたちって、遊びに夢中になれば盛り上がって大きな声も出すし、走り回ったり、飛んだりはねたりしますよね。でも、公園だと近隣に配慮して静かにしなくてはならないところが多くて、窮屈そうだなと思いました。家でゲームもいいけれど、外にも出て遊んでもらえたらなあと。そこで公園でもない、でもプレイパークみたいな感じでもなく、もう少しカジュアルに、でも思う存分遊べるような、そんな場を作っていけないかと考えています」(パッチワークス・唐品知浩さん)
大人は、ちょっとした場やきっかけを用意するだけでいいのかもしれません。むしろ準備を整えすぎると、また遊びの幅も窮屈になってしまうのかな…いろいろ考える機会になりました。
子どもたちがのびのびと遊べる街になったらいいな〜。