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おでかけ日和

第31回
大人も童心に返る!絵本の世界にショートトリップ ~世田谷文学館・千歳烏山~

2019年12月12日 公開

秋も深まり、冬の足音が聞こえてきましたね。もうすぐ2019年が終わるということに、驚きを隠せない編集部コガです。母になってから間違いなく1年のスピードが速まっている!なぜか子どもの頃って、時の流れがゆっくりだったような…。それならば「ちょっと童心に返って過ごしてみよう」と思い立ち、大人もワクワクするような場所を求めて、調布市のお隣世田谷区へ行ってきました。

 

 

電車で遠足気分♪「世田谷文学館」へ

 

年少の上の子を幼稚園へ送り出し、もうすぐ3歳になる息子とベビーカーでいざ出発!今日の目的地は京王線芦花公園駅最寄りの「世田谷文学館」。以前から「リニューアルされたライブラリーが素敵」と噂に聞き、気になっていたスポットです。芦花公園駅は、調布の仙川駅からは各駅停車で2駅。「世田谷」というと遠いイメージでしたが、電車に乗ってしまえば意外にあっさりと到着しました。

 

駅からまっすぐ南へ続く道を歩くことおよそ5分。

▲きれいに舗装された歩道は、ベビーカーでも歩きやすい♪

 

あっという間に世田谷文学館に到着~!

▲近代的なガラス張りの建物がかっこいい!

 

いざ、文学館の中へ…と思い、息子をベビーカーから降ろすと、トトト…と歩いて向かった文学館の入り口手前で視線がくぎ付け。

▲息子が見つめる先には…。
▲色鮮やかな鯉たち!

 

「おさかないっぱい~」と嬉しそうな息子としばし鑑賞。鯉の池は文学館で管理しているそうで、餌やりは禁止とのことなのでご注意を。

 

 

文学館のライブラリー「ほんとわ」は絵本の世界!?

 

さて、そろそろ文学館の中へ。文学というと少し堅苦しいイメージがありますが、ここ世田谷文学館では漫画や映画、美術などの企画展も開催しています。今回のお目当てである「ほんとわ」と名付けられたライブラリーへ。

 

そこに待っていたのは、まるで絵本の中の世界のような、それは可愛らしい空間でした!

▲自然光がたっぷりと降り注ぐ室内に、木のぬくもりを感じられる本棚。
▲ぷかぷか浮かぶ気球の照明器具。ああ~どれもこれもかわいい!

 

早速絵本を物色し始める息子と競うように、本棚に食いつく私。図書館のように本の数が多いわけではないですが、作家さんおすすめの絵本などがコメント付きでセレクトしてあったりと、厳選された絵本が並んでいました。

▲各分野の専門家などのオススメ本が、コメントカード付きで本棚に。
▲幼児にぴったりの高さの本棚。図書館というより本屋さんのようなディスプレイ。

 

あ、この絵本懐かしい!などと、子どもの頃を思い返して懐かしく思っていると「ママ、こっち来て読んで~」と、息子の声。振り向くと息子がいたのは、なんとも可愛らしい読書スペース。

 

▲「ここで読もう~」

 

木のぬくもりに包まれて、なんだか秘密基地に入ったようなワクワク感!息子と向かい合って絵本を読むのはなんだか新鮮。

 

数冊読んで絵本に少し飽きたら、中央にあるプレイスペースへ。息子が積み木遊びに夢中になっている間に、私は大人向けのライブラリースペースをちらり。ここでは大人も楽しめるよう、企画展と連動した本や雑誌のバックナンバーなどが並んでいます。本はキッズコーナーに持ち込んでもOK!早速私も…と思いましたが、残念ながら絵本大好き息子の「次これ読んで~」攻撃が始まってしまったので、今回はあえなく断念…。

 

「ほんとわ」内にはゆったりとした授乳室も。建物内のトイレにはおむつ替え台もあったので、乳児ママも安心して過ごせそうです。

 

初めて手に取る絵本に息子が声を立てて笑ったり、新しい発見と素敵な出会いがあった「ほんとわ」。のんびりした癒しの空間を出発し、次の目的地へ!

 

 

遊歩道や住宅地を通り、千歳烏山へ

 

文学館を後にし、今度は千歳烏山方面へのんびり歩いて向かいました。

 

▲遊歩道で色づいた落ち葉をゲット!

 

「歩く~」と言ったり「乗る~」と言ったり、ベビーカーの乗り降りが忙しい2歳児。歩きタイム中、道路にちょっとおしゃれ?な排水溝の蓋を発見。

▲「せたがや・さぎそう」…?

 

帰宅後調べてみたら、さぎそうとはラン科の植物で世田谷区の「区の花」なのだそう。ちなみに調布市の「市の花」は百日紅(さるすべり)ですよ。

 

 

大人もときめく!木のおもちゃ屋さん

 

文学館から10分強で、京王線の線路にぶつかりました。踏切を渡った先に、京王線の車窓から見えるおもちゃ屋MUKUさんが。

 

扉を開けて入ると、棚にぎっしりと並べられた木のおもちゃの数々!思わず「かわいい~!」と心の声が口から洩れてしまう私。実は私、もともと木のおもちゃが大好きで、我が家にもいろいろな木のおもちゃがあるのですが、その中のいくつかは私のおさがりの30年物。私の母が大切に保管しておいてくれたものを、今子どもたちが使っているのです。木のおもちゃって、それくらい丈夫で長持ちするものが多いんですよね~。

▲きれいな音のなるシロフォンに夢中♪

 

自由に触ってお試しできるおもちゃがいくつかあるので、実際に息子の遊んだ反応を見てお誕生日プレゼントのリサーチを。この日は年末のイベントシーズンに向けて、プレゼント交換用のプチギフトも物色。

 

▲八百屋さんのように並んだおままごとの野菜たち。

 

木のおもちゃって、使ったときのぬくもりの良さはもちろんですが、おもちゃとしてだけではなく使わなくなった後もインテリアとして飾っておきたい!と思える魅力があります。

 

 

ママの秘密のご褒美を調達

 

そろそろ息子もおなかがすく頃なので帰路へ…と、その前に、実は以前グルメなママ友からいただいた美味しいチョコレートのお店がすぐ近くにあるというので、最後に寄り道を。

 

立ち寄ったのは、線路脇を少し入ったところにあるチョコレート専門店ショコラティエ・ミキさん。

店内に入ると、ふわっと幸せなチョコレートの香り。ベビーカーのままの入店も快くOKしていただけました。チョコレートは一粒からでも購入OKとのこと。パパへのお土産と自分へのご褒美をゲット。夜、子どもたちを寝かしつけた後にこっそり食べるチョコレートが待ち遠しい!

 

帰りは千歳烏山駅から京王線準特急に乗り、調布駅まで1駅およそ5分。

息子と一緒に…いや息子以上に母の私が、童心に戻って楽しめたおでかけとなりました。

 

 

【所要時間】

上の子を幼稚園へ送った後、調布駅を930分ごろ出発。比較的混雑の少ない各駅停車でのんびりと芦花公園駅へ。10時ごろ世田谷文学館着。1時間ほど文学館内ライブラリー「ほんとわ」で過ごし、11時過ぎに文学館を出発。徒歩10分ほどでMUKUへ。木のおもちゃを堪能したあと、近くのショコラティエ・ミキでチョコレートをお土産に購入。12時前に千歳烏山駅を出発する準特急で調布駅へ。上の子が幼稚園へ行っている間に下の子と行って帰ってこられるコースです。

執筆者 コサイト編集部 コガ

コサイト編集部 コガ

年少の娘と春から幼稚園の息子の年子育児に奮闘中。夏にピークを迎えた息子のイヤイヤ期が秋の訪れとともに収まってきたと油断していたところ…冬の足音と共に絶賛復活中。お肌も心もカラカラになりそうな冬の到来に戦々恐々としています。

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