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台風、豪雨…小1息子と考える「わが家の防災」

2021年8月25日 公開

久々のブログ、編集部員のかわちです。
小学校に入学した長男。夏休み前に、見覚えのある冊子を持って帰ってきました。

それは…「東京マイ・タイムライン(※)」!
以前、調布市の総合防災安全課の方に実施していただいた出前講座「みんなで進める災害対策(風水害編)」で、教えていただいたものでした。

東京都防災ホームページ(外部リンク)で内容を確認できます

 

息子の小学校で「大雨が降ったときの行動について家族で話し合う」という夏休みの宿題が出たこともあり、宿題ついでにわが家のマイ・タイムラインも作成してみることにしました。

 

まずは「わが家」と「風水害」の情報収集!

大雨のニュースが続いていたことや、学校の防災安全教室で「水害時は(浸水想定区域内のため)自分の学校に避難はできない」と聞いていたこともあり、台風や豪雨に対する関心が高まっていた息子は「タイムライン?やるやる!」と大はりきり。

▲東京マイ・タイムラインと防災ノートは学校の配布物です

まずは、自宅や身近な場所の話から始めると、自分ごととしてとらえやすいかな?と、調布市洪水ハザードマップを広げました。このあたりだね…とわが家の位置に、小さい丸シールを貼って印付け。

▲「何見てるの?」と次男ものぞきに

 

「自分の学校の場所は何色になってる?」
「青だね…え、2階まで水が来るの!? 」
「そう、だから大雨のときは避難できないんだよ」
 

マップから考えると、私たちは基本的に在宅避難を選んだ方がよさそう。ですが、もしもの場合に備えて、「避難するならば、ここ」という避難所の場所にも印をつけました。

 

次に、東京マイ・タイムライン作成ガイドブックを確認。

▲小学1~3年生向けのガイドブックは、シールを貼るワーク式

息子がもっと詳しく知りたい様子だったので、保護者向けのガイドブックも一緒に読んでみることに。小1の息子にはまだ難しい部分も多かったですが、過去事例の写真を見て、備えの大切さを実感したようでした。

 

こんなにあった!「なんとなく」

いよいよ、マイ・タイムラインシートの作成開始!
例を参考に、付属の『行動』シールをどんどん貼って…いくはずが、ここで手がストップ。「こんなとき、どうする?」に対して、今まで「なんとなく」で曖昧にしていた部分がたくさん出てきました。

たとえば…

・警戒レベルのどの段階で避難をするか
(基本は在宅避難を想定。今はわが家に乳児や高齢者はいない。だとすると、避難せざるをえないタイミングはいつ?)
・避難準備にはどのくらいの時間がかかるか
(トイレに行き、荷物を持ち、雨具を子どもに着せて…)
・避難にかかる時間はどのくらいか
(移動時間はいつもの倍くらいかかるだろうか)
・持ち出し品の確認
(地震のときと同じでいい? リュックに雨よけカバーがないや)

などなど。「どう思う?」「どうしようか?」と相談しながら、シートを埋めていきました。

▲小学生になっても、シール貼りは楽しくて仕方ない様子

 

ここまで、途中休憩をはさみつつ約3時間。「まだまだ調べ足りない」という反省がありつつも、「作ったら終わりじゃなく、見直しもしていこう」とまとめて、この日は終了!

 

うっかりしていた! 土砂災害情報

マイ・タイムラインシートを作成してすぐ、調布市に警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発令されました。
息子に、「ほら、今がまさにタイムライン活用のタイミングだよ!」と話しながらも、土砂災害を思いっきりスルーしていた私…(シート内にはきちんと土砂災害の項目があります)。
調布市防災・安全情報メールの「避難所開設のお知らせ」を見て、慌てて調布市土砂災害ハザードマップを確認。自宅は警戒区域内ではありませんでしたが、注意の必要な箇所が徒歩圏内にあり、「念のため」と家族にも共有しました。

 

 「いつものおでかけ」に変化が

わが家の防災について親子で話し合ってから、親も子も、まちを見る視点が少し変わったな、と感じています。
想定浸水深が表示されている電柱に「あ!」となったり、川を通りかかって「マップで見たところ、このあたりだね」となったり。

▲この場所も、家に帰ったらマップで見てみよう!

「防災は大事だから、やらねば」という義務感というよりも、まち歩きのついでに、という感じです。そして私は、図書館で面白そうな防災クッキングの本を借りてきました。今度試してみよー!

 

 

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