大人になった今更になって歯医者通いデビューをした編集部員クロネコです。
ずーっと虫歯ゼロが自慢だったのに…息子を妊娠した7年前の妊婦歯科検診で虫歯が発覚。たまに痛むものの、何しろ虫歯の治療なんてしたことがなかったものだから、歯医者というものがとにかく怖くて、ずーっと見ないフリをしてきました。(子育て中は自分のこと、後回しになりがちですよね?と、同意を求めてみる…。)
そんな私が歯医者通いを始めたのは、とある歯科医院への取材で院長さんに話を伺っている時に、「実は、虫歯がわかってるのにずっと放置してるんです…」と呟いたのがきっかけ。そこから「じゃあついでだからチェックしてみましょうか!」と検診を受けることに。「えぇ!」と戸惑いつつも、これもご縁だと思い、ついに虫歯治療への道を歩むことを決めました。
こうして様々な施設やお店に行って、代表者の方に直接気になることを聞けるのが、コサイトの取材の楽しいところ。他にも、幼稚園の先生や助産院を営む助産師さんと話しながら、自分の子育てを反省してみたり、子育て支援について、日本の未来について、熱く語ってみたり。時には、カフェで「頑張ってね」とケーキをご馳走になったり、製麺屋さんで餃子の包み方を教えてもらったり。
写真は取材後にあらためて子連れでお邪魔したときのもの。子どもまで楽しい経験ができました。
コサイトが大事にしているのは、どんな人がどんな思いで事業を行っているのかということを伝えること。その場所のどんなところが子育て中の人にとって魅力なのか。話を聞き、目で見て体で感じ、文章にまとめるのが編集部員の仕事。限られた文字数の中で特徴を伝えるのは難しくて、毎度、悪戦苦闘しています…。(コサイトの「まち情報」に掲載されている情報は、編集部員が1件ずつ取材して書いているのです!)
投げ出したくなる時もあるけれど、それでもお話してくださった方の顔を思い出すと、投げ出せない。そうやって調布の街に「あの場所に行けば、あの人に会える!」と思えるような人が増えるのは、とても嬉しいことだと感じています。
「あの場所に行けば、あの人に会える」と思える瞬間は、もちろん取材以外でも、日常の何気ないシーンでも多々あって。
例えば通りかかる度に「いってらっしゃい!」と元気に声をかけてくれて、買い物の度に美味しい食べ方を教えてくれる近所の八百屋さん。先日は下茹でされた状態の竹の子を買ったら、「いま茹でたばかりだから、あと一晩水に浸けたら調理して。俺は甘辛く煮た、体に悪そうな味が好きなんだよ〜」なんて会話で盛り上がりました。
夫がよく行くラーメン屋さんは、息子のこともかわいがってくれていて、通りがかる度にお店のドア越しに手を振るのが、息子にとっての楽しみになっている様子。
▲息子が書いた厨房の絵をお店に飾ってくれています。
子どもが生まれるまでは、自宅と会社を行き来するだけで、「地域で生活」している感覚ははなかったけれど、今やどっぷり調布での生活を楽しんでいる私。もう調布からは出られない…。
そう思ってしまうのも、きっと「あそこに行けば、あの人に会える」と思える人が街にたくさんいて、安心感があるから。子どもにとってもそんな街であり続けてほしいという思いで、今日も取材に走るクロネコなのでした。