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「食べないってウチだけ?」編集部座談会

2021年12月27日 公開

2021年も残すところあと少し。さて、今回は2021年末スペシャル?ということで、日々子育てに奮闘している編集部メンバーたちの座談会の様子をお届けします。今回のテーマは「子どもの食」。年末年始、家族でテーブルを囲むことの多いこの機会を前に、日ごろの悩みや小ネタを吐き出そう!と企画しました。

 

年末年始の隙間時間、ゆる~い気持ちで読んでいただけたら幸いです。ちなみに座談会は匿名でお送りしておりますのでご了承を…。

▲座談会は、カフェaonaにて編集長と6人の編集部メンバーで開催されました。

 

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食の悩みあるある「とにかく食べない!」

 

編集長タケナカ(以下編集長) 食と一言に言っても離乳食や給食、好き嫌い、食べムラなど人によって悩みは多岐にわたると思いますが、皆さんはどうですか。

 

編集部メンバーA(小学生と未就学児の母・以下A) わが家は2人ともよく食べて、正直食の悩みがあまりないんです。ただ、お友達から「あまり食べなくて」という悩みを聞く機会はよくあります。

 

編集部メンバーB(小学生と未就学児の母・以下B) うちは子ども2人とも食べない方です。特に下の2歳の子はおやつばっかりで、ご飯を食べないですね。一気に食べるのが難しいみたいで、歯科の面からみるとよくないのはわかってるんですけど、ちょこちょこ食べしちゃっています。ただ最近の出来事なんですが…私がよく食べるレーズンを毎回あげていたんですが、口に入れてもすぐ出しちゃう。てっきりレーズンは嫌いだと思ってたんです。ところが、ある日を境に急に食べるようになって…。だから、嫌いなものも一応目の前に出し続けてみることも大事なのかなって思いました。ただそれは、レーズンだから簡単にできたけど、料理したものを出し続けるのは辛いかな…。

 

編集長 親がおいしそうに食べているものは食べるというけれど、それがうまくハマらない子もいますよね。

 

編集部メンバーC(未就学児2児の母・以下C) うちは2人とも量はよく食べるんですけど…とにかく未知のものを食べないんです。でも、いつかは食べないとバリエーションが増えないし。でも、どこで未知のものと出会えばいいんだろう?って。

 

編集部メンバーD(小学生の母・以下D) うちも未知のものはダメ。小さい頃にいろいろ工夫したけど、結局全然食べなくて…。今9歳なのに、食べられる野菜は数種類。食べないから、作らなくなっちゃう。メインのおかずも決まったものしか作らなくなっちゃいました。焼肉とかハンバーグ、焼いた鮭とか。今も7・8種類で回しています。

 

C 決まったメニューばかりになってしまいますよね。

 

D だけど、うちは元気でほとんど病気にもならないの。無理やり食べさせるのは本当に大変なことだから今はそれでいいのかなって。

 

編集部メンバーE(中学生と小学生の母・以下E) うちは、未知のものと出会うのは小学校の給食でした!給食は、未知のものがいっぱい出てくる!

 

 うちは給食もダメなパターン!味が嫌というよりも、興味がないみたい。

 

C 給食がきっかけで食べられる子もいれば、食べられない子もいるってことですね。保育園の場合は、アレルギーの心配がないように、給食より前に先に家庭で食べさせておく必要もあるので、小学校まで待てないケースもあるけど…。

頑張っても結果がついてこないつらさ

 

 なんとなく、家での食事は「毎日献立を変えなきゃいけない」っていう、世の中の風潮がありますよね。

 

一同 確かに!

 

D あ、わたしは高齢出産だったこともあって、初めから省エネで育児しようって決めていました。離乳食も作ったものは食べなくて市販のものは食べたから、ほとんど市販のベビーフードで乗り切りました。幼稚園のお弁当も、食べられるものだけにして、毎日同じお弁当を持たせていました。

 

編集長 お弁当の時間が苦痛になってしまうのは避けたいものね。

 

編集部メンバーF(未就学児2児の母・以下F) うちは、離乳食は何でも食べていたのに、だんだん食べなくなっちゃって…。体も小さくて心配をしていたけど、それでも最近少しずついろんなものを食べられるようになってきたので、ようやくムキにならずに考えられるようになりました。

 

編集長 ムキになっていたんだ?

 

 はい。栄養とかも結構気にして、追い詰められている時期がありました。がんばっても食べてくれなかったり、体重が増えなかったり、なかなか結果が出なくて…。小児喘息もあり、せっかく食べても、咳き込むとすぐ嘔吐しちゃって…。今は薬にも頼りながらだけれど、少しずつ体も丈夫になってきて、気持ちに余裕が出てきました。

 

 私も、きちんとやりたいタイプでした!食品関係の仕事をしていたのもあって、自分でもできると思っていたんです。子どもがあまりにも食べなくて悩んでいた時に、周りからは「適当でいいんだよ」って言われたんですけど、そう言われるのがつらい時期もありました。

 

 わかります!頑張りを認めてもらえてない気がしちゃうんですよね。

 

編集長 みんな最初は結構頑張っちゃうんだよね。

 

D わたしも若かったらもうちょっと頑張っちゃってたかも(笑)。

周囲からのプレッシャーとの闘い!

 

編集長 「好き嫌いをなくしましょう」ってよく言うけど、努力してもなかなかなくせないよね。どうしようもないことを無理強いするのは辛いし。

 

 うちの下の子はカレーとかどんぶり物とかが苦手で…。牛丼とか作っても下の子の分だけご飯と別のお皿に盛り付けて「牛皿」にして出しています。まあ、自分も大人になってから好きになったものもあるし、どこかのタイミングで好みが変わるかも…という期待もしています。

 

 自分がこれでいいやって割り切っても、周りからいろいろ言われたりしませんか?

 

 うちはわたしの親が、よく子どもたちに「いっぱい食べないと大きくなれないよ!」「いつまでも背の順一番前のままだよ!」とか言っています…。子どもたちはそんなに気にしていないかもしれないけど、わたしが上手に食べさせられないからかなってプレッシャーに感じます。

 

 自分の子育てを、周りからいろいろと言われて傷つくことってあるじゃないですか。実はどこかで読んですごく心に残ってる言葉があるんです。「子どもの現状は子育ての結果じゃない。親は子どものことを一番よくわかっているからこその子育てをしている」って。

 

編集長 つまり、甘やかしているから好き嫌いがあるってことじゃなくて、その子をよく見てきたからこそ、3年間同じメニューのお弁当を作ったり、牛丼をご飯と別のお皿に盛り付けたりして「工夫をしながら子育てしている」っていうことだよね。

 

 はい。

 

 あれ?わたし始めに悩みはないって言いましたが、皆さんのお話を聞くうちに、いろいろ悩んでいたころを思い出してきました(笑)。でも、まずは食べることを嫌いにならないようにするのが大切なのかもしれませんね。やっぱり無理強いをして食べることが嫌いになるのはよくないなって思いました。

 

編集長 編集部の皆さん、思いの外「食」に苦労していることがわかりました。時間と共に解決している人もいれば解決できていない人もいて…結局のところ、子育てには正解はないよねっていうことですね。いろんなお話をありがとうございました。

 

一同 ありがとうございました。

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