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「発達障害」って何だろう?

2015年12月3日 公開

酒と肉が主食の編集部員トクダは「毎日アルコール消毒しているので風邪をひかない」のが自慢…でしたが、先週数年ぶりに発熱。41度。多分、人生最高体温だと思う…。さすがにその日は主食も喉を通りませんでした…という、急に寒くなったから皆さんも気を付けましょう、という話、はおいといて、今日の主題は「発達障害」。

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 長男次男が通う小学校で先週土曜日、「発達障がいファミリーサポートMable(マーブル)」さんのキャラバン隊講演「発達障害って何だろう?~みんな違ってみんないい」~が開催されました。発達障害のお子さんをお持ちのお母さん達が「自分たちの子どもの障害について知ってほしい」という思いで始めたというこの講演で、特に印象に残ったのが「発達障害疑似体験」。発達障害児独特の感覚世界や気持ちを、参加者全員がペットボトルや軍手を使って体験します。

 

その①一つのことが気になると周りで何が大切なことを言われていても、聞こえない、見えてない…いわゆる「シングルフォーカス」と言われ、周囲の大人に叱咤されがちな特性をペットボトルを使って体験します。
その②発達障害児の多くが持つ手先の不器用さを、二重に軍手をはめた手で2分間で折鶴を折る、という課題で体験。参加者が折っている間、「もっときちん と!」「端がそろってないよ!」「早く早く!時間がないよ!」キャラバン隊スタッフの声が飛びます。一生懸命やっているのに、できない…といういたたまれなさ、さらにそれを追い詰めるような言葉を掛けられるプレッシャーを体験し、日頃の自分の子どもへの声掛けを反省した保護者の方も多かったようです。発達障害がある、なしに関わらず、子育ての基本かもしれません。

 

 キャラバン隊さんの講演に加え、「特別支援学級ってどんなところ?どんな子が通ってるの?」というコーナーでは我が家の長男(自閉症・知的障害あり)が通う特別支援学級の先生が学級の紹介をしてくださいました。お隣の学校にある通級指導学級の先生からは、「情緒障害等通級指導学級」の具体的な指導について の説明もあり、「初めて知った」という方も多かったようです。
長男の学級の先輩ママの「正直、忘れてしまいたいと思うような経験もあるけれど、この子がいなかったら、人生でこんなにたくさんの人に『ありがとう』という言葉を言うこともなかったんじゃないかと思う」という言葉、言われてみれば確かにそう。何だかね、人生で大切なものって何だろう?ってことに気づかせてくれる…障害のある子にはそんな力が あるみたいです。

 

我が家の長男の場合、知的障害もあるので、比較的「周りにわかりやすい」=「配慮してもらいやすい」のですが、知的障害のない発達障害の方は周囲に理解してもらいにくく「やる気がない」「しつけが悪い」と誤解されがちと聞きます。「困った子」は、実は「困っている子」。キャラバン隊Marbleさんのような講演が多くの学校で実施されて、そんな子どもたちの理解につな がってほしいと思います。

 

最後に親バカ炸裂。長男が3年生のときに作ったオリジナルキャラ「ぼくとにわとりとあひる」かるた。なんか味があるでしょ。親バカですいません。

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