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知ってますか?「就学支援シート」

2016年2月3日 公開

節分ですね~。酒と肉が主食の編集部員トクダは、恵方巻きならぬ「恵方呑み」。いや、私の造語じゃなくてホントにそういう風習(と言っていいのか笑)があるらしい。気になる人は検索してみてね。

 

…という、お酒業界の戦術にまんまとはまっちゃいましたねというネタはおいといて…今日は小学校入学を控えた方々に「就学支援シート」について知っていただきたく書いてみました。

小学校入学って、子どもにとっても親にとっても大きな環境の変化。中でも、ふだんと違う予定に敏感だったり、集団生活、コミュニケーションに苦手さがあるなど「ちょっと気になる」傾向のある子どもにとって「周囲の理解と配慮」が何より大切になってきます。

 

もし、お子さんにそんな心あたりがある、というときに利用をおすすめしたいのが「就学支援シート」。現在4年生の次男が就学の際、このシートを利用して、苦手なことや配慮してほしいことを入学前に学校に伝えました。入学前に伝えておくことで、クラス編成や担任の先生などにも配慮をしてもらうことができます。就学支援シートについては詳しくはこちら

 

記入式になっており、お子さんの生活の様子や受けてきた支援、今まで大切にしてきたことなどを、幼稚園、保育園や療育先などに記入してもらいます。保護者の希望を書く欄もあります。

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提出は保護者の希望によるもので、もちろん全員が提出する必要はありません。でも、「うちの子ちょっと気になるな、大丈夫かな」と思い当たる節のある方は、「発達障害」などの明確な診断を受けていない場合でも、ぜひ利用を検討していただけたらと思います。

 

「出すと先入観で見られるのでは?」という心配を持たれる方もいるようですが。

 

私は出すことの不利益より出さない不利益の方が大きいのでは?と思います。子どもに何か困ったことが起きた時も、事前にきちんと情報を伝えておけば、学校も迅速に適切な対応を取ることができます。本人は一生懸命やっているのにできないのを「やる気がない」と誤解されて叱咤を受ける、などの不適切な対応を防ぐこともできます。

 

たとえば我が家の次男の場合、「触覚過敏があり、散髪やお医者さんが苦手」と書いたのですが、歯科検診などの際には事前に養護の先生から説明を受けたり、担任の先生が横について励ましてくれるなどしていただき、乗り切ることができました。4年生の今では全く平気になりました。

横の席にはだいたいクラスで一番しっかりした女の子が座っていて、息子が聞き逃したりボーっとしているときにお世話をしてくれていたのも、たぶん配慮してくれていたんだと思います。

もちろん書いたこと全部配慮してくれるわけでもありませんし、こちらが心配して書いたことも入学してみたら全然平気だった、なんてこともあるようですが。

 

書くことで親も子どものことが客観的に理解できますし、シートを提出し、相談することは、学校を信頼して情報を伝えている、という保護者の姿勢を示すことでもあり、今後学校といい関係を作るのに有効だと思います。

 

そして入学を控えた方にもう一つアドバイス。「入学までに○○できないと、先生に怒られるよ」と、子どもを脅したり、今できないことを無理やりやらせようとすると、学校自体に不安感を持たせてしまうかも。

それより「△△ができるようになったね」とできることをほめてやって、自信を持たせることが大切だそう。

安心できる環境さえあれば、どんな子も伸びる!入学時はハラハラドキドキだった次男の成長ぶりを見て思うトクダであります。

 

 

 

 

 

 

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