こんにちは、コサイトウです。めっきり涼しくなって、サイ肥ゆる秋の到来です。もう、食欲が止まりません~。
今回は多摩川在住で、小学4年生の男の子、小学1年生の女の子、幼稚園年長(5歳)の女の子、2歳の女の子の子だくさんママ、三島奈保さんのお宅にうかがいました。
肝っ玉母ちゃんが出てくるかと思いきや、華奢でとってもかわいらしい女性がお出迎え!
すっきりと片付いた玄関先を見ればわかりますよ、家の様子も。
リビングにお邪魔すると、予想通り床に物が一切落ちていないしおもちゃも見当たらず。子だくさん→時間に追われ家事も手抜きに→家がぐちゃぐちゃ~、という勝手な方程式は見事にはずれました。
「人数が多いからこそ、物を増やさないようにしているんです」
なんだかとっても余裕をもって子育てしている感じがします。
ご実家も都内ですが、今も働くご両親を頼ることはほとんどありません。ご主人も出張が多く不在がちで、平日はほぼ子どもたちと三島さんだけの生活だそう。
1人で4人のお世話…どんな風に過ごしているのかしら。
長男とママ友が子育てサポーター
1人で4人のお世話は当然大変。そりゃそうです、ママの手は2本しかないのに、ママを求める手が8本。
「4人目を妊娠した時、長男が『もう下の子の面倒は見たくない!』って泣いたんです(笑)。でも今では妹たちの面倒をよく見てくれて、とても助かっています」
お兄ちゃんは、不在がちなご主人に代わり、すっかり“ちびパパ”として欠かせない存在となっているようです。
ご長男が泣くほど大変だった時期というのは、2人目と3人目を年子で出産した後の数年。一番きつかったこの時期に助けてくれたのは、子ども達3人がお世話になっているマルガリタ幼稚園で出会ったママ友たちでした。
「子どもを預かってもらったり、習い事に連れて行ってもらったり、お洋服をたくさん譲ってくれたり、本当に友達に助けられました。ママ友のおかげで辛い時期を乗り切れました」
う〜ん…うちは一人っ子だから「そんなに子育て大変じゃないでしょ?」と思われそうで、預かってとは言い出せないのよね。預け合いって、どんな風に始まるのか知りたいな。
「私が預かるときは、話の流れで『あさって上の子の用事で○○に行くんだ』と聞いたら『じゃあ、下の子見てようか?』といった感じでさりげなく提案しています。うちの場合1人や2人増えても普段とあまり変わりないので(笑)」
なるほど〜。
でも、気軽にママ友を頼っているかと思いきや、お子さんが急に体調崩して病院に連れて行かなければならないときは、車の運転ができないので、タクシーで子ども全員を連れて行ったりしたそう。そんな時こそ、助けてもらっては?
「その時点で1人だけが体調不良でも、すでに他の兄弟にも感染してるかもしれないですよね。その疑いがある子をお友達の家に預けては迷惑になるので」
ちゃんと気遣いをしながらお付き合いしているから、相手も気持ちよく引き受けてくれるし、長くお友達でいられるのね、きっと。
子育てを楽しくする魔法の言葉「どうにかなるさ!」
お話を伺っている最中、お隣でおやつを食べていた3女ちゃんがお茶の入ったコップをガッシャーン!
三島さんは全く慌てずサッサーっと手際よく片付けて優しく一言。
「ごめんねー。ママが気を付けておけばよかったね」
聖母のような対応に、「イライラしたりしないのですか?」と、すかさず質問。まだまだ修行が足りません(泣)。
「しますよ~。でも、私適当なので『どうにかなるさ』って考えて、割と楽しく子育てしていますね~。主人なんか、子育てが大変なものだと思っていないみたい」
子どもが寝てからが唯一のおひとりさま時間。寝るのがもったいないと、夜中2時ころまでテレビを見たりして過ごすんだって。子育てはエンドレスだから、息抜きも必要よね。
そんな三島さんにも最近悩みが。それは、一番下の3女ちゃんだけのために遊びに連れて行ったり、時間を割いてあげることができないこと。
「長男の時はアクティブに行動して友達作りや外遊びを活発にしていたのに、3女には同じようにしてあげられないのが申し訳なくて・・・」
これって、末っ子あるあるかも。
母から教え込まれた「手に職を」
「もう、私なんか普通すぎるのに取材なんて恐縮です~」
と、謙遜ばかりの三島さんがお茶とともに出してくれたお茶菓子がこちら。
わっ、すごーい!コサイトのマークが忠実に再現されたアイシングクッキーじゃないですか~。
実は、出産前に7年ほどパティシエとして働いていた三島さん。長男の育休中に、勤めていたケーキ屋さんが閉店してしまい、そのまま専業主婦生活に突入しました。
今でも、お友達からのリクエストで誕生日ケーキを作るなど、腕が鈍らないようケーキ作りを続けています。
「年をとっても、どこにいっても苦労しないように手に職を持て」とは、お母様からの教え。小さい頃からよくケーキを作ってくれた母の姿を見て育った三島さんがパティシエの道を選ぶのは、ごく自然の流れでした。
「子育てを10年やってきたので、そろそろパティシエとして本格的に活動を再開したいなあと。一番下の子は保育園入園を検討しています」
これから「ホカツ」に入りますが、無事入園できて三島さんのデコレーションケーキをお店で食べられるようになったらいいな。
取材を終えて
4人の子育ての大変さより、楽しんでいる様子が印象に残った取材でした。「自分のため」に頑張れることって何だろう?それを探すコサイトウの旅はまだまだ続きそうです。
それでは、次回もお楽しみに!
コサイトウ
このサイトの住人で、パパと3歳の娘の3人で暮らしています。人もあったかいし、自然も豊かな調布が大好き!娘が幼稚園に入園したら、「自分時間」も大切にしたいな。