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第6回
子育ても仕事も気張らず楽しむ! 真栄城涼子さん

2015年10月23日 公開

もうすぐ幼稚園入園審査ですね。「早くおひとりさま時間が欲しい~」なんて思っていたけれど、いざ通い始めたらさみしくなったりして…

さて今回は、布多天神の近くにお住まいで10歳の女の子、8歳の男の子、10か月女の子を持つ真栄城涼子さんにお会いしてきました。

 真栄城さまトップ

真栄城さんは、「Lucy`s(ルーシーズ)」という子ども服のお店を経営しています。建物の1階はお店とワークショップスペース、2階が自宅となっているので、おうちにお邪魔する前にお店ものぞかせてもらいました。

 

子ども服って、小さいからこそ奇抜なデザインがかわいいですよね!それに、買い物欲も子ども服で解消すると、浪費したっていう罪悪感が薄くて気持ちよくお買い物できませんか?

 

お店の片隅にあった駄菓子コーナーもありました。

 

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それを見ていたら、一気に気持ちが小学生時代にタイムスリップ!放課後の遊び場でもあった駄菓子屋さんが最近ではめっきり少なくなってしまったから、大人の私もワクワク~

 

「近所の駄菓子屋さんが店を閉めると聞いて、うちに引き継がせて!とお願いしました。ショーケースもそちらからいただいてきたものですよ」

 

場所や形は変わっても、いいものを後世に引き継いでいくってすてきね。

 

お店を始めたきっかけ

 

2階のご自宅はお店の雰囲気と同じく昭和レトロなインテリアで、どこか懐かしい生活空間が広がっていました。壁紙も、高さ低めの食器棚も、時計も、炊飯器も、どこもかしこも「ザ・昭和」。

 

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「70年代に作られた古いものが大好きで、この家をリフォームする前から少しづつ集めてきました」

 

この家はもともと真栄城さんのご実家で、リフォームをして暮らしているのですって。

 

「私が子どものころから両親が1階で喫茶店を営んでいました。父が亡くなったのをきっかけにお店を閉めることになって。他の人に貸すなら私がお店を開こう、ということでルーシーズが誕生しました」

 

お店を開いたのは、長女を出産した約10年前のこと。当時は手作りの洋服を販売するお店が少なく、気に入ったデザインの洋服が手に入りにくかったことに不満を感じていました。それならば、自分で作ったものや、気に入ったデザインの洋服を仕入れて売ろうと思いつき、開業にいたりました。

産後まもなく開業準備をしたなんてパワフルですね~

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「思い立ったら、すぐやりたいタイプなんです」

 

今は、近所に住むお母様に手伝ってもらいながら子育てに、お店経営にと忙しい日々です。
お店の隣のワークショップスペースでは、子ども手芸教室を開催したり、講師を呼んで子どもコーラス教室を開くなど、地域に根差した活動もされているそうよ。

 

そんな真栄城さんが作ったお洋服がこちら。

 

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他では手に入らない世界に一つだけのデザイン。素材の組み合わせ方も斬新です。ひょっとして、前職はファッション関係ですか?

 

「それが全く違うんです。もともと作ることが好きだったのですが、お店を始めてから独学で洋服づくりをしてきました」

 

今まで色々なママたちにお会いしてきたけれど、毎回思うのは「ママでも可能性は無限大」ということ。「子どもがいるから無理」「今から新しいことなんて大変」と自分で勝手に足かせを作っていた私に、やってみたいと思ったその日からスタートできる、ということを教えてもらっています。

 

3人目のかわいさは格別!?

 

ニコニコご機嫌な10カ月のお嬢さんも取材にお付き合いしてくれました。うちの娘も2年前まで赤ちゃんだったのに、なんだか遠い昔のような感覚…真栄城さんがお湯を沸かしに台所へ行くと、泣きながら後追いしていて、その後ろ姿がなんとも愛らしい。

 

「この子がかわいくてかわいくて、生後4か月で保育園に入れるのをすごく悩みました。結局、保育園に入園しましたが、今でも心が揺れています」

 

保育園に入れたらラッキーという今の状況で退園の道を選ぶということは、その後数年は仕事を休むと決断するのと同じこと。子育てをしつつ働き続けたい、でもかわいいわが子とずっと一緒に過ごしたい。この2つの両立がなかなか難しい現状に今も悩んでいます。

 

自宅兼店舗とはいっても、おうちにいればお世話で手いっぱいで仕事どころではなくなってしまいます。
かわいい時期を一緒に過ごせないことへの葛藤は、保育園ママなら一度は経験があるのではないかしら?

 

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上の2人のお子さんは2歳差だったので、バタバタの乳幼児期を過ごしました。

 

「ワァーーっと数年が過ぎて、あまりその頃の記憶がありません」

 

2人の子育て経験を積んで余裕が生まれたところに久しぶりの乳児のお世話。かわいさは何倍も大きかったようです。上の2人を保育園へ入れて復職した時はパパッと仕事へ気持ちが切り替えられたのですが、とご本人も不思議そう。

 

「子どもと一日中向き合っているより仕事をしていたいという気持ちと、なるべく一緒に過ごしたいという気持ちは、『保育園から帰ってきたら一切仕事をせず子どもとの時間を大切にする』ということで折り合いをつけています」

 

取材を終えて

 

子どもとの時間もしっかりと確保しながら、自分のペースでやりたいことをさらりと実現していくパワフルさを持っている真栄城さん。
子どもが増えたり大きくなるにつれ、状況がどんどん変わっていくもの。それに合わせて、肩ひじ張らずにしなやかに仕事をしていている姿はとても勉強になりました。

執筆者 コサイトウ

コサイトウ

「コサイト」の中に住む、3歳の女の子のママです。 自然豊かで、人もあったかい調布が大好き!娘がもう少し大きくなったら「自分時間」も大切にしたいな。

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