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コサイトウが行く!

第2回
仕事も子育ても真剣勝負!黒瀬茜さん

2015年6月19日 公開

コサイトウです♪

夏がすぐそこまで来ていますね。今年こそプールデビューもしたいし、そろそろオムツはずしを本気でやらなきゃなぁ。 

 

さて今回は、保育士で、3歳と0歳の男子の母でもある黒瀬茜さんのご自宅を訪ねました。

「ミルク飲ませながらお話ししてもいいですか?」 

もちろんです!

手際よくミルクを作る黒瀬さん。まだまだ手のかかる赤ちゃんもいながら働いているなんて、パワフルだわ。私なんて1人でもてんてこまいだから、育児のコツも聞いちゃおう。

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小学生の時から夢見ていた「保育士」

 

黒瀬さんが小学生だった時、保育園の先生がかけてくれた一言が、保育士を目指すきっかけとなりました。

「保育園に妹を迎えに行った時のこと。かつて自分の担任でもあった先生に『1人でよく来たねー!!』と心から褒めてもらったのです。あれこそが無償の愛なのだなと、大人になって分かりました。」

 

まるで母のように愛情をかけてくれた「あの先生」のようになりたいーーその思いを実現し、今の黒瀬さんがあります。

 IMG_4910息子さんの得意技は「ブタの丸焼き」

 

保育士は子育てのプロ? 

 

保育士さんなのだから、子育てもきっとプロ級なのでは?

「私たち保育士は、日中の一定時間しか子どもたちと一緒にいないので、家に帰ってからの姿を知りません。だから、『夜泣き』も自分が子どもを産んで初めてその大変さを知りました」

なるほど~!保育園には新生児がいないので、ご自身が出産するまでは首が座ってない赤ちゃんの扱い方も知らなかったし、もちろん授乳もしたことなかったのですって。 

子育ては普通のママと同じ、自分の子どもに初めて教えてもらったということか~。

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「自分も子どもを持ったことで、その経験が保育の仕事で生かされ、保育士の経験が子育てに生かされて、より仕事への理解が深まりました」

日々の気づきをちゃんと仕事に生かしているのね。  

職場では、仕事で疲れたママが保育園に迎えに来た時は、なるべく子どもの「ハッピーニュース」を伝えるよう心掛けている黒瀬さん。

 

「仕事で疲れているときにお友達とけんかしたとか、何かができなかった、といったいわゆる『悪い情報』を聞かされたら、もっと疲れてしまいますよね?帰宅後は子どものお世話や家事で大忙しの第2ラウンドが待っていますし。だから、その日その子がちょっと頑張ったことや、良かったところなどを伝えています」

 

うわ~、こんな細やかに気配りしてくれる先生に保育してもらえたら、子どももママも幸せだろうなぁ。

 

「それに、子どものこといろいろ注意されたら、家で子どもに八つ当たりしてしまうと思うんです。私だったらきっと怒鳴り散らしちゃう。でもそれでは子どもがかわいそうですよね。ですから、ママへの気遣いも保育の仕事の1つだと思っています」

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お話をうかがい、仕事に真摯に向き合う黒瀬さんの姿に胸を打たれました。目の前のことに一生懸命取り組む姿は、人を感動させますね。あっ、それって黒瀬さんを保育士へと導いた先生の姿と重なるわ!有言実行、ちゃんと「あの先生」のようになれていますね。

 

知識があるからこそ

 

自分の子育てのおかげで、さらにプロの保育士として磨きがかかっている黒瀬さん。

知識も豊富だし、ご自身の子育ては穏やかに楽しんでいるのかと思いきや、

 

「そんな、とんでもない!逆に知識があるから『なんでこの子はこれができないんだろう』とイライラしちゃって。ついつい上の子を叱ってしまうのが今の悩みです…」                                                                                                  

 

うちの子も同い年だから、うなずきが止まらない。自己主張がはっきりしてきて、心に余裕がないときに付き合ってあげるのはつらいよね。

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娘がたっちできた時のことを思い出してほっこり

 

 

「母である前に私も人間ですから、しんどい時はしんどいんです」

 

そうだそうだ!どんな時もやさしく微笑んでいるなんて無理~!

IMG_4938 「漕ぐの疲れた~」

慣れてるだけあって自転車担ぐ姿もサマになります

 

月に1度、ママ友たちと遊ぶのが何よりのストレス発散で、頑張ってイライラするくらいなら、家事を手抜きして笑って過ごせるよう心掛けているそうです。

知識豊富な保育士さんでも、保育と子育ては別物。悩みながら、手探りで子育てをしているのはみんな一緒よね。

 

 

どんな一日過ごしているの?

 

「手抜き」と言いながらもテキパキと育児をこなす黒瀬さんのスケジュールには、スムーズな子育てのヒントがありました。また、育児に協力的なご主人の存在も大きい様子。

IMG_4878休日出勤のパパを、近くの公園までお見送り。

 

毎朝5時半に起床。子どもが寝ている間に洗濯と台所仕事、自分の身支度を済ませ、子どもが起きたらお世話に集中できるように準備を整えます。

出勤時間が早い日はご主人が子どもたちの送り迎えを担当し9時頃、それ以外は8時頃保育園へ預けます。

「協力的な主人のおかげで、1人で子どもを見なくて済むし、仕事も続けられるので感謝してます」 

IMG_4889 (2)タッチして「いってらっしゃーい!」

 

仕事が終わって17時過ぎに保育園へお迎え、帰宅後はお風呂に入ってから、夕食です。ご主人が19時過ぎに帰ってこられる日は、帰宅を待って家族そろって夕食をとるようにしているそう。

子どもが寝た後、翌日の夕食の仕込みをして1日が終了です。

次の行動をスムーズにするために、事前準備しておくってところが、コツですね。

 

取材を終えて

 

私より10歳くらい年下なのに、毎日一生懸命で子育てもテキパキこなして見習うことが多かったなあ。要領が悪くてモタモタしちゃうんだけど、黒瀬さんみたいに家事や子どものお世話などは「事前準備」を心がけてみようっと。

それでは、次回もお楽しみに!

執筆者 コサイトウ

コサイトウ

3歳の娘とパパと調布に暮らしています。緑も多いし、人もあったかい調布が大好き!今は子育てどっぷりだけど、もう少し娘が大きくなったら「自分時間」も大切にしたいな。

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