お散歩に、お買い物に楽しい仙川の町。駅の改札を出てすぐのところに立つ地図看板が、15年ぶりにリニューアルすることとなり、4月1日の朝、除幕式が行われました。

 

改札を出てすぐに迎えてくれるのは、桜の木。葉桜になりかけていましたが、まだ綺麗です。風が吹くと、花びらがふわ〜っと飛んできました。

 

そして目の前にカバーをかけられた看板らしきものを発見。今回の看板リニューアルを伝える「ちずけんしんぶん号外」も置いてあります。この号外は、仙川で活動している「仙川地図研究所」により発行されました。

 

 

今回新しくなる地図看板を所有するのは、この地域の自治会「仙川町・緑ケ丘・若葉町親和会」です。5年前からリニューアルを検討していましたが、資金調達の面で実現していませんでした。このたび白百合女子大学と桐朋学園からの協賛を得ることができ、新しい看板を作ることになりました。

 ▲駅前で「号外」を配布中〜！

 

さて、いよいよ除幕式です。まずは自治会、仙川商店街協同組合などの代表者からご挨拶。そしていよいよ除幕の瞬間。関係者の皆さまが紅白の紐を引き、かけられていた白い布が外されました。仙川商店街のキャラクター、ハーモニーくんの姿も。

すばらしい看板が姿を現しました！参加者だけでなく通りかかった仙川住民の皆さんからも大きな拍手がわき起こります。

 

地図看板のデザインは、仙川のまち歩き地図を制作している「仙川地図研究所」が担当。クレイアニメ風のイラスト、手書きの文字を採用することで、子どもたちも楽しく見ることができるよう工夫が凝らされています。さらに外国人の方々への配慮もと、すべての名称には英語も併記されています。

 

地域の自治会が、あえて地域のさまざまな団体、個人と連携して作り上げた地図看板。地域の人達による仙川エリアのための思いがぎゅっと凝縮されています。たとえば駅前がバスターミナルになっていないため、それぞれのエリアへ向かうバスのバス停も地図に明記するなど、利用者の目線で作られているのも魅力。何より、若い世代にも自治会に関心を持ってもらいたい、という思いがこめられています。

 

 

式典後は地域のコーヒー店TRIP!Coffee＆Barさんのコーヒーや、niwa-coyaさんのオリジナルクッキーがふるまわれ、仙川地図研究所によるポスター版「見る知る歩くせんがわ地図」なども配られました。

 

仙川駅を利用するときには、この思いの詰まった地図看板を、ぜひじっくりとご覧くださいね。

※仙川地図研究所作成の「見る知る歩くせんがわ地図」は仙川駅周辺の書店で販売中です。