調布市内のスイミングスクールとして市民にも広く知られているアクラブ調布の代表で、公益社団法人調布市スポーツ協会副会長のほか、公益財団法人日本水泳連盟の副会長兼専務理事も務める金子日出澄さんが、この夏開催されるパリ2024オリンピックの日本選手団団長に就任され、7月9日に調布市長を表敬訪問しました。
「今回の日本水泳選手団は競泳、飛び込み、水球、アーティスティックスイミング、マラソンスイミング、あわせて選手55名と本部、監督コーチほかスタッフ33名という総勢88名の編成。そのチームリーダーとして団長を務めることになりました。選手団としては複数の競技でメダル獲得を目指しています。大舞台だからこそ、選手には力を発揮し『頑張ったな』という実感をもって帰ってきてほしいと思っています」
金子さんのお話を受け、長友貴樹市長からは熱のこもった激励の言葉がかけられました。
「金子さんはアマチュア水泳界を率い重職を歴任され、運営されているスイミングスクールからは、ナショナルチームに多くの選手を輩出されています。日本水泳選手団団長という指導応援する立場で現地に赴かれるのは大変なことです。手に汗を握って応援したいと思いますので、ぜひ頑張ってください」
子どもたちへのメッセージ
アクラブ調布はコサイト設立当初から運営をサポートしてくださっているコサイトサポーター。子育てをずっと応援してくださっているスイミングクラブです。表敬訪問後の金子日出澄さんに、お話を伺うことができました。
―どういった思いで選手団を率いていこうとお考えですか?
「選手は大きな期待を背負い、4年に1回のオリンピックということで、プレッシャーは大きなものがあります。過度に鼓舞するようなことよりも、選手が自分の実力を発揮できるよう、リラックスしたムードをチーム内で醸成できたらと思っています。実力を発揮できるかどうかは自分との戦いだと思いますので余計なプレッシャーをかけないようにと考えています」
―地域の子どもたちやそのご家庭に伝えたいことは?
「ほとんどの選手はスイミングクラブで練習し、オリンピック選手になっています。多くの場合それは小さいときからの夢、目標がかなっているということです。彼らの特徴的なところは、それが漠然とした夢ではないということ。明確な夢を持ち、そこから逆算して何をするべきかというステップを踏んできていると感じます。子どもたちにはぜひ、大きな夢を持ってもらえたらと思います。メダルや順位は大事なことですが、それだけでなく選手たちがひたむきに、プレッシャーに耐えながら頑張る姿を見て、何かを感じてもらえたらいいなと思います」