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聴くだけでなく、見て、参加して楽しい! 調布国際音楽祭が、今年も2025年6月21日(土)~29日(日)に開催されます。
調布のまちを会場に、さまざまな形でクラシック音楽の美しさ、楽しさに触れられる「調布国際音楽祭」。クラシック音楽が好きな方も、あまりなじみがないという方も、そして子どもから大人まで、誰もが気軽に参加できる音楽のお祭りです。
昨年の来場者数は過去最高となる約16000人! 市内外から多くの方が調布に集う「調布国際音楽祭」、その記者会見が2月19日に行われました。
会場は深大寺! 注目度の高さがうかがえる記者会見
記者会見の会場は深大寺 本堂。例年、調布国際音楽祭では会場の一つにもなっています。

会場内は、新聞や音楽雑誌、地域のメディアの方々など、席が足りないほど多くの方でいっぱい。ご本尊のすぐ横で、お香の香りを感じながらの記者会見は、コサイト編集部にとっても貴重な機会です。開会の挨拶として、まず深大寺の張堂興昭住職からのお話がありました。
「祈りの音にはクラシック音楽のように、昔から変わらぬ響きがあると思っています。深大寺は幕末の大火で被害を受け、この本堂も大正時代に復興したものなのですが、みなさんが通って来られた山門は焼失を逃れ、17世紀に建てられたものが今も残っています。17世紀といえばクラシック音楽においてはバロック時代です。音楽祭を通して、お寺とクラシック、双方の歴史にも思いを馳せていただけたら嬉しいですね」(張堂住職)

その後は会場を上の間に移し、調布国際音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーである鈴木優人さんと、アソシエイト・プロデューサーの森下唯さんから、本年のラインナップや見どころについてのお話がありました。

「音楽祭では、たくさんの人が集まれる場をつくるということも意識しています。今日もたくさんの方にお越しいただきましたが、この深大寺での会見も、何年か前から『やりたい!』と言い続けていたので、夢が叶って嬉しいです」(鈴木優人さん)
「さまざまな縁で成り立っているとともに、出会いの場にもなっている音楽祭だと思っています。本日の会見のように、なかなかないことを思いつきから動かして形にできるのがエグゼクティブ・プロデューサーのすごいところで(笑)。当初から掲げている『バッハの演奏』『次世代への継承』『アートとの連携』といった調布国際音楽祭のテーマも、年月を重ね、実現してきていると感じています」(森下唯さん)
監修の鈴木雅明さんからは、ニューヨークに滞在中ということでビデオメッセージが届きました。
「今年は『フェスティバル・オーケストラ(オーディションを勝ち抜いた若手演奏家を中心に構成する、今回の音楽祭限定のオーケストラ)』がフィナーレを飾ります。回を重ねて編成が大きくなり、今年は3管編成を超えた大編成にチャレンジしますよ!」(鈴木雅明さん)
2025年のテーマは「Journey Through Music! 音楽の旅へ!」
13回目を迎える今年のテーマは「Journey Through Music! 音楽の旅へ!」。
「みなさん、調布国際音楽祭にはどうやって来るか…電車に、京王線に乗ってくる方も多いですよね。私自身も乗り鉄というか、電車も乗り物も好きなので、今年のテーマはそれにしよう!となったんです」と鈴木優人さん。
オープニングコンサートは「ビッグバンドガラ! Take the “A” train」と題し、豪華メンバーによるジャムセッション、ビッグバンド、吹奏楽とお祭り感たっぷりに、「鉄道」にちなんだ曲目を演奏。
注目の公演「鉄道×音楽 Take the “Keio” train」は、鉄道をテーマとした、トークも楽しめるコンサート(出演者のおひとりである上野耕平さんは、サクソフォンでVVVFインバーターの音が演奏できるほどの鉄道好きです!)。鉄道ファンも、そんなに詳しくないという方も一緒に楽しめる内容になっています。関連企画として、電気通信大学鉄道研究会協力の「プラレール&Nゲージ展」も予定されているとのこと。これは、コサイトを見ている親子鉄のみなさん、要チェックでは!?と興奮してしまいました。
※オープニングコンサート、「鉄道×音楽 Take the “Keio” train」は4歳以上入場可の公演です
その他にも、盛りだくさんの9日間のラインナップ。0歳から入場可のキッズ公演には、例年大好評の「たたいてあそぼう」に加え、バッハ・コレギウム・ジャパンメンバーによるこどもバロックコンサートもありますよ。クオリティの高い無料ステージも、回数を増やして実施されます。

手作り感をとても大切にしているという調布国際音楽祭。どの公演も“調布国際音楽祭のために作られた”オリジナル公演であり、調布ならではの要素にあふれています。
「音楽祭を愛してくれている方が増えたなと思います。花火が一つ一つ手作りで、打ち上げたら戻ってこないように、私たちも一人ひとりの思いが込められた良い花火を今年も出せたらと。回を重ねてきたけれど、それに縛られることなく、新しいものを出していきたいですね」(鈴木優人さん)
「まちのおまつりとして、地元の方はもちろん、いろいろな方が参加しやすく間口を広くしたいという思いもあります。また、クラシック音楽とともに、調布のまちの素晴らしさを知ってほしいですね」(森下唯さん)
調布のまちの魅力って?という質問に、「調布駅まわりはどんどん変化し便利になっている一方で、深大寺や多摩川のように時代を越えたものもあり、それが共存している」「都心のすぐそばだけれど、畑も残っていて、多様な方が暮らしやすいと感じています」と答えてくださったお二人。音楽祭を通して、私たち自身も、住んでいるまちの良さを再発見できるかもしれないと感じました。
深大寺公演の雰囲気を体験
記者会見もそろそろ終了というタイミングで、「実は本日、みなさんにサプライズがあるんです」と鈴木優人さん。もう一度本堂に…と促され移動すると、そこに現れたのは、昨年の音楽祭に深大寺で演奏された、チェリストの上村文乃さんでした!
深大寺でのコンサートは、例年1、2を争う早さで売り切れてしまうコンサート。ぜひその音の響きを体験してもらえたらという、粋な計らいでした。

子どもたちが芸術に触れる機会の提供
調布国際音楽祭では、「次世代への継承」を目的に、2022年から寄附金を活用して、子どもたちに豊かな音楽体験を提供する取り組み(ジュニア招待※)を進めています。
これまで調布市内の小学生と中学生234名がジュニア招待によりオーケストラ公演を鑑賞しています。
寄附付きチケットについて、詳細はこちら(外部リンク)をご覧ください(寄附付きチケットは、通常の発売日より早く購入が可能です)。
※ジュニア招待…寄附金を活用し、調布市内の子どもたちをオーケストラ公演に無料招待する取り組みです。
※そのほかにも、次世代の音楽家育成のための「若手演奏家支援」プログラムを実施しています。
調布のまちに音楽があふれる9日間
遠くの会場へ出かけなくても、市内で上質の音楽に出会える「調布国際音楽祭」。

チケットは4月3日(木)からアートプラス会員先行発売、10日(木)から一般発売です。複数の公演を検討中の方には、お得なセット券(外部リンク)の販売は3月12日(水)からありますよ。
各公演の詳細や出演者については、調布国際音楽祭2025公式ウェブサイト(外部リンク)をぜひチェックしてみてくださいね!