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夏本番!熱中症対策のキモは「風」「水分補給」

2017年8月1日 公開

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サイクリングをしている最中よりも、止まった時にどっと汗が噴き出た経験、ありませんか?

 

炎天下でのマラソンやサイクリングなど「風を受ける」スポーツは、終えた後の方が熱中症発症の危険性が高まるので注意が必要と、調布市医師会の貫井清孝先生は言います。

 

「マラソンやサイクリング中は体表に風を受けている状態で、言ってみれば『扇風機に当たっている状態』に近いのです。しかし、休憩などで止まると、扇風機が止まった状態となり熱の排出が鈍ります。しかし、体温は引き続き上がり続けるため、熱中症を発症することが多いのです。微風でも汗を蒸発させ熱を逃がしてくれるので、高温で多湿な上無風な環境は、熱中症のリスクが高まります。卓球やバドミントンなど、風の影響を避けたいスポーツを、高温な室内で行う時も要注意です」

 

熱中症とは脱水による体温上昇と血圧低下、それに伴う臓器血流低下と多臓器不全によっておこる様々な症状のこと。予防するには、風通しの良い衣服を身に着け、汗をかいたり汗が蒸発できる状況を作ることと、こまめに水分補給をするのがポイント。子どもは背が低かったり、ベビーカーに乗っての移動のため地表の熱を受けやすいので要注意。とくに小さい子どもは自分の不調を言葉で表現することが難しいため、保護者が十分に気をつけましょう。スポーツに限らず、日なたでの公園遊びの時も最低でも1時間に1回は水分補給を心がけましょう。1回につき体重1kgあたり10cc、体重10㎏で100ccの水分摂取が目安です。

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