4月22日(土)は「調布市防災教育の日」です。調布市では2011年の東日本大震災を契機に、毎年4月の第4土曜日に市内すべての小中学校で一斉に防災訓練が行われます。
「災害時、小中学校は避難所になります。東日本大震災以前、各学校にはそれぞれに災害時の対応マニュアルはありましたが、統一のフォーマットはありませんでした。そこで調布市教育委員会では、震災直後の初動時72時間の『震災時対応シミュレーションマニュアル』を平成23年10月に作成、同年12月に改定を加えて第2版としてまとめました。学校ごとに同時に、児童生徒への実効的な防災教育の充実、地域との連携もすすめる中、毎年4月の第4土曜日を『調布市防災教育の日』としたのです」(調布市教育委員会 木村良太さん)
震災時対応シミュレーションでは、各学校において具体的に係の分担、災害発生1日目から3日目までの72時間に何を行えばよいかが、具体的にまとめられています。一斉防災訓練では、このマニュアルに基づいて児童・生徒の避難訓練および保護者への引き渡し訓練の他、避難所開設準備訓練も実施します。
また、当日は各校で防災に関する講話や、企業の協力による起震車体験、地域との連携によるスタンプラリー式の防災体験や、避難所運営ゲーム、マンホールトイレ設置訓練なども行われます。地域の方が参加できるプログラムも多数実施。各校のプログラム詳細は「調布市防災教育の日実施計画一覧」(外部リンク)でご確認の上、ぜひご参加ください。
なお、平成24年から始まった5年間の取り組みは、実施結果報告書として冊子にまとめられています(リンクからダウンロードできます)。