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「作品展」で感じる、子どもたちの生活と成長

2021年12月8日 公開

園庭も含め、園全体が会場となる調布多摩川幼稚園の一大イベント「作品展」が、去る11月に開催されました。昨年に続き、感染症対策を行い、密を避けての実施。事前に配布されたチケットに記載された時刻に従って、少人数ずつの入場となりました。

 

作品を見るだけでなく、その出来上がりまでの過程や、子どもたちの発達の筋道を知ってもらうことも大切にしている調布多摩川幼稚園の作品展。当日だけでなく、事前に「作品展通信」を発行し、日々の様子を伝えてきました。開催直前に配布された、先生たちの手づくりの「作品展のしおり」は、50ページ超の大作! 全学年の造形活動の様子が写真を交えて紹介されており、こうして出来上がった作品はどんなものだろう…と期待感が高まります。

 

▲自分のダンボール電車に乗りながら、作品を鑑賞する子も

年少組の造形で大切にしているのは「作って遊ぶ」こと。砂で汚れた空き箱の車や、ちょっとヨレたダンボール電車は、子どもたちがめいっぱい遊んだ証拠。はさみやのり、セロハンテープや絵の具との出会いの様子も、作品を通して感じられます。一人ひとりの作品に丁寧に添えられている、子どものつぶやきやどんな風に遊んでいたかのエピソードも見どころです。

 

▲色とりどりのおうちは、中に入って遊べます

1学期からずっと、絵本の『100かいだてのいえ』シリーズを楽しんできた年中組。ぬりえやオリジナル絵本作りなどから発展して、次はグループで、段ボールを使った大きなおうち作りに挑戦しました。「どこにドアを作ろうか」「窓は?」「家の中には何を置こう?」など、話し合い、協力しながら、一人では作れない「僕たち」「私たち」のとっておきの家が完成させました。

 

▲素材選びにも妥協なし! 柵の幅や壁の作りなど、随所に工夫が

年長組が取り組んだのは、ミニチュア動物園作り。作りたいもののイメージを仲間みんなと共有し、協力して作り上げる「協同制作」です。動物やその敷地だけでなく、門や売店など、動物園を構成するものも再現。仲間と話し合いを積み重ね、試行錯誤しながら「クラスみんなの動物園」を完成させました。こだわりがたっぷり詰まった世界に一つだけの動物園を、「ここ、見て見て!」と誇らしげに案内する年長さんの姿も。

 

どの作品にも、エピソードがたくさん。「実は、作品を作る前にこんなことがあって…」「この発想がすごいですよね!」と説明してくださる、先生たちの笑顔も印象的な作品展でした。

 

調布多摩川幼稚園の作品展への思いや「作品展通信」は、ようちえんブログ(外部リンク)でも紹介されています。ぜひご覧ください。

 

まち情報ページでは、園長先生のインタビューも掲載中。併せてぜひご覧ください!

 

 

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