発達面で配慮が必要な就学前の子どもとその保護者に対して、必要なサポートを提供する施設。療育場面ではとくに「楽しさ」を重視。低年齢の子どもを対象とした、親子参加でのグループ療育を実施しており、以後就学まで一貫して、スタッフも一緒に学ぶ機会を大切にしています。
コミュニケーション支援ではことばの土台となる「お互いに認め合う気持ち」を伸ばしながら身体を使うプログラムでも感覚統合による身体づくりを通して、身体に(無意識に)根ざす「自己肯定感」を育むことも目標に地域の関係機関とも連携した支援を行っています。
コサイトinterview
スタッフの阿部佳典さんにお話を伺いました。
―「すこっぷ」の良さとは?
「ひとつは、のびのびとした雰囲気のなかで子どもたちの自由なコミュニケーションを重視した療育プログラムです。
とくに表現療育と地域とのつながりを掛け合わせた療育プログラムは他の事業所さんにはない良さだと思います。
関わってくださる多くの方たちに恵まれ地域の中で守られ運営することができています!」
―表現療育のプログラムも充実していて楽しそうです。
「月替わりでプロのアーティストや、地域の方々が講師を担当してくださっています。さまざまな個性をもった子どもたちが、『楽しい時間!』と参加してくれています。テーマも個性も豊かな外部講師の皆さまには、私たちスタッフも支えられています!」
―体験の幅が広がりますね。
「『わかった』『できた』という小さな成功体験を積み重ねる機会を通して子どもの自己肯定感を伸ばすことを大切にしています。
就学後のことを考えると、ルールやしつけを急いで教えなくてはと思いがち。
しかし、まずは『楽しかった』をたくさん感じてほしいのです。
発達に配慮が必要なお子さんにとって、ルールやしつけの前に、『自分たちの人生は楽しく、世界は明るい』という実感を十分に持つことこそ大事だと。
そのためには保護者の皆さまと一緒に、お子さんにとっていま本当に大切なこと、必要なものは何かを探っていきたいです」
コサイトreport
0歳から2歳までの親子が参加するグループ療育を見学しました。
親子数組とスタッフさんが楽しそうにおもちゃで遊んでいます。雰囲気に慣れてきた頃を見計らってお片付け、プログラムのスタートです。先生が「今日はまず、お着替えをしま~す。その次は…」とカードになっているイラストを子どもたちに見せながら、全体の流れを説明。一つのプログラムが終わるとそのカードを、子どもたちが「おしまい」の箱に入れます。先を見通せるからか、みんな楽しそうに落ち着いて参加しているようです。お着替え、体操、制作、お弁当…。入園前だからこそ、集団での活動に慣れておくと安心ですね。さりげない配慮と楽しいこといっぱいで、子どももママも思わず笑顔の2時間でした。(取材・竹中裕子)
名称 | すこっぷ |
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所在地 | 調布市布田1-32-5 マートルコート調布 |
電話 | 042-444-3467 |
FAX | 042-444-3468 |
メールアドレス | hello@scoopkids.jp |
アクセス | 調布駅 徒歩 2分 |
活動時間 | ●ラッコクラス(親子)0~2歳 月・火曜日 10:00~13:00 木・金曜日 10:00~13:00 定員 各クラス8名 ●イルカクラス(個別)3~6歳 15:00~16:00 月・火・木・金 定員 各クラス2名 ●クジラクラス(集団・表現療育)3~6歳 水曜日 15:00~16:00 土曜日 10:00~11:00 定員 各クラス10名 |
休み | 日祝・12/30~1/3 |
料金 | 児童福祉法の児童発達支援事業で定められた料金と活動にかかる実費。 |
対象年齢 | 調布市および近郊在住で、児童福祉通所受給者証をお持ちの未就学児 |
利用方法 | お住いの市区町村の役所に「児童福祉通所受給者証」を申請していただき、受給者証が発行されてから契約、利用となります。 調布市にお住いの方は、調布市役所障害福祉課(042-481-7094)にお問い合わせください |
利用メニュー | 送迎 なし グループ活動と、ひとりひとりの課題に応じた小グループもしくは個別指導を組み合わせたプログラム アートワークショップ 相談タイム(親) |
ホームページ | http://scoopkids.jp/ 公式サイトをご覧ください |
その他 | 表現療育 クジラクラスの詳細はこちらのページをご覧ください。 運営主体 一般社団法人すこっぷ |