子どもが人間として育ち、人間として生きられる教育を目指す幼稚園。大人の価値観のお仕着せではなく、子どもの持つ色々な可能性や伸びようとする力を大切にしています。
園生活の中心は、子どもの自由で自発的な「あそび」。あそびを通した得た経験の積み重ねが、自主性や社会性、創造性を育てるとの考えから、子どもが発達に応じたあそびを楽しむことができるよう、日々子どもの思いに丁寧に寄り添う保育を行っています。
コサイトinterview
近隣だけでなく、東は仙川から西は飛田給まで、幅広い地域から園児が通っているという調布多摩川幼稚園。園長の増田昭一先生にお話を伺いました。
「保育は『その子から始まる』と考えています。保育で大切なことは、子どもの自発的・主体的な活動としての遊びです。まずは子どもの興味や関心がどこにあるのかを注意深く観察し、そこから保育者が、個々の子どもの思いを実現できるような保育をデザインしていきます。もちろん各年齢に出合わせたい内容もあります。子どもたちが自発的に動くよう『仕掛けていく』のも我々の仕事です」
園庭にある『大人の手助けなしで遊ぶ』というルールの遊具も気になります。
「ときには子どもが『今の自分の力では難しい』と考え、挑戦しない勇気も大切ですから」
挑戦しない勇気!?
「そうです。たとえば登山は、危険を感じたら途中で引き返す勇気が必要です。子どもたちには自分で考え、決める力を育てたい。それは子どもの気持ちに丁寧に共感し、見守ることによって、必ず身につきます」
みんなで料理を作ったり食べたりする機会も多いとか?
「園の子どもたちの一番の関心が『食べること』にあったので、自然とこうなりました。まあ、私が食べることが好きだからというのもあるかもしれませんが(笑)」
コサイトreport
満3歳児(2歳児)対象の親子教室「つぼみ組」の様子を見学しました。
本日の制作は、野菜スタンプを使ったエコバッグ作り。
「星形のオクラ!」「小松菜の茎、バラの花みたいだね」野菜の切り口が作る意外な形を楽しみながら、自分だけの作品を作ります。そのうち「手形もやっちゃおっか!」。まわりのお友達に触発されて、「これも楽しそう」「もっとやってみたい」の気持ちが広がっていきます。
制作が一段落したら、自由遊びの時間。保育室のおもちゃでじっくり楽しんだり、園庭でダイナミックに泥遊びをしたり。遊んでいる子どもの様子を見つつ、子育てや幼稚園のことについて、気負わず先生に質問できる時間でもあります。
あっという間の1時間半。「またね!」とやりとりするみなさんの顔が晴れやかでした。
名称 | 調布多摩川幼稚園 |
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所在地 | 調布市染地3-1-29 |
電話 | 042-483-4666 |
アクセス | 国領駅 徒歩 15分 調布駅より京王バス(調01)「公園前バス停」より徒歩3分 |
対象年齢 | 3歳~5歳 |
利用メニュー | クラス編成 3歳児3クラス(1クラス20名)、4歳児2クラス(1クラス30名)、5歳児2クラス(1クラス30名) 各クラス、担任+補助教諭 通園バス あり(2台×2コース、計4コース運行)。 ルートなどの詳細は、幼稚園までお問い合わせ下さい。 給食・お弁当 月曜日:給食(給食センターのお弁当) ※月曜日出席者の分を幼稚園で注文。実食分を後日集金しています。 火、木、金曜日:お弁当持参 預かり保育 あり。 通常保育時:早朝(8:00~9:00)、保育後(14:00~17:30 または 11:30~17:30) 長期休暇:9:00~14:00(就労者対象に8:00~9:00、14:00~17:30も実施) 未就園児向け「プレ保育」 あり。 つぼみぐみ(週1回程度開催)、くるみのかい(月1回程度開催) 5月~3月の間に実施している親子教室。 子育てが大変な時期に、幼稚園に来て子どもと一緒に遊びながら、先生や同年齢の子どもをもつ他の保護者の方と、おしゃべりしながら過ごせる会です。心配事や悩み、リフレッシュ方法などをおしゃべりしながら、おうちではなかなか経験させてあげられない遊びを一緒に楽しめるよう、毎回工夫されています。 ※つぼみぐみでは、みんなで活動する時間のほかに自由遊びの時間も加わります 詳しくは園のウェブサイト(外部リンク)をご覧ください。 |
ホームページ | http://chofutamagawa.ed.jp/ |
その他 | ●保育の様子などをコサイト編集部が撮影した動画はこちら! |