※2021年3月に事務所移転しました
地域で子育て中の女性たちが2012年に立ち上げた会社。働きたい思いを持ちながら、でも暮らしや子育ても大事にしたい育児中の女性に、身近な地域でできる多様な働き方を提案しています。
さまざまな事業を展開中。たとえば、チームで働く「セタガヤ庶務部」、暮らしているからこそ伝えられる地域情報を提供する「ロコワーク」事業の他、働くことにまつわる様々なイベント等を実施。「暮らす」と「はたらく」がその人らしく選べる社会を目指しています。
コサイトinterview
Polarisの大槻昌美さん、市川望美さん、野澤恵美さんはそれぞれ育児中。
「Polarisの事業を通して『こんな働き方があるんだ』と思えるロールモデルを作りたい。育児中は時間や場所の制限はありますが、仲間の存在や視点を変えることで、可能性は広がります」(大槻さん)
「働く」=オフィス勤務と思っていた大槻さんが衝撃を受けたのは、地域で働く市川さんの姿。
「出産後これまでの働き方に疑問を持ち、会社を辞めて子育て支援のNPO法人に関わるようになりました。そこではみんな、自分たちで事業を企画運営していて『仕事は自分で作れる』と気づいたんです!その時の感動を、広く伝えたいと思ったのがPolarisの原点。子どもが生まれたからこそ足を運ぶようになり、さまざまな出会いがあり、それが今この会社につながっています」(市川さん)
まずは地域から?
「調布市内にそれぞれ特色をもたせた場を4カ所(※)、ワークシェアを広げる足がかりや、地域で起業する女性の支援拠点となるように運営しています。まちとしてどんどん面白くなっていくという予感を具体化するため、調布の内も外も、もっと人と人、場と人を繋げていきたいと思います」(野澤さん)
「まずは一歩踏み出してと提案したいです。一緒に未来を創りませんか?」(大槻さん)
※2018年6月に3カ所となりました
コサイトreport
Polaris主催の座談会「子どものいる暮らしの中で『はたらく』ということについて考えよう」に2歳の息子と参加しました。
グループに分かれ、テーマに沿って意見交換。ファシリテーターさんに促され、求職中では保育園に入れない、子どもにかかる負担が心配、経験やスキルがなく尻込み…など、「働きたいけど動き出せないもやもや」が次々と出てきます。
「息子1人で手一杯、近所に頼れる相手もいないし、預け合いは無理そう」と思っていた私ですが、「子どもは成長するし、信頼関係は自分から作れるよ!」という先輩ママの経験談に、目の前がパッと明るくなりました。悩みを1人で抱え込まず共有することで、新しいアイデアや夢につながることもあると実感したひとときでした。(取材・河内志保)
名称 | 非営利型株式会社Polaris |
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所在地 | 調布市小島町2-51-2 寿ビル 2F |
電話 | 042-444-7877 |
ホームページURL | http://polaris-npc.com/ |
その他 | 事業内容 ●ソーシャルデザイン事業部 ・子どものいる暮らしの中ではたらくということを考える座談会 子育て中の人も、そうでない人も関係なく、「心地よく暮らし、働きたい」という一つの問いを共有し、多様な答えが共存できる方法をみんなで考える座談会。月1回、カフェaonaで実施。 詳細、申し込みについてはPolarisホームページでご確認ください。 ●ワークデザイン事業部 ・セタガヤ庶務部 主に子育て中の女性が「ゆるやかだけど本気ではたらく」「小さくても働き続ける」ことができるよう、チームで仕事を行っています。 ●ロコワーク事業部 ・くらしのくうき 子育て世代が知りたい、引越しにまつわる地域情報を提供するサービス。自分が母として得た知識や経験がそのまま活かせる仕事です。 ●地域のシェアスペース運営 ・cococi 多様な働き方を発信する拠点であり、地域で起業する女性が使用しやすいスペース。 ・cococi garden 大人数の会議やセミナーなどに使用できる、広々としたレンタルスペース。 ・Loco-working Space cococi@国領(2018年5月閉鎖) 子育て中の方が利用しやすいスペース。子連れでのミーティングや施術に利用可。 ・co-ba chofu フリーランスの方が多数利用するコワーキング&シェアオフィス。 |