子ども連れでもお散歩しやすい季節になってきましたね。イヤイヤ期に足を踏み入れた2歳の娘を育てている編集部Naoです。
コサイト編集部のメンバーが揃う会議でのこと。「児童館の『子育てひろば』って、意外と知られていないかも」という話になりました。確かに、私も娘が赤ちゃんだった頃はどんな場所か知らず、なかなか出かけることができなかったかも…。
そこで今回の「おでかけ日和」では、仙川駅から徒歩7分のところにある東部児童館の「子育てひろば」で遊んだり、自然いっぱいの街を親子で楽しむ…そんなお散歩コースをご紹介します。
仙川駅を出発!
東部児童館を目指して歩きます。駅を出て右手に進むと、過去のおでかけ日和でも紹介されている絶好の京王線スポットを発見。
さらに少し歩くと「仙川第2仲よし広場」が見えてきます。
仙川駅周辺で買い物をするついでに、少し立ち寄っても良さそうな公園ですね。
東部児童館の「幼児ひろば」でじっくり遊ぶ
桐朋学園を左に見ながらもう少し歩くと、東部児童館に到着!中に入ると、「子育てひろば」の相談員さんが温かく迎えてくれます。春の優しい日差しが降り注ぐ室内には、おもちゃがいっぱい。
東部児童館の「子育てひろば」事業では、「赤ちゃんひろば」と「幼児ひろば」が曜日がわりで開催されています。「赤ちゃんひろば」は、妊娠中、産後は2カ月から利用OK。1歳ごろあんよが上手になったら「幼児ひろば」へ。
ということで、娘は「幼児ひろば」に参加。場所見知りもせず、娘にとっては目新しいおもちゃに目を輝かせながら、すぐに遊び始めていました。
「子育てひろば」では相談員さんが一緒に遊んでくれたり、明るく声をかけてくれるので、私自身もすぐにやわらかい気持ちになって娘と過ごすことができました。
遊びに行ったのは年度末。ママさん同士も、相談員さんとも顔なじみのようで「この前〇〇に遊びに行ってきました!」「4月からは、〇〇保育園に行くんです」など、子どもを遊ばせながら楽しくおしゃべりしています。
児童館はその地域の人達が多く利用するので、近所の保育園・幼稚園や遊び場など子育て情報交換の場にもなりますね。
たっぷりと1時間半ほど遊び、みんなでおもちゃをお片付け。相談員さんによる手遊び、絵本の読み聞かせ、体操を楽しんでから児童館をあとにしました。楽しい時間はあっという間。
「赤ちゃんひろば」の様子もご紹介!
児童館に初めて行くなら「赤ちゃんひろば」ですね。そこで別の日に開催されている「赤ちゃんひろば」にもお邪魔させてもらいました。
幼児ひろばとは異なるおもちゃがあり、床には厚手のマット。これだけ広いと、ねんねのお子さんも、よちよちと歩き始めたばかりのお子さんも、みんなで安心して遊べそう。
この日は月に数回実施されている身体計測日のため、体重計と身長計が置かれていました。「体重を測りたいからと、初めて『赤ちゃんひろば』に来る方もいらっしゃいますよ」と相談員さん。
確かに、子どもを遊ばせることができて、しかも家では測れない細かな体重の変化もチェックできるのはありがたいこと。娘が小さい頃、私も利用させてもらっていたなあ。
ちなみに私が初めて地域の児童館に行ったのは、すこやかのイベントで出会った方に勧められたことがきっかけでした。
当時は生後6カ月だった娘と勇気を出して行ってみたら、近所に月齢が近い赤ちゃんがこんなに住んでいるんだということにびっくり!そして「子育てをしているのは自分だけじゃない」と、どこか安心した気持ちになったことを覚えています。
何度か遊びに行くと、相談員さんや顔見知りのママさんに、自分でも気づかなかった娘の成長を褒めてもらって嬉しくなったこともありました。子どもを遊ばせながら他のママさんと話せてすっきり。どこに遊びに行くか迷ったとき、近所に児童館があると思えたことは、励みにもなりました。
「児童館は遊びに行くところでもあるけれど、お母さんがリフレッシュできる場所でもあるんですよ」という相談員さんの言葉も印象的でした。
実篤公園を通ってつつじケ丘方面へ
児童館でたっぷりと遊んだ後は、実篤公園を通ってつつじヶ丘駅方面へ。公園に入ると、たっぷりの緑!何度来ても気持ち良い場所です。
小学生以下は、園内の池にいる鯉にエサやりもできます。娘も入り口でエサをゲット。
このあたりは高台になっていて、見晴らしもとても良いのです。偶然この日は冠雪の富士山を望むことができました。お昼近くの時間に富士山がはっきりと見えるのは珍しいことなんだそう。得をした気分。
私はもっと景色を鑑賞したかったのですが、娘は早く園内を歩きたいと、どんどん進んでいってしまいます。慌てて手を繋ぎ、ゆっくりと階段をおりながら、園内をまわりました。
自然いっぱいの園内を歩いたクライマックスは、2歳の娘の人生初のエサやり!自分が投げたエサを、鯉がパクっと食べる様子に興奮していたようでした。
オレンジの鯉を指差して、「エビさんもいるね!」と話す娘。確かにエビに色合いが似ている…と妙に納得してしまいました。
自然を思い切り感じ、散歩を楽しみ、生き物を愛で、坂下の武者小路実篤記念館に到着。もう少し大きくなったら、記念館もじっくりと鑑賞したいな。
「空と大地と」でゆっくりご飯
その後、つつじヶ丘駅の近くまで歩き「空と大地と」でご飯をいただきました。
たくさん遊んだ娘は、運ばれてきたキッズメニューのカレーを見た瞬間、早く食べたいと前のめり。「おいしっ!」と言いながら、もりもり食べてくれました。
ベルト付きのキッズチェアが用意されていたり、ご飯を待っている間にぬいぐるみを貸してくださったりとあたたかく迎えてもらい、子どもと一緒にゆっくりとした時間が過ごせました。離乳食の持ち込みもできるため、キッズメニューがまだ食べられないお子さんとも食事にも良いかもしれません。
最後は道にある電車!?の中へ
ご飯のあと、「空と大地と」の奥を少し歩いてみると、突如現れたのは電車の車両!娘はこの横を通るたびに「電車!電車!」と指差していたので、今回は中に入ってみました。
平日は車両の中に入ることができるので、電車好きなお子さんには、たまらないスポットかもしれません。
若葉町付近にはこんなスポットも
今回の散歩コースからは少しそれますが、東部児童館周辺には、ほかにも子どもと一緒に楽しめそうなスポットがあります。
たとえば、若葉小学校近くの坂の途中にある若葉町3丁目第4緑地。
公園とは異なり、自然がそのままになっている場所。少し危険もありますが、いつもの公園とは違う遊びがしたい、自然と触れ合いたいときに。
緑地近くの調布市立図書館若葉分館では、月に1回「0,1,2歳おはなし会」、幼児・小学生向けには毎週「おはなし会」という本の読み聞かせを開催。
靴を脱いで入れる広い「おはなし会」の部屋は、ねんねの赤ちゃんでも安心して参加できそうです。
東部児童館とその周辺は、自然いっぱい!調布の「よいところ」を満喫できた一日でした。
所要時間
10時前に仙川駅を出発。東部児童館で12時まで遊び、実篤公園を通って、つつじケ丘方面へ。13時ごろから「空と大地と」でお昼ご飯を食べて、電車を見学し、14時ごろにつつじヶ丘駅に到着。東部児童館、「空と大地と」、若葉分館でおむつ交換ができます。詳しくは赤ちゃんおでかけ安心まっぷをご確認ください。また児童館が毎月発行している「ひろばのおたより」(外部リンク)に、休館日やイベントなどについて書いてあるので、事前にチェックしてから行くと良さそうです。
編集部 Nao
調布市で2歳の娘を育てています。娘にどうやって野菜を食べてもらおうか試行錯誤の日々です。