そろそろ来年4月の認可保育園入園に向け、園見学や必要書類の調達など準備を整えていきたい時期。そこでコサイト編集部は、今年もまた調布市子ども生活部保育課を取材し、令和8年度の認可保育園入園申し込みについて最新情報を伺いました。
申し込みスケジュールの詳細はこちら(外部リンク)をご覧ください。
調布市の「待機児童」は1歳児に集中
調布市における令和7年度の待機児童数(※)は、引き続き減少傾向にあります。
※認証保育所などへの入所者を除く。
「令和7年度の待機児童に該当するのはすべて1歳児。その他の年齢では定員枠に余裕がある保育園もあります。とはいえ、全員が希望通りの保育園に入園できるというわけではありません」(保育課)
申込書には、入園先を第6希望まで記入することができます。6つ書くことで、入園の可能性は広がるかもしれません。しかし、たとえば自宅から遠いなど、無理をしないと通えないような園の名前を書いてしまうと、万一その園に決まった場合に苦労することもありそうです。少なくとも現実的に「通えるかどうか」を確認、想定して、希望園を決められるといいですね。
調布市内幼稚園の「延長保育」情報もチェック
「ここ数年、調布市内の幼稚園でも早朝や夕方などにお子さんを預かる延長保育が充実し、さらに満3歳児保育(2歳児から入園可能な園もあります)を実施する幼稚園も増えています。令和8年度保育施設入園案内(9月19日配布開始予定)には調布市内にある幼稚園の情報を紹介しています。幼稚園も幼児教育無償化の対象(外部リンク)となりますので、気になる方はぜひ幼稚園情報もご覧ください」(保育課)
保育園選びに迷ったら、窓口で相談を
初めての保育園選びは、わからないことだらけ。少しでも迷ったり、わからないことがあったらぜひ、市役所3階にある保育課に相談してください。窓口には「保育コンシェルジュ」さんも常駐しており、みなさんがお住まいの地域で通えそうな園の紹介など、詳しい情報を聞くことができるのでおすすめです。
ご家庭の正確な「指数」を確認して
調布市における認可保育園の入園は、各世帯の状況を点数(指数)化し、基準指数と調整指数の合計指数によって決まります(利用調整※)。まずはご自身の世帯について、正確な点数(指数)を把握しておきましょう。
※利用調整とは、保育園や家庭的保育事業の利用の申込数が、各保育園等の年齢別の利用定員を上回った場合に、その児童がおかれている状況等を勘案して定員が収まるよう調整するものです。
たとえば、夫婦ともにフルタイムで働いている場合は30点+30点で合計60点。そこに世帯に対する調整指数が加点されます。たとえば1年以上前から両親ともに就労を継続していて、子どもを有償の認可外保育施設(認証保育所や保育ママなど)に月極め契約で160時間以上預けている場合は、2点が加点されることになっています。点数の詳細は令和8年度保育施設入園案内(9月19日配布開始予定)を参照してください。
指数が高くても「入れない」場合に備えて
指数が高ければ入園できるというものでもありません。応募が集中する保育園では満点(60点)でさらに加点があったとしても、「まさかの落選」というケースも有り得ます。認可保育園に入れなかった場合を想定して、それ以外の選択肢(認証保育所などの認可外や幼稚園など)についても十分に調べ、検討しておきたいところです。
<参考>
調布市内認可保育園の4月(一次)内定者の最低指数(外部リンク)の情報が公開されています(昨年までの情報です)。詳しくはリンク先をご覧ください。
入園申し込み受付は 10/6(月)〜24(金)
「令和8年4月入所選考については、昨年同様入所機会拡大をはかるため、三次申し込みまで受け付けます。そのため、一次申し込みの受付開始は10月6日(月)〜24日(金)を予定しています。入園申し込みは、電子申請、郵送、市役所内に設ける専用ボックスに投函のいずれかでお願いします。窓口での受け取りや書類確認は行いませんのでご注意ください」(保育課)
入園案内(申込書類)の配布、および一次申込受付のスケジュール詳細は次のとおりです。
9月19日(金)から令和8年度の入園案内(申込書類)の配布を開始。また、調布市ホームページにて、令和8年度入園案内(申込書類)をダウンロードできるようになります。
<入園案内の配布場所>
調布市役所2階総合案内前、3階保育課、子ども家庭支援センターすこやか(第三土曜日とその翌日を除く)、プレイセンターちょうふ(第2土曜日とその翌日を除く)、市内各認可保育園(日曜・祝日を除く)、神代出張所(土日曜・祝日を除く)、市内児童館(日曜・祝日を除く)、プレイセンターせんがわ(日曜日と第2土曜日を除く)
一次申込み受け付け
電子申請(外部リンク)、郵送または申込み受付専用ボックスへの投函で受け付け。
10月6日(月)〜24日(金)
電子申請した書類に不足や不備があった場合は、11月17日まで追加の修正が可能です。
【郵送】
10月6日(月)〜24日(金)必着
特定記録郵便・簡易書留など記録の残る郵送方法を推奨。郵送料は差出人負担。
※書類到達確認は、提出日以後5営業日から可能です。申込み前に入園案内で注意事項、詳細を要確認。不足などがある場合は、保育課から個別に連絡があります。
【申込み受け付け専用ボックス】
10月6日(月)〜24日(金) 土・日・祝日を除く 午前8時30分〜午後5時
場所:保育課(市役所3階)前
※申込み書類一式を封筒に入れ、封をして投函してください。
※提出にあたっての事前の電話連絡は不要です。
・不足書類・申し込み事項変更届けは11月17日(月)(必着)までに提出してください。
入園申し込みは便利な電子申請がおすすめ
調布市の認可保育園申し込みには、園見学の予約から入園申し込み申請までオンラインでできる、東京都が運営する保活ワンストップサービスが利用できます。曜日や時間に関係なく、24時間いつでも利用することができる便利なサービスですので、ぜひご活用ください。

申請申し込みは早めの提出を!
「入園申し込みのためには、保育園に預ける要件を満たしていることが証明できる就労状況を示す書類などが必要です。申し込み時に提出していただく書類は、しっかり記入済みでなくては受け付けることができません。ご心配なことも多いと思いますので、ご不明な点については、事前にお電話でお問い合わせください」(保育課)
書類を整えるには時間もかかります。もし提出した書類に不備があった場合は、調布市から個別に連絡があるとのこと。
「例年、申し込み期間の最終週になると、とても多くの申込書類が保育課に届きます。申し込みが集中すると不足書類の確認に時間がかかり、書類の再提出の準備をしていただくお時間が十分に設けられない可能性があります。そのため、できましたら早めにご提出くださいますようお願いします。申込みについて不明点がありましたら、保育課の窓口にお問い合わせください」(保育課)
調布市の認可保育園情報はコサイトで
調布市内には78園の認可保育園があり、それぞれが地域に根ざした特徴ある保育を実践しています。コサイトには編集部スタッフが各保育園を取材して書いている記事を、写真入りで掲載しています。
産後の女性が復職するために必要な施設であると同時に、実際に預けることになれば子どもが長時間「生活」する場所にもなる保育園。しっかり選びたいけれど、とはいえ気になる保育園すべてに、小さいお子さん連れで足を運ぶのは大変ですね。
ぜひコサイトの情報も、みなさんの保活にお役立てください。