入園までは何でもママやパパがやってあげていたことも、幼稚園入園を機会に少しずつ自分でできるように促していきたいもの。晃華学園マリアの園幼稚園ではどのようにしているのか、山口陽子先生にうかがいました。
「マリアの園幼稚園では、入園した子どもやお母様がたに『幼稚園生になってお兄さんお姉さんになったのだから、自分のカバンは自分で背負いましょう』と常々お話ししていますが、ふと気づくとお母さんたちがカバンを持ってあげてしまっているという姿がチラホラ見られます」
入園したからといって、すぐには難しいのかもしれません。
「年少で入園した子どもは、まだ3歳。赤ちゃんから脱したばかりという感覚なのだろうと思います。だから親も自然とカバンを持ってあげてしまうのでしょう」(山口先生)
親も口では「自分でやろうね」と話していても、つい手をかけてしまっている場面もあるのかもしれません。反対に、少しうるさく言いすぎて逆効果になることも考えられます。自分のことは自分でやるように促す…そのためにどんな関わり方をすればよいのでしょうか。
「幼稚園では初めのうちはあまり厳しくは言いませんが、様子やタイミングをみて『お約束だったよね』とやんわり伝えることはあります」(山口先生)
あまり意識していないと、ついいつまでも手をかけてしまいがちになりますから、日頃から自分でやらせるように仕向けるよう意識することが大事なのだそう。厳しくしすぎるのではなく、できたりできなかったりを繰り返して少しずつ成長できるといいですね。
「子どもは誕生日とか、進級とか、長期休暇明けなどちょっとした節目でぐんと伸びることも多いです。『いつになったらできると思う?』『年長さんになったら』…そんな会話をしてみるのもひとつです」(山口先生)
▲マリアの園幼稚園の広い芝生。シスターと一緒に駆け回ります。
子どものしつけは、思い通りにはいかないもの。少しずつ「自分のことは自分で」と促していくのがよさそうです。
晃華学園マリアの園幼稚園は、豊かな自然環境の中、子どもたちは思いきり遊び、のびのびと過ごしています。蔵書が充実している図書室も魅力。詳しくはコサイト「晃華学園マリアの園幼稚園」内にある前園長先生へのインタビューとコサイト編集部員によるレポート記事もお読みください。(取材・竹中裕子)
※晃華学園マリアの園幼稚園の、平成30年度入園説明会&公開保育の日程や申し込み方法はこちらをご覧ください。