9月2日、土曜日の夕刻。再開発が進み月末には駅ビル(トリエ京王調布)がオープンする調布駅前で、無料の映画上映会「ねぶくろシネマ」が開催されました。上映作品は「パディントン」。くまのパディントンとファミリーの出会いが駅だということも、駅前での上映にぴったり。駅前では、多くの家族連れなどがチェアやシート持参。のんびりと映画を楽しみました。
▲上映前のご挨拶は、ねぶくろシネマの唐品知浩さん(遠景ですが)。このあとカウントダウン!
▲同じくねぶくろシネマの古田裕さん(左)と関根麗さん(右)も調布のお父さんたち。
「ねぶくろシネマ」とは、一昨年秋、調布のお父さんたちが多摩川の河川敷、京王線の橋脚をスクリーンがわりに無料上映会を企画したのが始まり。今や全国からオファーが届くほどの人気企画となりました。(コサイトでは多摩川での上映会の様子や、ねぶくろシネマ主催者であるパッチワークスの皆さんへのインタビューもご紹介しています)
今回の上映会は京王電鉄からのオファーを受けたもの。たくさんの人が行き来する駅前ではたくさんのスタッフが歩行者を誘導。大きな混乱もなく上映がスタートしました。上映10秒前から全員でカウントダウン。元気な子どもたちの声が響きます。ねぶくろシネマは「騒いでもOK」な上映会。ハラハラドキドキのストーリーに、「わあ!」「きゃ〜」という子どもたちの歓声が上がりました。
いよいよシネコンのオープンを控え、映画の町としてますます盛り上がる調布ですが、この「ねぶくろシネマ」とは、その日その時限りの特別なひととき。きっと子どもたちの心に、楽しい思い出として刻まれたことでしょう。(取材・竹中裕子)