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震災時の医療体制~自分や大切な人を守るために~

2024年2月21日 公開

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年始の能登半島地震では大きな被害があり、今も避難所生活を強いられている方も多くいらっしゃいます。いつ起きるかわからないのが災害。それを改めて実感した方も多いのではないでしょうか。いざというときに自分や周りの大切な方を守るために。調布市での震災時の医療体制についてご紹介します。

 

大きな地震が起きてけがをしたとき、まずどこに向かえばよいか、知っていますか?
また、けがはなくても、体調が変わりやすい小さな子どもがいるご家庭や、妊娠中の方など、受診が必要な状況になることが考えられますね。

 

いざというときのための知識として。調布市では、震災時の医療体制はどのようになっているか、ご紹介します。

 

どこに向かう? 緊急医療救護所

調布市では震度6弱以上の震災が起きた際には、調布市医師会、調布市歯科医師会、調布市薬剤師会、調布市柔道整復師会などの医療団体が連携し、震災後72時間以内は緊急の医療体制がしかれます。地震が起きてから72時間以内に病院に向かう場合は、緊急医療救護所に定められている以下9カ所のうち、最寄りの病院に行ってください。

 

緊急医療救護所設置場所一覧

番号

緊急医療救護所設置場所

所在地

種別

1

東京慈恵会医科大学附属第三病院

狛江市和泉本町4-11-1

災害拠点病院

2

医療法人社団桐光会 調布病院

下石原3-45-1

災害拠点連携病院

3

医療法人社団東山会 調布東山病院

小島町2-32-17

災害拠点連携病院

4

医療法人社団青山会 青木病院

上石原3-33-17

災害医療支援病院

5

医療法人社団 飯野病院

布田4-3-2

災害医療支援病院

6

医療法人社団大和会 多摩川病院

国領町5-31-1

災害医療支援病院

7

特定医療法人研精会 東京さつきホスピタル

東つつじケ丘2-27-1

災害医療支援病院

8

医療法人社団大坪会 北多摩病院

調布ケ丘4-1-1

災害医療支援病院

9

医療法人社団欣助会 吉祥寺病院

深大寺北町4-17-1

災害医療支援病院

 

 

各病院の前でトリアージテントが設置され、医師や歯科医師がトリアージを行い、病人やけが人の重症度によって治療の優先順位を判断します。軽症であればその場で治療をし、重症であれば院内へ搬送します。場合によっては、院内から近隣の病院への搬送も検討します。

 

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▲緊急医療救護所のトリアージテント

 

常備薬がなくなってしまったら?

震災後72時間は、上記9カ所の緊急医療救護所以外のクリニック及び薬剤薬局はほとんど閉鎖されます。震災で常備薬がなくなってしまったといった場合も、最寄りの緊急医療救護所を目指してください。

※薬は救護所で手に入る可能性が高いですが、3日分の薬はいつでも持ち出せるよう、準備しておくと安心です。

 

震災発生から72時間を過ぎると、順次対応が変わります

震災後72時間を過ぎると、緊急医療救護所は順次閉鎖され、クリニック等の再開準備が進みます。また、医師は避難所を巡回し、診療を行います。薬の処方についても、その際に相談できます。

 

震度5以下の場合には、通常通りの医療体制ですので、お近くのかかりつけ医を訪ねてください。

 

もしものときの自分や大事な人の命を守るためにも、震災が起きる前に最寄りの緊急医療救護所の場所の確認をしておきましょう。

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▲トリアージ訓練の様子

 

調布市医師会の災害時の対応と活動については、医師会ウェブサイト(外部リンク)にも詳しく掲載されています。併せてご覧ください。

また、調布市HPに震災時の避難所など、災害時についての情報があります。

 

その他、コサイト編集部で企画した自主勉強会、調布市の総合防災安全課の方による出前講座「「みんなで進める災害対策(風水害編)」のレポートも併せてご覧ください。

あなたの「防災力」大丈夫?子連れで備える風水害(前編)

あなたの「防災力」大丈夫?子連れで備える風水害(後編)

 

 

 

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