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遊び配達人とアナログゲーム!すこっぷの表現療育

2021年6月11日 公開

児童発達支援施設「すこっぷ」では、体験の幅を広げたいという思いのもと、表現療育「クジラクラス」(36歳)を実施しています。

 

クジラクラスは毎月様々な講師を招いて行なわれる体験型の療育が魅力。

 

6月9日は、色々なカード・ボードゲームの遊び方を知っている「遊び配達人」の栗原達也さんと一緒にカード・ボードゲームで遊びました。

 

今回、体験したは3種類のゲーム。

 

①クアドロカラー(3歳から遊べる 2−5人 ルールが簡単)

4色の組み合わせで構成されているのカード(3枚)と、台紙のどこが同じ4色の組み合わせなのか、カードを回転させたり、位置を変えたりしながら探すゲーム。見つけた時の達成感があり、後頭葉が刺激されるといわれていることから、介護施設にも導入されている脳トレゲーム。

 

色とりどりのカラフルなカードを見ているだけでも楽しいので、ルールとは関係なく好きな色のカードを集めている子もいました。

 

 

②パクモグゲーム

じっくり相手の顔を見て、何を食べているのかを当てるゲーム。言葉を使わずジェスチャーだけで表現するので、大人でも結構難しい。例えば、アイスクリームとペロペロキャンディーの違いや、焼き鳥とお団子などの違いを出すのは工夫が必要。

 

ルールが簡単なので、子どもたちはみんな楽しそうに参加していました。食べているものを当てたときは、大喜び!

▲なにを食べているのか相手をじっくり観察し、食べ物のカードを探します。

 

 

 

③栗原さん自作のボードゲーム 

「相手の陣地にゴムでコマを弾き、全部送り込めたら勝ち」のボードゲーム。指先の動かし方や戦略が求められる。相手の陣地の狭い入り口を狙って指を使って円形のコマを弾くので、集中力も。

 

▲思わず手を伸ばしてしまう子も。白熱するゲームです。

この日体験したゲームは一対一で遊ぶものもあればグループで遊ぶものも。子どもたちはルールを守ることを学んだり、勝って嬉しかったり、負けて悔しい思いをしたり、いろんな感情を体験することができたようです。

1人で完結しやすいスマホゲームや、遠くに離れた人と楽しめるネットゲームとは違い、実物と一緒に楽しむ相手、同じ場所と時間を共有することも楽しいということが体験でき、遊びの選択肢が広がったのではないでしょうか。

 

「大人がいろんな遊びを知ってると、子どもにいろんな遊びのヒントを教えてあげれるので、先ずは大人がしっかり楽しいこと、面白いことを見つけて、なぜそれが楽しいのか理解していることが大切だと思っています。大人も子ども達から「遊び心」を学んでいけるといいですよね。

 

「子どもに遊びを用意してあげるときは、まず大人が真剣に、一緒になって遊び、楽しんでいただきたいと思っています。実はすごく大事なことだと思うのです」(栗原さん)

 

保護者のみなさんからは「今日遊んだゲームを買って家で遊びたい!」「一緒に遊んでみたい」という声も上がっていました。

 

多様な体験を通した療育が魅力のすこっぷ。表現療育だけでなく、親子が集団で参加する「ラッコクラス」(0〜2歳)や、個別の「イルカクラス」(3〜6歳)も実施しています。詳しくはすこっぷのページをご覧ください。

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