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令和3年度 調布市認可保育園入園申し込み心得&各園の情報まとめ

2020年9月11日 公開

令和3年度の保育園入園に向けて、そろそろ入園希望保育園を見定めていきたい時期。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、申し込みの受付方法などが変更されることになったとのこと。そこでコサイト編集部では令和3年度の入園申し込みについて、調布市子ども生活部保育課保育・幼稚園係の阿部さん(写真右)と浅賀さん(写真左)に、来年度の保育園入園に向けてのお話を伺ってきました。

▲感染予防のため、マスクをつけたまま撮影しました。

調布市の待機児童

調布市における令和2年度の待機児童数は149人(認証保育所などへの入所者を除く)。令和元年度の182人からは減少しました。しかし0歳児の待機児童数は19人と、前年度0人から増加しました。

 

「調布市は待機児童対策にはかなり力を入れてまいりました。平成27年度に策定された『調布っ子すこやかプラン』において新設を予定していた25園はすべて開園され、その後も毎年新園を開設。令和3年度には、新たに4園がオープンを予定しています。しかし、調布市はその利便性や暮らしやすさなどから集合住宅の建設も相次いでおり、転入者も増えることが予想されます。働く女性がますます増えていることから、来年度の保育園入園も、とくに0歳、1歳、2歳児では引き続き厳しい状況が予想されます」(阿部さん)

 

令和3年度に新規開園予定の保育園についてはこちらをご覧ください。

 

利用調整指数とは?

認可保育園の入園は、各家庭の「利用調整指数」の点数と世帯収入から、ルールにもとづいて厳正に決められていきます。まずはご自身の世帯について、正確な点数を把握することが必要です。

たとえば、夫婦ともにフルタイムで働いている場合は30点+30点で合計60点。そこに世帯に対する調整指数が加点されます。たとえば1年以上前から両親ともに就労を継続していて、子どもを有償の認可外保育施設(認証保育所や保育ママなど)に月極め契約で160時間以上預けている場合は2点が加点されることになっています。

仮に点数が低い場合は、利用調整の結果次第では「入れない」場合も想定されます。4月からの復職が決定している場合は、認可保育園以外の選択肢についても検討しておいたほうがいいかもしれません。

また、たとえ満点(60点)でさらに加点があったとしても、応募が集中する保育園では「まさかの落選」も十分に有り得ること。認可保育園に入れなかった場合も想定して、それ以外の選択肢についても十分に調べ、検討しておきたいところです。

 

「コロナの影響で、テレワークなど自宅勤務も一般的になってきました。そのため利用調整指数が同点の場合に判断基準となる優先度の項目で、自営業の方についても『主たる就労場所』が居宅内外での優先度に違いをつけないことにするなど、一部ではありますが状況に即した変更も行いました」(阿部さん)

 

申し込みは郵便または専用ボックスのみでの受付に

 「例年、保育園の4月入園申し込みは市役所市民ロビーでの一斉受付と郵便で行っていましたが、来年度4月入園分に関しては、感染予防のため市民ロビーでの一斉受付は行いません。郵送または市役所内に設ける専用ボックスに投函していただき、窓口での受け取りや書類確認は行いません。詳細は9月20日号の市報で発表します」(浅賀さん)

 

書類の不備などがあったらと思うと心配になる方もいらっしゃるのでは?

 

「入園申し込みのためには保育園に預ける要件を満たしていることが証明できる、就労状況を示す書類なども必要です。申込時に提出していただく書類は、しっかり記入済みでなくては受け付けることができません。ご心配なことも多いと思いますので、ご不明の点についてはお電話でお問い合わせください」(浅賀さん) 

 

書類を整えるには時間もかかります。提出した書類に不備があった場合は、調布市から直接連絡があるとのこと。いずれにしても、できるだけ早い時期に必要書類などを揃え、申し込んでおけば焦らずにすみそうです。

 

なお、入園案内の配布時期や申込みスケジュールなどは、下記のとおりです。

入園案内(申込書)の配布及びダウンロード
10月5日(月)より入園案内の配布がスタートします。

【配布場所】
・調布市役所2階総合案内所前・3階保育課および神代出張所(土日祝日を除く)
・子ども家庭支援センターすこやか(第3土曜日とその翌日を除く)
・市内各認可保育園(日祝休日を除く)
子育てカフェaona(火曜日定休)

・調布市のHPからダウンロードも可能。募集人数は市報ちょうふ10月20日号及び調布市HPで発表を予定。

・4月一次募集申込受付は10月20日(火)から11月16日(月)まで必着

・郵送または申込み受付専用ボックスでの4月入園申込み受付(1次募集)期間は、10月20日(火)から11月16日(月)までに保育課必着。提出にあたっての事前の電話連絡は不要です。

・不足書類・申し込み事項変更届けは12月1日(火)(必着)までに提出してください。11月17日(火)から令和3年2月5日(金)の申し込み分は、再調整(二次募集)の対象になります。

市報ちょうふ9月20日号および調布市のホームページに掲載されています。

今年は難しい園見学 WEB版調布市認可保育園案内も

復職のために必要な施設であると同時に、実際に預けることになれば子どもが長時間「生活」する場所でもある保育園。調布市内には73園の認可保育園があり、それぞれが地域に根ざした特徴ある保育を実践しています。これまでは調布市でも、入園申込み前に、希望園の見学を推奨していましたが、今はそれも難しい状況です。

 

それでも少しでも情報を提供できればと考え、調布市子ども生活部保育課の委託を受け、調布市内各認可保育園の情報をご覧いただけるコサイトのページを、各園のご協力を得てさらに強化!保育園から入園希望のみなさんへのメッセージ(日々の子どもたちの様子など)、給食の対応、問い合わせ先の情報や時間帯などについてまとめています。ぜひご覧ください。

 

WEB版 調布市認可保育園ガイド

認可保育園以外の選択肢も 

厳しさを増す調布市の「保活」事情。働き方によっては、一時預かりなどを活用する人もいます。たとえば認可保育園や認証保育所などの一時預かりや、定期利用保育などを利用して働いている人も。また子どもの年齢によっては幼稚園の延長保育など利用するという選択肢もあります。

近年では、企業主導型保育所も市内や近隣に次々と開設されています。さらに3歳からは幼児教育の無償化に伴い、幼稚園の延長保育でも無償化が導入されています。仕事を続けていくためには、認可保育園に入園して働くという選択肢にこだわらず、それぞれの働き方に合わせた「保活」ができるといいですね。

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