5月のある日、調布若竹幼稚園では八雲台の木内商店で実際に「買い物」を体験する「お買い物体験」が行われました。
体験するのは年長さんたち。ずっと楽しみにしていたこともあり、いつもに増してにこにこ笑顔がいっぱいです。
一人ひとりの子どもたちが大切に持っているお財布の中身は…54円!家のお手伝いをしておうちの方からいただいた本物のお金が入っていました。
これは園の保育方針の一つでもある「プロセスを大切にする」という思いに基づいています。
「わたしの好きなお菓子!」
「やっぱりこっちにしようかな」
値段を見ながら慎重に選ぶ子どもたち。好きなものを食べたい「質で選ぶ派」とお腹いっぱい食べたい「量で選ぶ派」と個性が表れたようでした。ようやく「買う」と決めたお菓子はお店の方に手渡して、自分でお金を支払います。
お買い物体験前には先生から、絵などを使って何度もお金の説明を受けてはいたものの、お金が足りずに選び直す子がいたり、お店の人に「もう少し買えるよ」と教えてもらっている子も。
「個人商店が少なくなった現代で、お店の人と直接やり取りをして買い物をする経験は貴重であると考えています。この経験をきっかけにお金の大切さを知ること。そして、楽しみながら数やお金の概念に関心を持ってくれればと思います」(園長・金子剛先生)
調布若竹幼稚園では、7月と8月に2020年度入園説明会を実施します。園の様子を紹介する動画も園のウェブサイト(外部リンク)で公開中!
園長先生のインタビューも掲載されているまち情報ページもぜひご覧ください。