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おでかけ日和

第20回
生き物に触れて、遊んで、大満足のプチテーマパーク ~多摩川自然情報館~

2016年8月5日 公開

いよいよ夏本番ですね、コサイト編集部のクロネコです。虫取りやザリガニ釣りは楽しいですが、日中ずっと外にいるのも暑い…。ということで、今回向かったのは、生き物と触れ合える調布市の屋内施設。小2男子と2歳女子という、年の離れた兄妹が楽しめる場所ってなかなかないのですが、素敵な解説員さんのおかげで、2人とも想像以上に大満喫!な嬉しい1日となりました。

 

まずは子連れに優しいカフェで栄養たっぷりランチ

さあ、まずは腹ごしらえ。つつじケ丘方面から品川通りを調布方面に向かう途中にある、子連れに優しいと噂のカフェ「Cafe Kitchen 加菜」を訪れました。私は、肉と魚から好きなメニューが選べる日替わりメニューの中から「タラの中華あんかけ」をチョイス。

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▲毎食30品目で栄養たっぷり。おかずも日替わりだとか!

 

子ども達は、スパゲッティーミートソースとフライドポテトをシェア。子ども向けのランチメニューもあり、子連れで行っても温かく受けて入れてくださるお店は、常連さんにも人気のようでした。

 

多摩川自然情報館に、生き物博士あり!?

お腹が満たされご機嫌になった後は、品川街道から多摩川の方向に自転車を走らせ、多摩川自然情報館へ。

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到着すると、解説員の鎌田さんが迎えてくれました。

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▲環境調査の専門家で、水の生き物が大好きという鎌田さん

 

調布市内に生息している生き物がたくさん集まった展示室に、息子も娘も興奮気味に気になる生き物を観察。すると鎌田さんがさりげなく近づいてきて、生態や特徴、オスとメスの見分け方、触れ合い方など、さまざまなことを教えてくれます。

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多摩川自然情報館では、外来生物問題の啓発の一環で、アメリカザリガニも展示しています。息子はザリガニが大好き。野川や近所の用水路でザリガニを見つけては捕まえようとするものの、なかなか上手に捕まえられずにいたのです。でも、鎌田さんから「上から掴まないで、ザリガニの足の下から手を入れて、下から支えるように持ってあげるといいよ」とアドバイスされると…

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「でっかいザリガニ持てた〜!」と大喜び。 

 

他にも、うなぎの餌やりを見せてもらったり、カメに餌をあげさせてもらったり。「カメをひっくり返して床に置いたら、どうなると思う?」と問題も出してくれました。(答えを知りたい方は、ぜひ現地へ!)子どもたち(とくに小学生)はもう目がキラッキラ。鎌田さんが教えてくれたことを、何度も自分の目や手で確かめてはニヤニヤしていました。いや〜、生き物博士にすっかり楽しませてもらっちゃいました。

 

生き物博士は次から次へと、さりげな〜く、子ども達の興味を引きつけるようなものを見せに来てくれます。

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ふと数年前に参加した多摩川自然情報館夏まつりで、息子が大きなカメに餌をあげたことを思い出し、その話をしたところ…「実は死んじゃったんです」

 

ええ〜っそんな〜、と驚いているところに鎌田さんが持ってきてくれたのが死んでしまったカメの骨。切ない…。でも甲羅の内側にある背骨を見せてもらい、甲羅って本当に骨なんだと実感。親も勉強になりました。

 

多摩川自然情報館は、虫、魚、水の生き物の他にも、植物や鳥など、調布市内のあらゆる生態系にまつわる展示を充実。中学生が職場体験で作った展示などもあり、じっくり見ていたらあっという間に1日が過ぎてしまいそう。

_DSC0118展示室の外にあるテラスには、多摩川のミニ生態系を再現し、メダカやヌマエビなどが生息する「いきものプール」もあります。(※2023年追記:現在「いきものプール」の展示はありません)

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▲木の枝にくっついたヤゴの抜け殻を見つけて喜ぶ2人(※2023年追記:現在は展示公開していません)

 

 

子どもの大好きな本・絵本・ぬりえも

多摩川自然情報館には、生き物と触れ合える展示室と「いきものプール」が設置されているテラスの他に、学習室もあります。ここには小さい子ども向けの、生き物を題材にした絵本から、大人が読んでも楽しめるような自然にまつわる図鑑や環境学習図書まで豊富に揃っていて、自由に見ることができます。机と椅子もあるので、夏休みの自由研究にもうってつけの空間ですね。

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_DSC0087▲鳥、魚、昆虫の塗り絵は幼児にも大人気 

 

分からないことは何でも聞いて。自由研究のサポートも!

実は、ここには書ききれないほど、たくさんのことを教えてくれた鎌田さん、ありがとうございました!夏休み期間中(※)は、鎌田さんをはじめとする解説員の方が毎日いらっしゃるそうですなので、ぜひお出かけくださいね。
※夏休み期間は2016年7月21日(木)から8月31日(水)まで。それ以外の期間は、土・日・祝日のみなので、ご注意を。

_DSC0169▲アユのぼりは解説員がいるという目印です(悪天候時を除く)。
手を振っているのが鎌田さん

 

 

多摩川自然情報館では、月替わりで子どもが楽しめるプログラムを開催。8月のプログラムは「多摩川の昆虫で標本作り」です。また、2016年8月12日 (金)には、自由研究イベントも開催されますので、自由研究のテーマに困っている方はぜひ。

 

プログラムやイベントに限らず、「◯◯が調べたい」「◯◯について教えてほしい」といった相談も大歓迎です。顕微鏡の貸し出しもありますし、捕虫網・ライフジャケットなどを借りて、目の前にある多摩川まで観察に出かけることもできるそう。とにかく、解説員の方をつかまえてこそ楽しめる施設なので、恥ずかしがらずにどんどん話しかけてみてください。

 

 

多摩川自然情報館でたっぷり楽しめたから、そもそもの虫好きに火がついたクロネコ家の子どもたち。帰ってからいつも以上に図鑑を楽しく読んでいました。また新たな質問を持って、情報館に行きたくなる日がくるかも…、いや、親の私のほうが先に行きたくなっちゃうかも!?

 

 

【所要時間】

Cafe Kitchen 加菜に着いたのが11時半頃。ゆっくりご飯を食べ、多摩川自然情報館には13時過ぎに到着。鎌田さんと話をしながらじっくり生き物との触れ合いや塗り絵を楽しみ、15時半頃まで滞在しました。多摩川沿いで少し遊び、1日たっぷり楽しみました。

執筆者 コサイト編集部員 クロネコ

コサイト編集部員 クロネコ

生まれも育ちも調布の夫と共に調布に暮らし始め、調布の魅力にとりつかれて約8年。2008年生まれの男子と2015年生まれの女子の母。友達と遊びたい盛りの小学生と、どこでも兄について行きたがる2歳児の2人をどう満足させるかが、目下の課題。

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