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おでかけ日和

第38回
冬も意外とオンシーズン?多摩川河川敷で過ごす一日

2024年1月20日 公開

今年の冬は「暖冬」だそうですが、年々寒さが体にこたえるようになってきたコサイト編集部のコガです。しかし、わが家の子どもたちは寒さなんてどこ吹く風。きょうも「外で遊びた~い」「どこ行く~?」と休日は朝からおでかけモード。寒さで近所の公園もお友達の姿が少ないし…ということで、親子でほんの少しだけ足を伸ばして、多摩川へ向かうことに。寒さに備えて温かいお茶や使い捨てカイロを忍ばせ、いざ出発!

 

京王多摩川駅からスタート!

今回は公共交通機関を使っておでかけ。調布駅を9時半ごろ出発し、京王線で調布駅から各駅停車で1つ目の京王多摩川駅で下車します。

防寒対策をしっかりして、京王多摩川駅に降り立ちました♪

 

駅から線路沿いに南に向かって5分ほど歩くと、河川敷が見えてきます。道も平坦なので、ベビーカーでも大丈夫♪

 

河川敷に出ると、過去に紹介した記事「子鉄に捧ぐ! 親子で行きやすい調布市内の電車スポット」でも紹介した場所に到着!頭上を京王線が走ります。

 

「電車きたー!」とテンション上がります♪

 

それほど電車熱は高くないわが家の2人も、ここでは頭上を走る電車に「来た―!」と大きな声で興奮気味。さぁ、ここからはひたすら多摩川を下流に向かって歩きますよ~!

 

河川敷散歩は冬も自然が身近に

 

冬らしい澄んだ青空の下、広々とした河川敷はとっても気持ちがいい!この日は日差しもあり、冬とはいえぽかぽかと暖かさも感じられました。

 

まさかのランニング?!颯爽と駆け出す子どもたち。

 

特別に遊具があったりするわけではなくても、遊べてしまうのが子どもたちのすごいところ。

 

「わはは!足つぼだ~」と楽しそう。

 

道中にあったデコボコの石が埋まっているところでは楽しく歩いたり、土手の坂をごろごろと転がったりと遊び方は無限大。特に、夏は元気な雑草たちがモジャモジャと伸びて背を高くしているところも、冬は枯れたり刈られたりで見通しもスッキリ。とっても歩きやすい!蚊もいないのがありがたい!

 

…と思って調子に乗って土手を登ったり降りたりしていると…。

 

「お母さん!なんか痛いよ~」と娘。

 

娘の足元を見てみると…?

むむむ!これはひっつき虫だ!

 

河原に生えていた通称ひっつき虫(地域によって呼び方がいろいろあるそうですね。くっつき虫など…)が、ニット素材の娘のレギンスにびっしり!

 

一つ一つ引っ張って取るのはなかなかの苦労…。冬のニット系の素材は要注意です!

 

正体はコレ!調べてみると「コセンダングサ」というキク科の植物のようです。

 

厄介なひっつき虫だけど、これも自然と触れ合ってこその経験。1つ勉強になったね!

季節外れのタンポポにも出会いました。

 

のんびり歩いて、30分ほど。多摩川の「二ヶ領上河原堰(にかりょうかみがわらぜき)」という細長い滝のようになっているあたりまで来ました。

その時、息子が多摩川を見て「海だね~」と一言。「いやいや、これは川ですよ!」と、突っ込みつつも、私も多摩川を改めて見てみると、広~い川幅に太陽がキラキラと反射しています。確かに海っぽいかも…と妙に納得してしまいました。

 

まさかの海⁉ここは調布リゾート⁉

 

途中で軽いおやつタイムも挟みながら、小一時間ほどかけて染地3丁目近辺までやってきました。

スキップスキップ♪自転車には気を付けて歩きましょう。

 

多摩川自然情報館でほっと一息

 

日差しがあっても、やっぱり外は冬!そろそろ少し温まりたいころ。子どもたちも少し歩くのにお疲れだったので、近くにある多摩川自然情報館に立ち寄ることにしました。

多摩川沿いの住宅地にあります♪

 

「多摩川自然情報館」は、多摩川を中心とした調布市の自然環境を紹介している施設。入館無料で、誰でも気軽に立ち寄ることができます。入口は、建物脇の階段を上った2階にあります。

 

靴箱が鳥の名前当てクイズに。「これはメジロだよね!」と娘。開けると答えが書いてあります。

 

館内に足を踏み入れると、廊下には多摩川に生息する生き物の紹介などがたくさん掲示されています。そして廊下のつきあたりが子どもたちに人気の展示室です。

水槽の中をじーっと見つめて…これはなんていう魚かな?

 

展示室には複数の水槽がずらり。規模は大きくありませんが、子どもたちにとっては小さな水族館!冬はなかなか河川敷で生き物とは触れ合えないので、暖かい室内で生き物の観察ができるなんて素敵!

 

自然に関する絵本もあります♪しばし読書タイムでまったり。

 

午後はアクティブに遊ぼう!

 

さて、そろそろ時計もお昼の12時。自然情報館を後にして、少し多摩川沿いの桜堤通りを上流方面に戻ります。この辺りは、ラーメン屋さんや週末限定でオープンしているピザ屋さんもあって、手ぶらで来てもお昼ごはんが食べられるのも助かります。

 

この日は子どもたちの「早く外で遊びたい!」とのリクエストを受けて、コンビニでお昼ごはんを調達。温かい食べ物を買って向かうのは、多摩川市民広場です。

 

桜堤通り側から多摩川市民広場に向かう入口。
広場のベンチでお昼ごはん。あったかい食べ物や飲み物が冷めない距離で調達できるのが嬉しい!

 

さくっとランチをしたら、思う存分お外で遊びタイム!公園は小さなお山のある芝生エリアとネットが張ってあるボール遊びエリアの2つに分かれています。

 

バスケットボールに熱中している息子は、早速ボール遊びエリアのバスケットゴールを使ってシュート練習を開始。

奥に見えるのが、芝生エリアのお山です。

 

多摩川市民広場は、数少ないボール遊びOKな市内の公園の1つ。サッカーやキャッチボールをしている子もいて、冬でも賑わっています。ただし、バットの利用などは禁止されているので、決まりを守って楽しく遊びましょう♪

 

公園内には綺麗なトイレもあります。

 

冬の大空に舞い上がれ!

 

1時間ほど遊んだところで「冬の外遊びと言えばこれでしょ!」と自宅から持ってきた凧を取り出し、子どもたちを誘って再び河川敷へ。広場は直接河川敷に繋がっているので、気軽に行き来して遊ぶことができます。

 

冬は北風が吹き、空を見上げても太陽の光が暑すぎないので、凧揚げに適した季節なのだそう。

 

さぁ、風に向かって走れ~!

 

ふわりと舞い上がる凧!広々としているので、木にひっかかる心配も少ない場所です。

 

子どもたちが一生懸命走っているのを見て、段々と私もウズウズ。

 

「ちょっとお母さんにもやらせて~」と、凧を拝借。

 

子どもたちのように身軽に走れませんが…ここは年の功!風の向きをよく読んで…えいっ!!

カメラマンは娘。指が入ってしまったのはご愛敬。

 

凧が風に乗ってうまく上がりました♪

 

日の短い冬。午後3時にもなると日も傾いて少しずつ寒くなってきたので、そろそろ帰路につくことに。市民広場から桜堤通りに出て徒歩ですぐのところにあるバス停「日活調布撮影所」から調布駅南口行きのバスに乗って帰宅しました。

 

厳しい寒さでついつい大人は家の中に引きこもりたい気持ちになってしまいますが、子どもたちのおかげで凛とした空気をたくさん吸って、心もスッキリ。ただし、程よい疲労感で、夜は子どもたちと一緒に私も寝落ちコースの予感です(笑)。

 

【所要時間】

調布駅を9時半時ごろ出発。京王線で京王多摩川駅まで1駅。そこから多摩川河川敷に出て、ゆっくり1時間ほどかけて下流方面へ向かい、多摩川自然情報館に到着。メダカやドジョウなどの魚を観察後、近くのコンビニでお昼ごはんを調達し、多摩川市民広場へ。公園と河川敷を行き来して、めいっぱい遊びました。帰りは、調46系統のバスに乗って3時半ごろ調布駅着。河川敷の近く、桜堤通り沿いを調布駅行きのバスが走っているので、お子さんの体力に合わせて、歩く距離を調整してみてくださいね♪

執筆者 編集部 コガ

編集部 コガ

「パティシエになりたい」けど、生クリームが嫌いな小2の娘と、「NBAの選手になりたい」けど、英語の知識はほぼゼロな小1の息子の母。どちらかというと体育会系!?な子どもたちの体力に、必至にくらいついて行く毎日を送っています。

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