京王線調布駅東口から徒歩2分。児童発達支援施設すこっぷでは、親子通所クラスを設置しています。児童発達支援とは、障害の有無にかかわらず、発達の遅れやかたよりが気になる子どもが利用できる、福祉サービス。すこっぷでは0歳、1歳、2歳の子どもたちは親子で通えるグループ療育を行っているのが特徴です。
あえて「親子」で通う意味は何なのでしょう?
「親子で参加するのは大変そうに思えるかもしれません。しかし、すこっぷで専門性のあるスタッフにサポートしてもらいながら一緒に活動することで、わが子の思いがけない一面を見つけられることがあります。また、いつも同じメンバーで活動しているので、利用者のママ同士も仲良くなり、情報交換をしたり、互いの子どもの成長を喜びあったりという光景がよく見られます。それは子どもたちにとっても嬉しいこと。親子の関係も自然といいムードになっていきます」(児童発達支援管理責任者・羽柴優美さん)
発達に気がかりがあるからこそ、親子だけで孤立するのではなく、いろいろな人たちとつながり、情報交換できるのはメリットがありますね。
そこで、コサイト編集部は8月のある日、実際にすこっぷの「ラッコクラス」(親子通所)にお邪魔しました。
スケジュールに従って半日のプログラムが始まります。まずは朝のご挨拶。今日の天気は何かな?絵カードを使ってわかりやすくすすめます。
続いてお着替えタイム。みんなで一緒にお着替えできるかな?個性豊かな子どもたちですが、お着替えの歌に合わせてできました。着替えの入った袋は指定の場所に掛けておきます。集団生活でよくある場面も、すこっぷでしっかり練習できますね。
今日のテーマは「虫」。すこっぷで飼っているバッタさんたちを虫かごごしに観察します。
特性がそれぞれの子どもたちですが、工作も順調。先生たちの手作りキットは、子どもにもわかりやすく工夫されています。
セミさんも上手に木にとまることができました。
一通り終わったら、お弁当の時間。みんなで一緒にいただきます。こうして週に2日ほどを同じメンバーで過ごしているから、お互いに緊張もなく、ママ同士はおしゃべりに花が咲きます。ちょっとお邪魔して、ママたちにもインタビューすると…。
「ここは親同士がつながれるところが、とてもいいです」
「家庭的なムードでとても居心地いいです」
「いろいろな子どもが参加しているところがいいです」
「子どもに寄り添い、手厚く対応してもらっていると思います」
「通いはじめて1年近くになりますが、当初よりずいぶん表情が明るくなりました!」
「集団の中に入っていけない子でしたが、ここでは先生が上手に促してださって、すっと入っていけて感動しました」
「教材も特性のある子に合わせて用意されています。親には、なかなかできないことだと思います!」
「親子ともに、毎週とても楽しみに通っています」
参加している方はみなさん、すこっぷの親子クラスにとても満足している様子。日々の積み重ねによって、子どもたちもそれぞれに成長しています。
就園前の時期だからこそ、グループでの療育には意味があります。また地域に仲間ができることで、その先もきっと支え合えますね。現在、ラッコクラスでは利用者を随時募集中です。気になる方は、まずはすこっぷにご連絡ください。