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どうしたら伝わる?タイプ別子どもへの向き合い方

2019年6月5日 公開

あの手この手で子どもに気持ちを伝えようとするけれど、なんだか上手くいかない。空回って、つい言葉がきつくなってしまう…そんなことありませんか。

 

「子どもの特性を知ることで、その子に合った対応ができる」と語るのは、臨床心理士の竹厚誠さん。

竹厚さんが行っているアドバイスの一例をお聞きしました。

動きが多く落ち着きがない、不注意がある

どのように対応するかを考える前に、まずその子の背景に何があるのか明らかにする必要があります。例えば、身体の揺れを捉えにくい、力加減の感覚が鈍い、見たものに反応しやすい、目の前のことに集中すると周りが見えなくなってしまうなど…まずは色々な検査を組み合わせて、原因を探ります。

 

繊細な子ども

私たちが思う以上に傷つきやすく、繊細な子どもは多いです。かかわりは、基本的にポジティブに。声かけは「〇〇しないと△△するぞ!」という“罰”ではなく、「〇〇したら□□できるよ」という“賞”の方向です。前者は即効性があるのでつい使いがちですが、繊細な子どもはネガティブな体験を記憶し、それにとらわれてしまうこともあるため、長い目で見ると後者の方がよいです。

 

慣れない場所が苦手

“いつも通り”が好きで、自分のペースを崩さない子どもは、新しい場所が苦手だったりします。そのような子には、「泳げない人をプールに放り込んで強引に泳ぎ方を覚えさせる」というようなやり方は禁物。「その人が安心できるエリアを徐々に広げていく」という方向を心がけましょう。

「伝えたいことが子どもにうまく伝わらない。よくありますよね。悩ましいです。それに、子どもは親に甘えがありますし、親側にも『自分の子どもだし…』という子どもへの甘えがどこかにあって、つい怒りすぎてしまったりします。これは自然なことだと思いますが、親子ゆえに関係がこじれてしまうことはありますよね。そういうときは、思い切って第三者を介入させる方がよいです。大丈夫です、私も思春期の息子を叱りすぎてしまうことがよくありますし、結構挨拶を無視されます(笑)」(竹厚さん)

 

竹厚さんによる訪問型の発達の総合サポートサービス「こどもとおとなの訪問発達サポート Apila」では、「発達障害」に限らず、少しでも気になることがあればどなたでも相談可能。

詳しくはまち情報ページをご覧ください。

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