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つながる!ひろがる!PK Labo

第5回
出会いと交流を楽しむ「コミュニTEAタイム」
出会いと交流を楽しむ「コミュニTEAタイム」

2025年10月6日 公開

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柴崎にある未就学児親子のためのコミュニティー・スペースPK Laboでは、良質な木のおもちゃを借りられる「トイライブラリー」や離乳食教室「ベビーフードバー」のほか、利用者同士が交流を楽しむ「コミュニTEAタイム」を開催しています。

 

お茶を飲みながら気楽におしゃべり

毎週木曜日に開かれる「コミュニTEAタイム」では、10時から13時までの間、好きな時間に立ち寄って、運営スタッフのGJさんとMichikoさんが用意してくれるお茶を飲みながら、利用者同士でおしゃべりや交流を楽しみます。お茶の提供は無料。子ども用の飲み物は持参できます。

PK Laboコミュニティータイム
▲木曜日の10時から13時まで、好きな時間に立ち寄れます
PK Laboコミュニティータイム
▲「マイカップ持参」とありますが、持ってこられなくても大丈夫とのこと

 

「コミュニTEAタイム」の時間内に、さまざまなイベントが行われることもあります。イベントがある日も時間内は出入り自由で、イベントには参加せず立ち寄るだけでもOK。毎月の予定はPK LaboのInstagramで告知されます。

 

イベントもサステナビリティを意識して

この日は「食べられる植物をPK Laboのテラスで育てよう」という園芸イベントが開催されていました。参加者は、用意された野菜やハーブの中から好きなものを選んで植え付けを行います。

 

サステナビリティを大切にしているPK Laboらしく、プランターは牛乳パックなどの空き容器を再利用。イベントのお知らせを見て、軍手や空のパックを持ってきた方もいました。

PK Laboコミュニティータイム
▲通りに面したテラスでイベントを実施

 

最初にやってきたのは、以前にもPK Laboのイベントに参加したことがある親子。4歳の女の子は、夏に行ったタイダイ染めのイベントで染めたTシャツを着て来てくれました。家にあった服をおしゃれにリメイクして、お気に入りの一着に。サステナブルな暮らしを楽しむアイデアが、ここにも生かされています。

PK Laboコミュニティータイム

到着して一息ついたところでイベントがスタートしました。親子で相談しながら赤ピーマンと小ネギを選び、それぞれの容器にシャベルで土を入れていきます。

PK Laboコミュニティータイム
▲おしゃべりしながら何を植えるか考え中
PK Laboコミュニティータイム
▲家から持ってきた軍手をはめて作業開始!

PK Laboコミュニティータイム

PK Laboコミュニティータイム
▲「このくらいかな~?」とGJさんに聞きながら土を追加

 

植え付けが終わったら、容器に名前を書いてテラスのプランタースタンドへ。水やりや収穫はPK Laboに来たときに行い、それ以外の日はGJさんたちが管理してくれるのだそう。

 

毎週「トイライブラリー」を利用しているこちらの親子は「水曜日におもちゃを借りに来るときに小ネギを収穫して、夕飯の味噌汁に入れよう!」と話していました。

PK Laboコミュニティータイム

 

コミュニケーションを楽しむ

スタッフの二人は英語が主言語なのでイベントの説明も英語で行われますが、Michikoさんは日本語も話せるので、英語が苦手でも大丈夫。ここでは大人も子どもも、英語と日本語が混ざり合うコミュニケーションを楽しんでいます。

 

植え付けを終えた後、女の子は少し照れながらも、スタッフや居合わせた人たちと言葉を交わしていました。ママによると、普段はあまり英語を話さないけれど、PK Laboから帰ると自ら英語の動画を見たり、英語のフレーズを口にしたりするのだとか。ここで過ごす時間が良い刺激になっているようです。

PK Laboコミュニティータイム
▲イベントの後はテラスや屋内で思い思いに過ごせます

 

子どもを通じて自然と会話が生まれる

続いてやってきたのは10カ月の男の子とママ。PK Laboのイベントは比較的短時間で済むよう工夫されていて、小さなお子さんと一緒でも無理なく参加できます。

PK Laboコミュニティータイム
▲イベントは初めてという親子が来てくれました
PK Laboコミュニティータイム
▲「始めます!」とポーズをとって、さっそくスタート
PK Laboコミュニティータイム
▲Michikoさんが赤ちゃんを抱っこしてサポート

 

ママが植え付けをしている間、Michikoさんに抱っこされた赤ちゃんは終始ご機嫌。近くで遊んでいた子が様子を見に来ると、その子のママも加わって自然と会話が生まれました。初対面同士でも、子どもや子育ての話ですぐに打ち解けられます。

PK Laboコミュニティータイム
▲ママが見せてくれた葉っぱに興味津々
PK Laboコミュニティータイム
▲いろいろな親子と出会えるのも「コミュニTEAタイム」の醍醐味

 

地域の人たちとの接点に

「コミュニTEAタイム」は子育て中の人に限らず誰でも利用できるので、地域の方が訪れることもあります。この日は、同じ建物にある柴崎ファミリークリニックの先生が立ち寄ってくださいました。

PK Laboコミュニティータイム
▲休憩中、撮影に応じてくださった柴崎ファミリークリニックの院長、新藤克之先生
PK Laboコミュニティータイム
▲居合わせた親子は「知っている先生だね~」と笑顔に

 

PK Laboは外からでも中の様子が見えて、誰もが気軽に立ち寄れる明るい雰囲気。この場所を通じて、子育て世代と地域の人々との交流が少しずつ広がってきていきそうです。

 

豊かな経験のヒントがいっぱい

PK Laboを訪れると、MichikoさんとGJさんが作ったおしゃれでサステナブルな装飾や掲示物が目に留まります。この日は段ボールやオリーブの葉で作った紙漉きのポストカードが飾られていて、興味を持った親子がさっそく手に取っていました。

PK Laboコミュニティータイム
▲手作りポストカードのすてきなディスプレイ

 

調布白雲福祉会が運営する保育園、パイオニアキッズのアートインストラクターの先生でもあるMichikoさんとGJさんは、子どもたちの創造性を育むアイデアを次々と生み出し、PK Laboの活動にも取り入れています。家でも試してみたくなるような遊びのヒントがいっぱい。特別な道具がなくても、豊かな経験ができることを実践して見せてくれます。

PK Laboコミュニティータイム
▲ユニークなスタンプはMichikoさんが作ったもの
PK Laboコミュニティータイム
▲カードにスタンプを押して「これ、どう?」と楽しいひととき
PK Laboコミュニティータイム
▲「また来るね~」と満足そうな笑顔で帰っていきました

 

かげがえのない居場所

子育て中の親にとって、子連れで気兼ねなく過ごせる無料の居場所は何よりありがたいもの。利用者の皆さんは「何度でも来たい」「心の支えです」と口々に話していました。スタッフ二人の温かい人柄と地域に馴染むすてきな空間が、他にはない居心地の良さを生み出しているようです。

 

子育て中に「誰かと話したい」「リフレッシュしたい」と感じたら、PK Laboの「コミュニTEAタイム」にでかけてみませんか。地域の人たちとの出会いや、ほっと一息つける時間がきっと見つかるはずです。

 

PK Laboについては、コサイトのまち情報ページもご覧ください。

PK Laboコミュニティータイム

撮影:赤石雅紀

執筆者

京王線柴崎駅から徒歩3分ほどのところにある、子育て支援の拠点です。定期的に木製おもちゃなどを貸し出す「トイライブラリー」栄養士による離乳食講座「ベビーフードバー」子育て中の人たちの交流の場「コミュニティータイム」を実施しています。

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