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学校に行きづらい中学生のための新しい居場所-調布市教育支援センター「CANVAS」2026年4月開室-

2026年2月6日 公開

調布市では、不登校や登校しぶりのある中学生を対象に、2026年4月、調布市立中学校在籍の生徒が利用できる教育支援センター「CANVAS(キャンバス)」を新たに開室予定です。

 

学校に行きづらさを感じる中学生や、その保護者にとって、
「どこに相談すればいいのか」

「このままで大丈夫なのか」

といった不安や悩みは、とても身近なものです。

 

コサイト編集部は2026年1月に行われた説明会を取材。ここでは説明会の内容をもとに、調布市が大切にしている不登校支援の考え方や、教育支援センター「CANVAS」がどのような場所なのかを紹介します。

 

「学校に戻ること」だけをゴールにしない不登校支援

説明会の冒頭でまず語られていたのは、調布市が不登校支援において大切にしている基本的な考え方でした。一貫して伝えられていたのは、「学校への登校再開だけがゴールではない」という姿勢です。

 

「まずは心を休め、自分らしさを取り戻すこと。その上で、将来を見据えた社会的自立の土台を育てていく」

「不登校は決して特別なことではなく、誰にでも起こり得ること。保護者のせいでもない」

 

そうしたメッセージが、説明会を通して丁寧に語られました。

 

学校とは別に、安心して過ごせる居場所「CANVAS」

教育支援センター「CANVAS」は、調布市立中学校に在籍する中学生を対象とした、不登校支援の場です。

「学校の代わり」になる場所ではなく、学校と連携しながら子どもの心と学びを支える“もう一つの居場所”として位置づけられています。これまで調布市には、小学4〜6年生を対象とした適応指導教室「太陽の子」がありましたが、CANVASの開室にあたり、「太陽の子」も教育支援センター「太陽の子」へと名称が変更されるそうです。

・小学生(4〜6年生):適応指導教室(教育支援センター)「太陽の子」

・中学生:教育支援センター「CANVAS」

と、発達段階に応じた支援の場が整えられています。

 

「CANVAS(キャンバス)」という名前には、
一人ひとりが自由に、なりたい自分を描いていける場所であってほしい
という思いが込められています。子どもたちの意見も取り入れて決められたそうです。

 

利用の目安と、無理のない通い方

対象は調布市立中学校に在籍する生徒で、欠席30日以上が目安とされていますが、日数に関わらず不登校傾向があれば相談が可能です。

 

CANVASの開室時間は、月曜日から金曜日の原則9時〜15時。

通室は週3日までで、9時からの利用が基本ですが、体調や状況に応じて遅れての通室も可能です。曜日やペースは、スタッフと相談しながら決めていきます。

また、

・CANVASに通室した日は、在籍校と連携し「出席扱い」となる

・給食はなく、昼食は持参

・通室は徒歩または公共交通機関を利用

・服装の決まりはなく、中学生らしい服装でOK

など、保護者が気になる点についても説明がありました。

 

「行けない日があっても大丈夫」無理をさせない支援体制

指導員、心理士、教育支援コーディネーターなどが連携し、学習面だけでなく心のケア、学校や関係機関との調整まで幅広くサポートします。
朝から通うのが難しい日があっても問題なく、利用開始後に通えなくなった場合でも、急に退室を求められることはありません。

 

教育会館にある教育相談所 さまざまな悩みを相談できます

 

「選択肢がある」ことが、支えになる

説明会には、今すぐ利用を考えているわけではない保護者の参加もありました。

「はしうち教室に通う予定だが、もし通えなくなった場合でも別の選択肢があると思えると安心できる」「まだ先の話だが、いざというときの相談先を知っておきたくて参加した」といった声があり、“選択肢があること自体が支えになる”という印象を受けました。

 

また、適応指導教室「太陽の子」に通う小学6年生の保護者からは、「30日欠席を待たずに相談できると知れたことが大きかった。ただ、相談のタイミングはとても難しい」といった率直な声も聞かれました。

「学校に戻ることがゴールではない」
「一人ひとりに合う支援を一緒に考える」

説明会全体を通して、そんな姿勢が一貫して伝わってきました。今すぐ利用しなくても、「相談できる場所がある」「選択肢がある」と知っておくだけで、保護者の心は少し軽くなるのではないでしょうか。

 

入室を検討している方へ

説明会では、今後のスケジュールや入室までの流れについても案内がありました。
現在、体験入室の対象となっているのは中学1・2年生で、中学3年生は現在利用できません。また、小学6年生は中学校入学後に申し込みとなり、中学校との連携が必要なため、まずは中学校の先生との関係づくりを大切にしてほしいとのことでした。

 

入室にあたっては、まず教育支援コーディネーターとの面談があります。
3月中に体験を希望する場合(4月入室予定)は申込フォームから面談日を申し込み、4月以降は電話で随時相談を受け付けています。

「利用できるか迷っている」「まず話を聞いてみたい」という段階でも相談は可能です。
入室を検討している方は、まずは電話でご相談ください。(電話:042-482-7718/7719)

 

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教育支援センター「CANVAS」基本情報

・所在地:調布市布田4-17-10(調布駅徒歩3分)

・開室:2026年4月予定

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調布市では、不登校の子どもたちが、学びや人とのつながりが途切れてしまわないよう、CANVAS以外にも、いくつかの相談先や支援の場を用意しています。

「今すぐ利用するわけではないけれど、少し話を聞いてみたい」
「いざというときの相談先を知っておきたい」
そんな方は、以下の記事や情報も参考にしてみてください。

 

コサイト記事

不登校・登校しぶりの悩み、どこに相談すればいい?

「学校に行きたくない」と言われたら(前編)

「学校に行きたくない」と言われたら(後編)登校しぶり・不登校になってしまったら 

 

調布市HP

不登校児童・生徒への取組(外部リンク)

調布市における不登校児童・生徒の相談支援(PDF) (令和7年9月時点)

 

 

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