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子育てお悩み相談室

第31回
不登校・登校しぶりの悩み、どこに相談すればいい?

2024年5月17日 公開

子どもが学校に行きづらい・行かない状態になると、子ども自身だけでなく保護者も悩みを抱えて孤立しがちです。特別なことではなく、どの家庭でも起こりうる不登校や登校しぶり。調布市内の相談先やさまざまな支援の取り組みについて、コサイト編集部が集めた情報をまとめました。

 

調布市における相談先

調布市教育委員会や調布市子ども・若者支援地域ネットワーク()の構成機関が行っている相談事業では、教育や心理、福祉などの専門家が相談者に寄り添って一緒に考え、必要に応じて関係機関と連携しながら支援を行っています。

 

 

●スクールカウンセラー

対象:小学校1年生~中学校3年生
調布市立小学校・中学校全校にスクールカウンセラーが配置されていて、校内の相談室や空き教室で保護者や児童・生徒からの相談に応じています。在籍している小学校・中学校へ直接連絡して利用します。

 

教育支援コーディネーター、スクールソーシャルワーカー

対象:小学校1年生~中学校3年生
学校に行きづらい・行っていないお子さんのこと、学校や教員についての相談、教育・養育に関する困りごとの相談に専門家が対応。調布市が行っているさまざまな支援についての質問や相談、「どこに相談したらいいか」という問い合わせもできます。

 

教育相談所

対象:3歳~18歳くらい
友達とうまくいかない、集団になじめないなど、子どもについての心配事を相談できます。「来所相談」や匿名でも可能な「電話相談」、学校で特別な支援を必要とする子どもに関する「就学相談」のほか、年に4回「学校に行きづらい子どもの保護者の集い」を開催しています。

関連記事:行ってきました「学校に行きづらい子どもの保護者の集い」

調布市教育会館教育相談所
▲教育相談所は市役所の近くにある教育会館内にあります

 

調布市子ども家庭支援センターすこやか

対象:市内在住の0歳~18歳の子どもと保護者
子どもと家庭についてのさまざまな相談ができます。保護者だけでなく児童・生徒本人からの相談も受け付けています。

調布市子ども家庭支援センターすこやか
▲国領駅すぐそばのココスクエア内にある「すこやか」

 

調布市子ども・若者総合支援事業「ここあ」

対象:おおむね中学生以上
学校や家庭などの困りごとについて、おおむね中学生以上の子ども・若者とその家族からの相談に対応。児童扶養手当・就学援助などを受給している家庭の中学生を対象に学習支援も行っています。

調布市子ども・若者総合支援事業ここあ
▲相談や学習支援、居場所の提供を行っている「ここあ」

 

調布市による児童・生徒への支援

調布市では相談事業や各学校における校内支援(別室登校など)に加えて、子どもの状況に応じたさまざまな支援の取り組みが行われています。利用にあたって条件等が設けられている場合があります。それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。

 

 

●訪問型支援「みらい」

対象:調布市立学校に在籍する小学校1年生~中学校3年生
教育支援コーディネーターや心理士、スクールソーシャルワーカーが不登校児童・生徒の自宅や地域の公共施設、学校などで悩み事の相談や学習支援を行います。
問い合わせ:教育委員会指導室 042-481-7718・7719

 

調布市適応指導教室 太陽の子

対象:調布市立小学校に在籍する4年生~6年生
不登校状態またはその傾向にある児童が、在籍校に籍を置いたまま通える教室。個別課題学習やグループ活動、子どもの多様な学びをサポートします。
問い合わせ:教育委員会指導室 042-481-7718・7719

調布市適応指導教室 太陽の子
▲のびのびと過ごせる雰囲気が魅力の「太陽の子」の室内

 

調布市立第七中学校はしうち教室

対象:調布市立中学校に在籍する中学生
不登校状態から回復期段階に入った生徒が小集団の環境で学ぶ教室。学びの多様化学校分教室として文部科学省の認可を受け、ゆとりある時間割で学びます。
問い合わせ:教育委員会指導室 042-481-7718・7719

学びの多様化学校調布市立第七中学校はしうち教室
▲はしうち教室では「表現科」や「コミュニケーションスキルトレーニング」など独自のカリキュラムも

 

●不登校児童生徒支援プロジェクトSWITCH
調布市教育委員会が東京学芸大学と連携して行っている、学校に行きづらい子どもたちへの支援プロジェクト。大学生・大学院生のスタッフが「お兄さん・お姉さん」的な役割で関わり活動しています。

 

メンタルフレンド」
対象:小学校1年生~中学校3年生
学校を長く休んでいる小・中学生の家庭に東京学芸大学の学生を派遣し、ゲームやおしゃべり、勉強などを行います。利用を希望する場合は児童・生徒が在籍する調布市立小学校・中学校へ連絡。

 

「テラコヤ・スイッチ
対象:小学校4年生~中学校3年生
学校を長く休んでいる、または休みがちになっている小・中学生のための居場所。毎週木曜日の午後4時から6時まで、学生スタッフと一緒に小さな集団でさまざまな活動をします。
問い合わせ:教育委員会指導室 042-481-7585

調布市の不登校支援
▲各種パンフレットは調布市のホームページからダウンロードできます

 

地域の関連機関・居場所

●調布子ども・若者支援地域ネットワーク
ひきこもりや不登校など生きづらさを抱えた方に適切なサポートを届けるための連携を目的としたネットワーク。子ども・若者総合支援事業「ここあ」が総合相談窓口となり相談に応じています。
関連記事:子育てお悩み相談室「ひきこもり」「不登校」の相談はどこに?

調布市子ども・若者支援地域ネットワークリーフレット
▲「調布市子ども・若者支援地域ネットワーク」のリーフレット

 

特定非営利活動法人 青少年の居場所 Kiitos

さまざまな事情で生きづらさや困難を抱えている10代・20代の子ども・若者のための居場所。ボランティアの方々が居場所を提供し、学習支援や食事の提供なども行っています。

 

調布市青少年ステーション CAPS

全国でも珍しい、中学生・高校生世代のための児童館。スタッフとおしゃべりしたり自習したり、自由に過ごせる居場所として利用できます。

 

青少年交流館

青少年が交流する居場所として、共有スペースやパソコンコーナーを開放しています。小学生・中学生・高校生の利用は午後1時30分から。

 

学校に行きづらい・休みがち・不登校の子の親の会「ちょこおや」

学校に行かない子どもの保護者が始めた会。当事者の親たちがそれぞれの体験や思いを話したり、情報交換したりしてつながれる場所にしたいという思いで活動しています。

 

ちょうふ若者サポートステーション

学校中退や進路未決定で就労・就学していない状況にある15歳以上の方を対象に、就労に向けた相談・支援を行っています。

 

学習教室ミライエ

NPO法人子どもの未来を紡ぐ会が行っている学習支援事業。小学校高学年から高校2年生までを対象に、学ぶ意欲と自己肯定感の育成を目指した学習支援を行っています。

 

関連記事

ある日突然、子どもが「学校に行きたくない」と言いだしたら一体どうしたらいいのでしょう。調布市教育委員会指導室の皆さんに伺いました。
※記事公開時(2020年7月)の情報です。

 

子育てお悩み相談室

【前編】「学校に行きたくない」と言われたら

【後編】登校しぶり・不登校になってしまったら

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